夏花の散りきょうの詩は梅雨入り前に咲き始め終りには花期を終える紫陽花の散りに対する思い ある花の終演 人の終演はおくりびとが集うが この花に集うものはいない 確かに来夏には会えるが 「すてきな彩り、ありがとう」 そういう声もかからない私 私を見る人の忖度にも左右されず 季の始まりを感じ 旬の訪れを咲く彩で知らせ 枯れで花の終えを告げて消える その自然体の色の消えが美しい。