こんにちは、呂芸です。
今回は幕末から明治時代の文明開化絵柄の江戸縮緬をご紹介したいと思います。
まずは幕末から明治維新にかけての日本の風俗を影絵のようなタッチで表現した江戸縮緬から。
霞かかった空気感はいかにも幕末から明治初期の雰囲気といった感じでしょうか。
影を用いた幕末から明治の浮世絵絵師・葛飾応為のような作風にもよく似ています。
こちらは明治の文明開化をよく表現した江戸縮緬です。
蒸気機関車や蒸気船、さらに自転車、手紙、電線と明らかに生活スタイルの変化が見て取れます。
手紙の宛先に「ユウゼンゾメユキ」「スグウレル」などあまり気が付かれないところで職人の遊びが見える一枚です。
汽車と郵便そして電気も明治時代に導入され人々の生活を一変させました。
生活にゆとりができると新しいレジャーも流行します。
こちらの一枚は西洋より導入されたスポーツです。
自転車・サイクリングに乗馬、スケートそしてボートとそれまでの日本にはなかった西洋スポーツが絵柄として描かれた江戸縮緬です。
色味もはじめの影絵に比べますと明るくなっている気がします。
そして明治といえば富国強兵です。
蒸気機関の軍船と整備された港、そして江戸城でしょうか、門から出てくる日本陸軍の姿が描かれてます。
こうやって見ると古布は時代を映す鏡ですね。
布地はいずれも江戸縮緬となります。
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