和の文様14 城内絵巻物 | 呂藝のブログ

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こんにちは呂藝ブログ中の人です爆笑


宮中や城内の絵巻物ってありますよねニコ



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これは喜多川歌麿「深川の雪」です星
だいたいこーいった室内絵って横長ですよねニヤリ

それを襦袢の柄にしたらどーなるでしょー??

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縦長ー!!!!

思いっきり力業やないか無理やりすぎるやろーーアセアセ





でも細かい芸はさすがですよ



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ふすまに描かれたトラはまるで長沢芦雪のようびっくり




そんなふすまの前には

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しっかりと葵の紋が描かれておりますキラキラ




ここから上に描かれているのがこちら
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横長な山水画富士山



その上にはさらに
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…うん確かにキレイキラキラそれぞれ描かれたモチーフの描写技術はさすが江戸職人…


でもやっぱりムリがありますってーアセアセ
どーゆー室内構造だよ、このウチ住みにくいでしょ
私なら五分で迷子です


で絵巻や屏風絵などは元から遠近法無視した独特の描き方ですよね
描きたいモチーフを色々な角度から描く、
こういった画風の画家っていましたよね


パブロ・ピカソ



だからこの襦袢は縦長のキャンバスに描かれたジャパニーズ・キューブリズムと言っても過言ではないのです!!!!


…といった意見が今回一番の力業でしたね



(吉)