今日は、会社にたまっていたスクラップ片の片付けをしました。

「少し片付ければ終わるだろう」

始める前は、そう思っていました。

しかし、そこに待ち構えていたのは、短いパイプ、細長い鉄板、何に使ったのか思い出せない金物たち。

「これは、いつか使うかもしれない」

鉄工所では、この言葉によって多くの端材が命を救われます。

ところが、その「いつか」がなかなか来ません。

助けられた端材たちは工場の片隅で仲間を増やし、気がつけば立派なスクラップ軍団になっていました。

一つずつ確認すると、どれも微妙に使えそうです。

これが一番の罠です。

「捨てた直後に必要になるかもしれない」という不安と戦いながら、今日は心を鬼にして仕分けました。

鉄は、一つなら大したことがありません。

しかし、まとまると突然本気を出します。

持ち上げるたびに、腕と腰へ「鉄を甘く見るな」と教えてきます。

黙々と片付けを続け、ようやく作業場が少しスッキリしました。

片付けてみて改めて分かったことがあります。

会社には、ちゃんと床がありました。

スクラップは減りましたが、疲労は増えました。

それでも、目に見えてきれいになる仕事は達成感があります。

おそらくスクラップは、これからも少しずつ増えていくでしょう。

なぜなら、仕事をすれば端材が出るからです。

スクラップ軍団との戦いは、まだまだ続きます。

とりあえず、今日のところは私の勝ちということにしておきます。

 

 

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