最近また「ギヴン」を観ました。
馴染みの無い方には何それ?ですが
BL漫画です。
ギヴンは比較的エチな要素が少ないので、アニメ化も普通にテレビで放送されたりしていました。
そしてBLは少女漫画より、レディースコミックより好きです。
なぜなら疑似恋愛にならないから。
純粋に推しを推せる。
さて、BL界ではもうすでに超有名なこの作品。
私は音楽業界、しかも下北沢界隈でうろつく民としては、身近な題材。
登場人物の恋愛や、音楽に対する考え方とかは二の次で、見たことある景色や機材、この界隈での音楽との関わり方、イヤというほど解っているので、それに関してのあり方に違和感があるとモヤモヤして体のあちこちが痒くなる様な気持ちになります。
私は作者さんについては詳しく無いですが、普通に漫画家さんとして活動されているのかもしれないですけど、BLの界隈とか同人誌から商業漫画家になる人も(同人誌が人気で、普通の有名漫画雑誌に連載してる人より稼いでいる人は多いらしい)結構いるらしいので、もしかしたら、本業とは別に漫画を描かれている人なのかもしれない。
いくつかのBLを読んでいて思うのは、専門的な内容を盛り込んだ職業モノBLの場合、
本当に作者がその業界で生活していて、副業や趣味として描いてる場合、やたら仕事内容が専門的で詳しかったりする。
でも、音楽の業界は、イラストを描きますというミュージシャンはいるだろうけど、自分で漫画を描きます、って人はそういないだろう。
ミュージシャンはアーティスティックな二足の草鞋を履きたがる人は多くいるけど、さすがに時間的にも労力的にも物理的にも難しいだろう。
なので、バンドものの漫画を描く人は、何らかの楽器や音楽そのものは好きだけど、バンドはやっていないだろう。
他のBLでバンドものを読んだ時、私の職場が使われていた事が分かった時がある。
こっそり取材したみたいだけど。
BLなので、音楽の事をストーリーにしたいわけでは無く、その環境で普通に起こる出来事で彩りを付けている、てことだよなぁ。
ギヴンは、映画館でまず観たんですが、他の見に来てた女の子達が、
感動〜!もう号泣だったよ〜
と言っていたのだけど、私にはどこが号泣ポイントなのか全然分からなかった。
面白いし、音楽もいいし、ストーリーも良い。けど号泣するほど?とは思ってしまう。
まぁ若い腐女子さんなら尊いカプとは思うだろうし、春樹と秋彦の恋愛は紆余曲折して辿り着いているのでより尊さが増すのだろうな。