クリスマスが近づくと
じんぐるべー
じんぐるべー
と、人前でははしゃいでみせるが
子どもの頃から何故か悲しい切ない気持ち
まったく得意じゃない
きれいなイルミネーションを見ると
きれい過ぎて飛びこんで死にたくなる
と、姉に言って心配させた
賑やかな幸せそうな人達の
知らないところで
寂しく悲しい気持ちの
子どもや動物がいっそう切なすぎる
そんな感情
昔から落ち込む
今年はいろいろあった
1年前からボランティアを始めて
救われた命と救えない命をみた
人間の勝手な感情に
翻弄され、被害を受ける
動物が多いことも知った
どれだけ説明しても
まったく聞く耳も持ってもらえない
もどかしさも知った
猫のために強くなろうと思っても
救ったつもりが逆に
命を短くさせることもあるのではないか
と迷いもでた
脱走して行方不明の
ちょうど一年前に
赤ちゃんちび子がいた
物置下の穴を毎日眺めては
私が保護しなければ
ちび子は野良として餌をもらって
外で強く生き延びていたかも
いや、違う
冬を越せずにいたはず
でもやっぱり…
と、自分のしたことは猫にとって
余計な事ではなかったかと
何度も繰り返し落ち込む
私も過去に脱走させたことがある
網戸に飛びかかって飛んでいったり
息子や私と玄関から出たり
怖がりじゃないからまったく逃げなかったので助かったけど
脱走については猫の習性であって
予想外であり得ることだと思う
批判するつもりもない
私が落ち込むのは
なんのために野良を保護しているのか
家猫が外に出るとどうなるかを
保護活動を知らない人に理解してもらう説明が足りなかったこと
脱走防止や脱走した時の猫の感情や習性
探して捕まえることが出来ることなどを
最初に伝えきれていなかった
後悔で後悔で後悔で
ダメダメ人間
もうひとつ残された心配事もあり
外の猫達も心配
だけど思うように動けず
座っていることができなくなり
体調不良で仕事を休みまくり
ずいぶん長いこと引きこもっていた
感情をなくしておかないと
何もかも終わらせたくなる
人の優しさに触れて浮いたり
果てしなく沈んだり
沈んだり
でも
切ないだけで何もできなかった私が
今、ほんの少し
本当に少しだけど
応援できる術があること
それによって持ち上がることを
教えてくれた皆様に感謝
これがあれば大丈夫
冬は嫌い