《続き》
高校に入って
ダンスを始めてからは
人生が輝き出した
自分を表現できている感覚
なぜか自信があった
どんどん湧き出てくる感覚
カッコよくなりたい
夢はどんどんと大きくなった
同時に人付き合いも
親友が出来たり
発言も出来るようになっていた
バイトもした
何の為にそんなに働いてたのか
毎日必死に働いた
何か欲しいものがあった訳ではなく
自分でお金を稼ぐことに
自分の力を感じた
嬉しかった
でも、深いところには
そうする事で
何かを埋めようとしていたのかもしれない
自分を知りたくて
自分を探していたのかも
「認められたい」
欲求が
ダンスとして
お金を稼ぐ事として
発していたんだと思う。
高校を卒業し、
ダンス仲間と出会い
仕事にも就かず
ダンスに明け暮れていた日々
世界は私中心に回っていると思っていた時期
好きなように生きていた
ある日ダンス仲間達が集まって会話しているところを私が遅れて行き会話を耳にした。
「あいつはホント性格悪いよな」
「腹黒いわ」
好き勝手に生きていたけど
「性格悪い」「腹黒い」
私にあるなんて
思ってもなかった事。
自分のどこが、どんなところが性格悪いのか
自分を知らない私には
全否定された感じで
その瞬間
『バタン』と
何かを閉ざした。
あれをきっかけに、人間不信になった
今思えば、彼女達は軽い感じで冗談ぽく言っていたのだろう。
でも、私は一気にあの幼少期の頃に戻った感覚
忘れていた何かを思い出した。
その頃の私は彼女達に言い返せるほどの強さはなかった。
ありのままという自分の扉を閉じたのだ。
そこから、心のヒキコモリが始まっていたのかもしれない。
その頃からのダンスはどこか
狂気的な感情というか、周りを敵にしたような
ダンスをしていたと思う。
気持ちよく踊るというよりは
戦っている。競っている。
誰にも何も言わせない
黙らせてやる。みたいな
感情をおもいっきり出して踊った
光というよりも
どちらかというと
闇の部分
そう。
私のダンスは
闇の感情でできていた。
そんな私を許せなかった
今思えば、誰もが認める、カリスマ的ダンサーとして有名だった私が、
いつまでも自分を認められなかったのは
その闇な感情でダンスをしている自分を
否定していたからだった。
でも今なら気づけた。
闇の私が
最高のダンスを演じれていた
人々の心を揺れ動かす
涙させるくらいの
影響を与えていたんだ。
私の人生は
ほぼ 闇 の中。
この自分が好きなのかもしれない。
これを味わいに
この地球に生まれてきたんだ
今では
もっと自分が好きになった。
性格が悪い私も
腹黒い私も
ありのままの自分をもっと出していきたい
それが私の魅力と感じれている。
闇の私を
もっと知りたい
もっと感じたい
