徘徊妻、情緒不安定夫とゾンビが行きつく先はそう、IKEA!



先日、とある映画祭で「東京公園」を観ました。

2011年 日本
監督 青山真治
出演 三浦春馬、榮倉奈々、小西真奈美、井川遥、染谷将太

 カメラマンを目指す光司(三浦春馬)は東京の公園を巡り、家族写真を撮りためていた。ある日、彼がいつものように被写体に向けてシャッターを切っていると、突然現れた男性(高橋洋)に難癖をつけられる。ところが後日その男性から連絡が入り、公園に娘連れで出掛けるある女性(井川遥)を尾行し、その写真を撮ってほしいと依頼され……。 

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これはねぇ・・
本ブログの方で書こうかと思ったのだけど・・
こっちで書きたいと思う。罵詈雑言の数々だから。

感想と言っても、結局それぞれの好き嫌いだと思うので、単に私個人の意見って事でご容赦願いたい。

・・・・・・・
・・・・・・・
まずね、上映開始から10分も経たないうちにワタシ思ったわ。



まぢ、
ク○つまんねぇ!


・・ごめんなさい。

言葉が乱暴で。

でも、深窓のお嬢さまと、私の中で評判名高いワタクシが←ついぞ口にしたこともないような、お汚いお言葉がうっかりお口から飛び出てきそうになるくらい・・・そう、観ているのが辛かった。この映画。

誤解なきよう言っておきたいのだけれども
ワタクシ、青山真治監督は決して嫌いじゃないの。
北九州サーガなんて大好きだし。

この映画祭の授賞式で「奇跡」で賞を獲った是枝監督が「プロデューサーから『新幹線でひとつ映画を宜しく』と言われまして・・」ってスピーチしていて。
それをきいて私思ったの。

青山監督も『東京の公園でひとつ・・』って、何かお題でも出されたのかって。
だから、こんなヘンテコリンでチンチクリンでペーラペラな映画になっちゃったのかって。

でも、どうやら原作があったのね。
原作通りなのか、相当改変したのか・・、
どちらにしても、何だろうこの感じ。
ずっと私の胸の中は「はぁ?」「はぁ
何言ってんの」の連発よ。
この場合、かなり語尾が上がり調子の「はぁ?」ね。
喧嘩上等のアレね。

なかなか本題に入らなくてごめんなさい。
もうね、どこから手をつけていいのかわからない程沢山あるの、文句が。
だからもう、箇条書きにするわ。


・ねぇ、主演の三浦なんちゃら君。
 まず生気がないわ。血気盛んな大学生なハズでしょ?○○○る友人役より覇気がないってどうしたことかしら。 何があっても無感動なその表情は演出?大根?教えて! 草食系じゃおさまらない。そうね、プラスチック系。アンタは生体反応ゼロ系よ。

・そんなゾンビ三浦と小西真奈美が血の繋がらない姉弟ってことは、かなり後にわかるの。

・パーティーで、その姉弟が遠く離れた窓越しに目があうの。そしたらね、互いにニコッとほほ笑み合うの。心の中で絶叫したわ「欧米か!気持ち悪!」と。

・作家島田雅彦が酔客の役で蘊蓄を述べるシーン。その演技が酷いのは言うまでもないんだけど(酔っ払って、喋りながら寝てしまうという難しい演技を何故彼に求めたのか)、どういうわけか人生を「東京の公園」に絡めて小難しくブツブツ言うのよ。それがまた何言ってんのか、さっぱりわからないの。なんなの?馬鹿なの?

・あ、何言ってんのか、さっぱりわからないって点では、この映画全般に言えることなんだけど!!

・ともかく上っ面だけのお洒落気取った、中身のない会話の連続!!こっちはあくびの連続!

・井川遥が一人二役(主人公の亡母、主人公が尾行をする主婦)をやっているのだけど、友人に指摘されるまで、その2人が似ていることに全く気が付かないの主人公が。「似てるかなぁ・・」だって。似てるどころか、どう見ても同一人物だろうが!カメラマン志望とか言う前に眼科行けや!

・突然始まる小津安二郎的なカメラワーク。それがまた前後との繋がりに違和感あり過ぎ。(「小津の『東京物語』へのオマージュ?!冗談も休み休み言ってというか、休みながらでも言うな!ってレベル。 なめんとんのか、ワレ!)

・無理くりすぎるオカマのマスターの役どころ(お洒落バー経営。出演者は常連)

・そう、全部取ってつけたかのような役設定。榮倉演じる富永以外、まずリアリティがない。その冨永ですら、終盤では意味不明な事を言いながら泣きだす始末。

・お母さん、死んじゃうの?!と思ったら、眠っただけとか、紛らわしすぎるわよ、演出!

・どんなお仕事してるのかしら。豪華な1人暮らしの小西真奈美のマンション。

・そこへ急な来客(弟)。でもお洒落なランチがすぐに出来上がる。お前の家、レストランか。

・歯医者の妻、井川が素敵な格好で、ベビーカーを押しながら連日東京中の公園をぐるぐる回る。まるで井川遥のプロモーションビデオ。いちいち立ち止まっては、20m先を眺めて目を細めて1人ほほ笑む。マダム雑誌の撮影か!(娘はとっても可愛い。でもそれがまたマダム雑誌感を強めているっちゅー)

・その井川の夫は尾行の依頼人、歯医者。この男が
予約客すっぽかして外出するわ、仕事中にメールするわ、送られてきた妻の写真を見て考え込むわ、昼間から公園で呑んだくれるわで、まず自分が病院へ行った方がいいような情緒不安定ぶり。加えて胡散臭いパーマ。どこの美容院だよ、それ。

・地図上に点々と散らばる妻の出没地域を見て叫ぶ歯医者。『そうか、アンモナイトか!』 歯医者辞めて探偵やれや!!!名推理すぎるわ!!


・開業医の夫が、仕事をしているべき時間帯に、お酒の臭いをプンプンさせて(だって瓶とかボトルのままラッパ呑みしてる)、突然自分の目の前に現れ、そして一言『帰ろう』という。あなたなら、まず第一声になんと言うだろうか。そう、そうでしょ?私だってそうよ。しかし、井川遥演じるこの妻は違うの。ニッコリと微笑むだけ。挙句、夫が急にカメラ向けても「ニッコリ」 。頭大丈夫?

・ラストはIKEAのCMのようなシーン。不自然極まりない。全員が顔見知りではない二組のカップルが、
IKEA店内で遭遇。かなり遠目でお互いの存在に気がつき、そして全員ニッコリと会釈し合う。最後まで気持ちわりぃ!!
てか、お洒落を気取った最終地点がIKEA?!ちょっと、せめてコンランショップにしてよ!


もう・・全てが 

バカ野郎!!!


・・・・

きっと青山監督の細かい演出の意図とか色々あるんでしょうね。知らんけど。

でも、何もかも上手くかみ合ってないの。全部チクハグなの。
それ以前に脚本がド素人から見ても酷いの。

行間を読ませるような、雰囲気を感じ取れ・・みたいなシーンがあったかと思うと、くどくどと退屈で抽象的な会話が続いたり・・一貫性がないのも疲れるわ。
結果、観る側には何を言わんとしているのかが、全く伝わらないの。
少なくとも私には。ま、伝えようとしていることがあれば、の話なんだけど。

きっと「この空気感を感じて欲しい」的な作りなんでしょうけども!
何も感じねぇ!!
(怒) 

主に三組の人間関係、恋愛関係が軸になってはいるのだけれど
進みそうで、進まない・・を繰り返した挙句、急に尻つぼみ的に都合よく納まるところなど・・・・全体的に説得力も現実感もありません。

全てがあまりにも綺麗すぎて、雰囲気先行で、そして嘘臭いわー。

一部では評価も高く、海外で賞も獲ったとか獲らなかったとか。
私の感性が鈍いのか知りませんけど、何せ
退屈で仕方ありませんでした。
映画って娯楽だと思うから、どんな内容にせよ、観客が退屈しちゃイカンだろうと思うわけ。

もっと若くて格好つけたがっていた年頃なら「なんかわかるぅー」とか、ほざいていたかも知れないけどね。

そんなヤサグレてしまった私のまとめは
「単なるとっちらかった、雰囲気映画」
「小西真奈美のオデコがピカピカに光りすぎて、なんか集中できない映画」

とりあえず、予告編貼っておきます。


無理矢理に悪くないなーと思った箇所をあげると、
榮倉奈々の可愛いキャラが主人公と2人でおでんやケーキ、ワイン、豆大福を美味しそうに頬張るシーンが微笑ましいのと、榮倉と主人公、そして主人公友人の面白みのある関係性は良かったと思う(結局それも有耶無耶な表現で終わるんだけど)

そして、何よりその友人役の染谷将太がピリッと効いていた。
彼がいなかったら辛かったわね。


結論:染谷君の次回作「ヒミズ」は楽しみで仕方ない。←

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観てない人には、何のこっちゃわからない感想だったと思います。
年末のこの時期に、こんな事書いてる場合でもないのだけれど、
この忙しない時期に、長い文句を読んで下さった方、有難う御座います。


では、皆さん よいお年を。