きしんこす さかしきわうか
  いさきよき さいかうわきし かさすこんしき

(疑心越す 賢しき王が 潔き 再講和帰し 挿頭す金色)

解説

疑心(ぎしん)は「疑いの心。疑い。うたぐり。」、賢しい(さかしい)は「才知がすぐれ判断力があるさま。かしこい。賢明である。」「心がしっかりしている。気丈である。」「すぐれて見えるさま。じょうずである。気がきいている。」「健康であるさま。」、王(おう/わう)は「国家や領地を治める最高の地位の人。」、潔いは「思い切りがよい。未練がましくない。また、さっぱりとしていて小気味がよい。」、講和(こうわ/かうわ)は「交戦国が、互いに協定を結んで戦争をやめ、平和を回復すること。」、帰するは「あるところに落ち着く。最後にはそうなる。」、挿頭す(かざす)は「草木の花や枝葉、造花などを髪や冠にさす。」の意味です。

余談

この歌は、アニメ映画「金の国 水の国」を見て、それをモチーフに書いた歌です。

雑感

とても面白かった。

以下少々のネタバレあり。

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交易で栄える「金の国」と自然豊かな「水の国」。

それぞれの国の末端に位置するとも言える、姫や青年が手と手を取り合って活躍していく姿は、非常に見ごたえがあった。

印象的なのは、権謀術数的な意味も含まれているであろう、賢い国である「金の国」の末端に位置するお姫様は、非常におっとりして優しく、反対に、あまり危機意識を持っていないであろう、美しい国である「水の国」の末端に位置する青年は、非常に機転が利いていて、頭が切れる、という点。

つまり「金の国」では、おっとりして優しい姫は、一番下と見られており、一方で「水の国」では、頭の切れる青年は社会的には末端に位置しているので、姫と出会わなかったら、その才能は開花しなかったはずだろうが、その一番末に位置する二人が、両国を動かすまでの働きをするのは、とても爽快だった。