なかきえつ さほふほにきさ
  めうのねの うめさきにほふ ほさつえきかな

(永き悦 座法歩に危座 妙の音の 梅咲き匂ふ 菩薩良きかな)

解説

悦(えつ)は「喜ぶこと。うれしがること。」、座法(ざほう/ざほふ)は「座り方の法式。仏・菩薩 (ぼさつ) や仏徒などの結跏趺坐 (けっかふざ) ・長跪 (ちょうき) などがある。」、歩(ほ)は「歩くこと。また、その足の運び方。」「物事が進んでいくこと。物事の進行。」、危座(きざ)は「きちんとすわること。正座。端座。」、妙(みょう/ね)は「極めてすぐれていること。すばらしいこと。絶妙。」、菩薩(ぼさつ)は「仏の位の次にあり、悟りを求め、衆生を救うために多くの修行を重ねる者。文殊 (もんじゅ) ・観音・弥勒 (みろく) ・勢至 (せいし) ・普賢 (ふげん) など。元来は釈迦の前生時代の称で、大乗仏教がおこると、将来仏になる者の意で用いられるようになった。」の意味です。

余談

この歌は、霊界物語の下記部分を読んで、それをモチーフに書いた歌です。

『霊界物語 第26巻 第3篇 神都の秋 第11章 言の波』(「霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~」さん)


雑感

三千世界一度に開く梅の花

ということで、ミロクの世の到来を言祝ぐ歌です。

今日辞書見て知ったけど「菩薩」って「菩提薩埵 (ぼだいさった) 」の略やったんか。

般若心経に「菩提薩埵依般若波羅蜜多(ぼーだいさったーえーはんにゃーはーらーみーたー)」とかいう箇所があるけど、菩薩のことやったんか……。

それにしても霊界物語は、菩薩とか観音とかエスキリストとかマホメットとかエンゼルとか、各宗教の用語が出て来てやばいな。

聖書とか法華経とか、他の宗教の知識ないと、これ、さらっと読んでたら気付かんやんけ……。

霊界の太陽は現実界の太陽より七倍明るいとか、ふーん、そうなんだって読んでたけど、後で聖書にその話があるのを知って、まじか、となった記憶がある。

あと「ゲッセマネの園」とか、霊界物語特有の地名かと思ってたら、超有名な所らしいし……。

あと「欲野深蔵(よくのふかぞう)」という人が、霊界に行って閻魔大王様がいるっぽい所で、審判的なものを受けて地獄に落ちている部分を読んだときは、なんかアニメ「笑ゥせぇるすまん」に出て来るような適当な名前だなぁ、と思っていたら、この人は渋沢栄一がモデルという説があるし……。