しくつうく かとのなはきゆ
  きつくむく つきゆきはなの とかくうつくし

(四苦痛苦 下土の己は消ゆ 来着く無垢 月雪花の 左右美し)

解説

四苦(しく)は「仏語。人間のもつ、四つの根元的な苦悩。生・老・病・死。」、痛苦(つうく)は「痛み苦しむこと。また、そのさま。苦痛。」、下土(かど)は「大地。下界。」、己(な)は「自称。わたくし。自分。」、来着く(きつく)は「到着する。」、無垢(むく)は「仏語。煩悩のけがれを離れて、清浄であること。」「けがれがなく純真なこと。うぶなこと。また、そのさま。」、月雪花(つきゆきはな)は「雪と月と花。四季の自然美の代表的なものとしての冬の雪、秋の月、春の花。四季おりおりの風雅な眺め。せつげっか。」、左右(とかく)は「雑多な事態を包含的に指示する。あれこれ。あれやこれや。何やかや。さまざま。いろいろ。とかくに。」「ある事態の詮索や拘泥を打ち切って、判断や意志を決めようとする気持を表わす。いずれにせよ。何はともあれ。ともかくも。とにかくに。とかくに。」の意味です。

余談

この歌は、霊界物語の下記部分を読んで、それをモチーフに書いた歌です。

『霊界物語 第26巻 第1篇 伊都宝珠 第3章 真心の花(二)』(「霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~」さん)

 

雑感

それにしても下記曲がすごい。これを聴きながら霊界物語読んでいたら、さっぱり別世界に入り込んだ感覚になってしまった。
 

『ヴァイオリンソナタ - I -』(「Sakuzyo Official」より)