ふらはかと みつなはのこり
  をかまむま かをりこのはな つみとかはらふ

(振らば下土 神綱は残り 拝まむ間 薫り木の花 罪科祓ふ)

解説

振るは「からだの一部を、また物の一方の端をもって上下・左右・前後に何度も繰り返すようにして動かす。」、下土(かど)は「大地。下界。」、神(み)は「霊的な力をもつものの意。‘山祇(ヤマツミ)’‘海神(ワタツミ)’など他の語と複合して用いられる。」、木の花(このはな)は「木に咲く花。特に、桜の花や梅の花。」、罪科は「つみと、とが。罪過。」の意味です。

余談

この歌は、霊界物語の下記部分を読んで、それをモチーフに書いた歌です。

『霊界物語 第24巻 第4篇 蛮地宣伝 第14章 タールス教』(「霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~」さん)


雑感

三千世界一度に開く梅の花

ということで、ミロクの世の到来を言祝ぐ歌です。

この「振らば」は、何を振るのだろうと思っていたら「魂振り」のイメージが湧いて来た。

下記、霊界物語の部分によると「振魂(ふるたま)の行事」という祓いがあるそうだ。実際に全身を振い動かす、とのことなので、イメージ的には合っている気はする。

霊界物語参照。

『霊界物語 第75巻 第1篇 玉野神業 第1章 禊の神事』(「霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~」さん)