けいのみか かみのそきしく
つうてんて うつくしきその みかかみのいけ
(景のみか 神覗き敷く 通天で 美しき園 御鏡の池)
解説
景(けい)は「景色。ながめ。その場のありさま。」、通天(つうてん)は「天に通ずること。また、天に達するほど高く空にかかっていること。」の意味です。
余談
この歌は、「ベールの彼方の生活」の下記部分を読んで、それをモチーフに書いた歌です。
『ベールの彼方の生活 第3巻 天界の政庁 第7章 善悪を超えて』(「スピリチュアリズム文書」さん)
雑感
「景のみか 神覗き敷く 通天で」は、目の前に見る景色を見るだけでなく、その景色の中に神の姿を垣間見つつ、心を天に通じさせる、というようなニュアンス。
天に対して地は、場合によっては、まるで神様がいないように感じる所ではあるが、そうであってもそこに神様を見て、この地を天とすべく努力すれば、そこが美しい園となり、御鏡のような池のような心境になれるだろう、というような感じ。
日月神示参照。
『宇宙の総てはこの神の現れであり、一面であるから、その何処つかんで拝んでもよいのである。その何処つかんで、すがってもよいのであるぞ。水の流れも宗教ぞと申してあらう。総てに神の息、通ふているぞ。一本の箸 拝んでもよいのぢゃが、ちゃんとめあて、よいめあて、きめねばならん。内の自分に火つけよ。心くらくては何も判らん。世の中は暗う見えるであろう。真暗に見えたら自分の心に光ないのぢゃ。心せよ。自分光れば世の中明るいぞ。より上のものから流れてくるものにまつりて行くこと大切ぢゃ。それがまつりの元。それが宗教ぢゃ。宗教は生活ぢゃ。生活は宗教ぢゃ。裏と表ぢゃ。』(春の巻 第二十二帖)