かみかかく たまのみすまる
  ていしんし いてるますみの またくかかみか

(神掲ぐ 玉の御統 挺身し い照る真澄の 全く鏡が)

解説

掲ぐ(かかぐ)は「高くあげる。さしあげる。」「人目につくように示す。」、挺身(ていしん)は「人の先頭に立ち身を投げ出して物事をすること。」、いは「主として動詞に冠し、語調をととのえ、意味を強める接頭語。」、真澄(ますみ)は「まことによく澄んでいること。まそい。」、全く(またく)は「(形容詞マタシの連用形から)すっかり。まったく。」、鏡は「滑らかな平面における光の反射を利用して容姿や物の像などをうつし見る道具。中国から渡来。古くは金属、特に銅合金を磨いたり錫(すず)を塗ったり、または錫めっきを施したりした。円形・方形・花形・稜形などに作り、室町時代から柄をつけるようになった。今日では、硝酸銀水溶液をガラス面に注ぎ、苛性ソーダなどによってコロイド状の銀をガラス面に沈着させ、その上に樹脂などの保護膜を塗る。鏡は古来、呪術的なものとして重視され、祭器や権威の象徴・財宝とされた」「手本。模範。」の意味です。

余談

この歌は、霊界物語の下記部分を読んで、それをモチーフに書いた歌です。

『霊界物語 第2巻 第1篇 神界の混乱 第4章 真澄の神鏡』(「霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~」さん)


雑感

鏡に映したら正体あらわすとか、ドラクエの「ラーの鏡」かよ……。

ちなみに「玉の御統」は下記によれば、世界の国魂(玉)を一つに集める、万世一系のという紐、とある。

『出口王仁三郎全集 第五巻 言霊解・其他 【言霊解】 皇典と現代 〔一〇〕天若日子之段』