なかきよの ひかりとみるめ
しせんしん せしめるみとり かひのよきかな
(永き代の 光と見る目 自然神 せしめる緑 佳美の良きかな)
解説
自然神は「自然界の動きの背後に超越的な人格存在を感じ取り、それらを天の神・地の神・水の神・嵐の神といった形で神格化したもの。」、せは「為(す)の未然形。」、しめるは「用言や一部の助動詞の未然形に付いて、使役、すなわち、他にある動作をさせる意を表す。せる。させる。」、緑は「色の名。光の三原色の一。青色と黄色との中間の色。春・夏の木の葉や草の色。古くは、緑色から青色に至る広い範囲の色をさした。みどりいろ。」「緑色の木や草。新緑をいうことが多い。」、佳美は「りっぱで美しい・こと(さま)。」の意味です。
余談
この歌は、梶浦由記さんのアルバム「FICTION」の中にある「open your heart」を聴きながら、それをモチーフに書いた歌です。
雑感
日月神示に世が変わったら天地が輝き出すという記述があるが、それをイメージしたものです。
また、ここで言う「緑」は単純にグリーンという意味だけではなさそうだ。辞書の解説にも「古くは、緑色から青色に至る広い範囲の色をさした。」とある。
つやつやとした美しい黒髪の意味で使われる「緑の黒髪」という言葉があるが、緑はもともと新芽を指す言葉だったそうで、瑞々しいとか、初々しいという意味があるそうだ。
個人的には緑は見撮り(みどり)と解釈したい。目の前の美しさにハッとさせられるその瞬間、まるでシャッターを切るように心に刻み付けられるあの感覚である。
あまりに美しすぎて自分がここに居ることすら忘れてしまう。そうやって自分の身体全体に臨場感あふれる感動が響き渡り、そのまま心に刻み込まれる。そういった感覚だ。
拡大解釈するならば、生まれてから最初の瞬間にこの世界を見る感覚といってもいい。何もかも新鮮に映って、世界そのものが輝いているあの感覚である。無の世界から、いきなり目の前に世界がひらけるあの感覚である。目の前一面に広がる美しさが感動となって身体中に響き渡った後、「それ」が何かわからず無意識的に「それ」を理解しようとして、改めて見入ってしまう、見惚(みと)れてしまうほどの美しさ、といった類のものである。
ちなみに、生まれたばかりの子供を意味する「緑児(みどりご)」という言葉があることを今日知った。このような言葉を作り出した古代日本人の感性の豊かさに、ただただ驚くばかりだ。