うせぬゐわゆれ おそらねろ
もえきゑむよへ あけとほす
かみいちりんを たてまつる
ふしにこのはな さくやひめ
失せぬ慰和揺れ 御空嶺ろ
萌黄咲む世へ 明け通す
神一厘を 奉る
富士に木花 開耶姫
解説
慰和(いわ)というのは「なぐさめやわらげること。」という意味で、嶺ろ(ねろ)というのは「みね。ね。」という意味で、萌黄(もえぎ)というのは「やや黄色みを帯びた緑色。」という意味で、咲む(えむ)というのは「にっこりと笑う。」「つぼみがほころびる。花が咲く。」という意味で、奉るというのは「自分よりも上位の人や神仏に物を差し出すことを,その動作の受け手を敬っていう語。差し上げる。献上する。」という意味です。
余談
この歌は「大神 五重之音調」の中にある「サクヤ姫のテーマ」を聴きながら、それをモチーフに書いた歌です。