つしほとけ さなりなきむさ
  もみちおち みもさむきなり なさけとほしつ

(辻仏 細鳴りなき無作 紅葉落ち 身も寒きなり 情けと暮日)

解説

辻は「二つの道路が十字形に交差している所。また、四方からの道が集まりゆききする人が出会い別れる交通の要所。辻堂・辻社が置かれ道祖神がまつられることが多い。十字路。四つ辻。」、細鳴り(さなり)は「小さな物音。」、無作(むさ)は「仏語。人為的な働きのないこと。自然のまま。無為。」、情け(なさけ)は「情愛。思いやり。」「情趣。風情。趣。」、暮日(ぼじつ)は「日のくれ。ひぐれ。」の意味です。

余談

この歌は新日本風土記のテーマ曲「あはがり」を聴きながら、それをモチーフに書いた歌です。「あはがり」は奄美の島言葉で「全てが明るい」という意味だそうです。