なかきえて のひらかなむか
  まいのちの いまかむなから ひのてえきかな

(何か消えて 伸びらかな無何 真命の 今惟神 日の出良きかな)

解説

何(な)は「‘なに’の転、または‘なん’の撥音の表記されない形。」、伸びらか(のびらか)は「長くのびているさま。」「ゆるやかにくつろいださま。のびのびとしているさま。のびやか。 」、無何(むか)は「‘無何有(むかう)’の略。作為がなく、自然のままであること。また、無我の境地。」、惟神(かむながら)は「〔神の御心のまま人為を加えないことから〕 神慮のまま。かんながら。」、良し(えし)は「よい。いい。」の意味です。