はつひせちゆゑ うしとらの
おにあけめくり さんかいを
たてなほすそよ みやまゐる
わろへむねこえ ふれもきぬ

初日節故 艮の
鬼明け回り 三界を
立直すぞよ 宮参る
我ろへ胸越え 布令も来ぬ

解説

初日(はつひ)は「元旦の太陽。初日の出。」、節(せち)は「時節。季節。」「季節の変わりめの祝いをする日。節日。節供。」、三界(さんがい)は「‘三千大千世界’の略。」、我ろ(わろ)は「われ。私。」、胸は「心。また、心の中。 」、布令(ふれ)は「官府・主君など上位者から一般の人に告げ知らせる決まり・命令など。また、その文書。お触れ。」の意味です。

余談

この歌は「大神 五重之音調」の中にある「ウシワカ登場」を聴きながら、それをモチーフに書いた歌です。