養う宣言をするわたしに彼はもちろん反対。 
ですよねー笑い泣きおいで
なんたって真面目くんだもんねー笑い泣きおいで






しかし、譲りません。
叶えたい夢、または達成したい目標があるのであれば、使えるものは使う。
ありとあらゆる手段を使うべきだと、わたしは思います。
(もちろん、不誠実なことはいけません)





甘えられる好意があるのであれば、そこは甘えて、恩を返そうと思えば返せばいいだけの話です。
当時のわたしは見返りを求めるほどいろんなことを計算できる女ではなくて(基本頭が悪いから)
ただ彼が好きで、彼の力になりたくて、という母性本能的なアレが大量分泌されてました笑
今思えば若かったなとしみじみ……







彼がひと月に必要とする金額は16万ほど。
一応正社員で働いてるわたしにはそこまで無理な金額ではありませんでした。






それにもう彼は30歳です。
脳も学生時代とは違います。
そんなにモタモタしている暇は1秒もないはず。
それこそ三日三晩説得し、見事成功ニヤニヤ






ぶっちゃけ結構きつい時もありましたが、なんとか一年彼にお金を渡すことができました。
そして迎えた一年後、彼は司法試験合格。
司法修習生を終え、検察官になったのです。(ちなみに司法修習生はそんなにお給料無いので返済はしてもらわず、お金は検事になって5ヶ月あたりで全て返ってきました








そしてわたしは、検察官というのがどんな仕事か
思い知らされることになるのです