近年社会問題にもなっている
育児と介護のダブルケア
実際、当事者は25万人以上いると言われています。
一番残念なことは、それによって介護離職が増えていること
本当は退職したくないのに、介護する人がいない、育児もしなければならない
一人で出来ることは限られます
核家族化が当たり前の中で、親族を頼るわけにもいかず、やむなく退職することになるケースが少なくありません。
ダブルケアの問題点は
仕事を続けられない
→ダブルケア当事者の8割は30代~40代の働き盛り
大きな金銭的負担
→親族の医療費・介護費用は月平均23,000円、子の保育・教育費月:38,000円、その他月:14,480円
偏った女性ばかりへの負担
→介護者の内訳 男性:8万人 女性:17万人
社会的な孤立が起こす精神的な負担
→ダブルケアの認知度の低さ
「男は働いて稼ぎ、女は家庭を守る」という古い認識が根強く残っていることが見て取れます。
中々サポートを受けられない現状も
では、なぜダブルケア人口は増加するのか
晩婚化と出産年齢の高齢化
少子化による家屋背景の変化
高齢化社会による高齢者の増加
が挙げられます。
私が社会人デビューした頃は、結婚年齢は25歳、今は30歳と5歳遅くなっていますし、出産年齢についても、1990年と比べて3.7歳遅くなっています。
家族背景については、1997年に比べて、今は単身世帯(一人暮らし)が多くなっています。
ライフプランは以前と比べて多様化しています。
一方で、介護離職を防ぐため、一部の企業は動いています。
例えば、労使が話し合って労使が改善している一つの例ですが、
フレックスはもちろんのこと、
従業員の介護の状況をチーム(課)で把握し、期初・期末に1回ずつ、上司と部下がマンツーマンで面接を1時間程度行い、従業員に介護の有無や将来的な可能性などについても確認する。
キャリア開発シートに介護状況を私的事項として、記入することも出来る。
介護問題について職場で話しやすい雰囲気が自然に作られていると同時に介護休業や介護休暇を取得しやすい雰囲気づくりができています。
以前から女性社員が育児休業を取得し、その後、元の職場に復帰することが当然のことになっていて(復職率は100%)男性社員も含め、介護休業や介護休暇を取得しやすい雰囲気がある。
誰もが介護が必要になる可能性があるため、「お互い様」という意識が浸透している。
中にはこのような企業もあるということを知ると、もっともっと同様に広がっていってほしいものだと思うわけです。
まだまだ高齢化は進んでいきます。
働き盛りの30代40代の人が、仕事を続けたいのに続けられないという状況を変えていくために、どんなサポートがあるのか?できるのか?
キャリアコンサルタントとして、FPとして、支援出来たらと考えています
ひとりで悩まずに、是非ご相談下さい。
育児&介護のダブルケアで離職することのないように、早めのご相談をお勧めします
先日柳橋中央卸売市場で食べたお寿司
12時前だったのに既に大勢の人がいました
新鮮でボリュームがあって大満足でした
色々なお魚のフライ
サクサク熱々で美味しかったです
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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