前回の続きです

 

遺産総額が2億円のAさん

 

相続時精算課税制度を活用して、毎年110万円を生前贈与20年間した場合、

何もしなかった場合に比べて税金が880万円少なくなるというお話でした

 

今回は、

 

相続時精算課税制度を活用せず、あえて毎年710万円を20年間贈与した場合(その後10年後の83歳時相続発生)について見ていきたいと思います

 

20年間で贈与できる合計:710万円×20年=1億4,200万円

 

毎年の贈与税は

 

(710万円-110万円)×20%-30万円=90万円←毎年の贈与税

 

贈与税合計:90万円×20年=1,800万円

 

相続時遺産総額は

 

2億円-1億4,200万円(贈与総額)=5,800万円

 

5,800万円-3,600万円(基礎控除額子一人分)=2,200万円

 

相続税は 2,200万円×15%-50万円=280万円

 

贈与税+相続税合計は 1,800万円+280万円=2,080万円

 

∴何もしなかった場合に比べて 4,860万円-2,080万円=2,780万円支払う税金が少なく済みますニコニコ

 

 また、毎年非課税枠内の110万円を20年間贈与した場合に比べても、

3,980円-2,080万円=1,900万円トータルの税金が少なく済みますニコニコ

 

 

注意点としては、

 

子への贈与の場合、相続発生時から遡及して7年間持ち戻しとなっていますので(2024年1月の贈与から改正 持ち戻しが3年から延びた4年分総合計から100万円を控除あります)が,贈与者の年齢を考えて、あまり高齢になってからの贈与ではなく、今回の例のように50代のうちから早めに贈与して、ある程度の年齢になったらストップという方法も有効です指差し

 

このように、色々とシミュレーションしてみると、どの金額まで贈与すると一番税金が少なく済むのかはてなマークが分かります

 

 

贈与税を毎年納めるなんて、損じゃないのはてなマーク

 

と思いがちですが、財産の総額によっては、今回のケースのように710万円を20年間贈与し続けた方が最も税額が少なく済むケースもありますので参考にして頂ければ幸いです

 

わがやはどうなのはてなマーク

 

と気になる方、お気軽にご相談下さいね

 

ご自身のセカンドライフどう生きていきたいかはてなマーク

 

が基本となります。

先に子へ贈与しすぎて、家計が枯渇では本末転倒ですあせる

 

アクションを起こす前にご相談下さいね飛び出すハート

 

タルトで有名なHUCK B FINN

イチゴとパイナップルのタルトとホワイトシャンパン(紅茶)

とっても美味しかったですラブラブ

上から撮ったので実際よりも随分小さく見えますが大きかったですあせる

今日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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