今回は、54歳女性(離婚してシングル ひとりっ子長女既婚)Cさんからのご相談です。

 

同居する実父84歳の相続(←2次相続にあたる)と、自身の相続についても心配だということで娘さんと一緒に来所されました。

 

Cさん、同居の実父とはあまり折り合いが良くないようで、ずっと正社員で働いていてなるべく家に一緒にいる時間を少なくしているのだとかあせる

 

『母はお金を使わない人で、私が父親似でどんどんお金を使ってしまうタイプなんです』

 

と同席された娘さんビックリマーク

 

預貯金は既に5,000万円程あり、今後もまだ定年までは10年程あるため、娘さんの言う通りであれば、ますます相続税がかかってしまうということになりますガーン

 

Cさんは、随分前に離婚されており、娘さんも結婚して独立。

これからは、ご自分のために時間もお金も使っていい。

しかし、中々これまでそうしてこなかった方というのは、急に変われないんですね。。。。。

 

まずは、84歳の父の相続対策をどうしたらよいか?

 

孫(Cさんの一人娘)へ毎年110万円を生前贈与し、受贈した孫は、そのお金でつみたて投資枠のNISAを始めてもよいですし、個人年金保険へ加入されてもよいですね指差し

 

持ち戻しもありませんし、これならCさんも安心ですアップ

 

そして、生活費についても、Cさんが支出するのではなく、なるべくお父様の年金や預金で支出すること。

そうすることで、少しでも預金が減っていきます=相続税が掛かりにくくなるというワケです。

 

子のお父様、生命保険(死亡保障)に全く加入されていらっしゃらないとのことでしたので、相続税の非課税枠もご説明させて頂き、早速1,500万円の枠を使うことになりました。(受取人はCさん)

 

今年から改正されたNISAは、非課税期間が恒久化されたこともあり、慌てて売却する必要もありません。

じっくり長期・分散・積立と、投資の基本3原則をうまく活用できる資産口座となりえます指差し

 

ということで、Cさんの娘さん、とっても喜んでいらっしゃいました。

Cさんもまだ50代半ば。つみたて投資枠年120万円×15年=1,800万円(←上限額)になりますが、その時Cさんはまだ69歳。

娘さん、今後出産やマイホーム購入時に充当できる可能性大ですねにっこり

 

相続対策は、人によって異なりますが、今回のCさんのケースは、Cさんの娘さんがCさんの実父の養子になっていましたので、通常よりも相続税非課税枠は多かったのですが、それ以上に資産がある場合、まずは生命保険の非課税枠を活用することが一番。

 

もちろんご本人のご意向が一番ですがウインク

 

今回もCさんと娘さん、とっても喜んで頂けましたニコニコ

 

最初に言っていた

『父親に似てお金をどんどん使ってしまう』

 

娘さん、今後は先取貯蓄のつみたて投資枠のNISA口座で、使ってしまうことはないように、将来を見据えて楽しく賢く貯蓄して頂ければ幸いです飛び出すハート

相続対策には、時間がかかりますので、早めにご相談頂けるとよりじっくりと対策することが可能となります。

 

一人で悩まず、ぜひお気軽にご相談下さいね。

 

そして、可能であれば、ご夫婦やお子様も一緒にご相談頂く事でお互いの理解が深まりますよアップ

 

 

今日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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