競争より共存社会って、ただのゆとりですよね~
「共存」だけなら問題ないけど、「競争より」ってつくと、これはただの逃げの言葉になってしまう。
これって学校の運動会のリレーで順位を決めずに皆で一斉にゴールさせてるのと同じですよ。
馬鹿馬鹿しい。
生まれる前から卵子にゴールした精子だけが受精して(例外はある)胎児となってるというのに。
過度な競争は好ましくないけど、競争を否定することは生きることを否定するのと変わらんね。
イジメにしてもそう。
撲滅!とかマヌケなことやってるけど、イジメ撲滅するなら仲間を作ることも禁止しないといけなくなるっての。
嘘ばかりつく子や性格合わない子とも、気が合う子同様接しないといけない。
これ大人でも出来ないだろよw
子供には無理難題押し付けて、大人はゆとり社会を望むってどうよ?
と、前書きが長くなるので本題へ。
どうやら自民圧勝になりそな衆院選ですが、そこで自民党の公約で気になる点を。
国土強靭化。
これ、昔の自民政権下のばら撒きなら賛成できませんが、今の日本はガタガタ。
先日の笹子トンネルの崩落もありますし、他の吊り天井型トンネルを調査すると13都道府県で14本不具合発見したとか。
笹子トンネルの事故、アンカーボルトが悪いだとか天井落下のワイヤー設置してなかったとか色々言われてますけど、高度成長期に作られたもの、コンクリの品質が悪いって話もある。
建築ラッシュで建築素材が不足してた要因で、コンクリに混ぜる骨材となる小石や砂利が足りず、塩抜きしてない海砂が使われたとか。
トンネル以外でも危険ってわけですな。
コンクリートの劣化だけでなく、笹子トンネル周辺は他では見慣れない磁気異常が見られてる。
地震多発で富士山もいつ爆発するかわからないですし、地盤も不安定になっているのでしょう。
笹子トンネル近くには新笹子トンネル、新笹子隧道ってトンネルがあるけど、水漏れが目立っていたらしい。
不良コンクリが地盤の歪みが原因で水漏れして劣化早めて天井落下ってことかもしれませんね。
こういう老朽化した建物やトンネル、日本全国で修復しなきゃいけないけど、そんな金は日本にはありません。
水道管も老朽化して取り買えないといけないのですが、これも予算足りずに放置されたまま。
震度5や6で家が持ちこたえたとしても、水道管が破裂しまくって液状化して家傾くことにもなりかねない。
国土強靭化ってものが新しく作るものではなく、こういった老朽化したものを改善するのであれば大賛成だな~
200兆円もブッ混むようだし、これだけじゃ足りないけど少しはマシですからね。
ま、津波予防の防潮堤ばかり作るんだろうけどね~
首都高だけでも何か所も補修しないといけないらしいし、地方に予算回ることはないでしょうけどw
てか首都圏はいつ地震きてもおかしくない状況って言われてますけど、そんな状況で補修するのと、地震後作り直すのとではどちらが合理的なんだろか?
人命のこと考えると地震前に補修になるけど、補修したから大丈夫ともいえないですし。
地方分権。
自民の公約に「国の出先機関の特定広域連合への移管は断固反対」ってあるの見た時は驚いた!
地方分権の言いだしっぺの自民党が何を今更!って。
んで近畿選挙区での自民党の選挙公報見ると、地方分権の公約載ってて、
「究極の地方分権を目指し、単なる大阪府内の権限の組み換えでは無く、国から地方自治体への大幅な権限移譲と行政コストが全体で20%以上削減されると言われる道州制・関西州の実現に努めます」
と書いてあった。
はぁ?って訳がわからなくなったですよw
出先機関の広域連合への移管は断固反対と打ち出して、九州広域連合と関西広域連合が反発し、橋下も激怒しておりましたが、よくよく調べて見ると「民主党が進める」という前文があった。
自民のサイト調べると、
地方制度・道州制
指定都市における特別区の設置など、多様な大都市制度の導入を検討します。
「道州制基本法」の早期制定後5年以内の道州制導入を目指します。導入までの間は、国、都道府県、市町村の役割分担を整理し、住民に一番身近な基礎自治体(市町村)の機能強化を図っていきます。
国から地方への権限・財源等の移譲を促進します。
と書かれてる。
民主党のとどう違うのか?
ボクにはわからん。
調べるためググると左翼系のブログで触れていて、
次期衆院選で自民党が掲げる、地方分権に関する政権公約(マニフェスト)が28日、明らかになった。
都道府県をブロックごとに再編する道州制について、内閣に検討機関を設置して基本法を制定した後、6~8年をめどに移行する方針を打ち出した。また、国の公共事業費の一定割合を地方自治体が支払う国直轄事業地方負担金のうち、維持管理費分を来年度に廃止すると明記した。
道州制については、理念などを盛り込んだ基本法の制定を急ぎ、その後、期限を定めて移行するという工程を初めて示した。この間に、「先行モデル」となる北海道への権限移譲も並行して進める方針も記した。
国直轄事業の地方負担金については、自治体の廃止要望が強かった国道や1級河川などの維持管理費分を廃止するほか、直轄事業は基礎的・広域的な事業に限定し、負担金制度そのものも抜本的に見直すとした。
このほか、国の出先機関の廃止・縮小や、地方自治体の仕事を国が法令で細かく規定する「義務付け・枠付け」の見直しなどを定めた「新地方分権一括法案」を2009年度中に国会に提出し、成立を図るとした。
大阪府の橋下徹知事が求めていた、地方分権について国と地方の代表が話し合う協議機関の設置に関し、法制化の方針を明示。国庫補助金を災害復旧などの事業に限定し、総件数を大幅に削減する方針も掲げた。
◇
自民党政権公約の地方分権部分要旨
◆地方分権の更なる推進 国の出先機関の廃止・縮小や、補助金・交付税・税源配分の見直しなどの「新地方分権一括法案」を2009年度中に国会へ提出し、成立を期す▽直轄事業の維持管理費負担金は10年度から廃止▽国と地方の代表者が協議する機関の設置を法制化する
◆道州制の導入 内閣に「検討機関」を設置。道州制基本法を早期に制定し、基本法制定後6~8年をメドに導入する
◆地方財政の抜本的な立て直し 税制抜本改革では、地方消費税の充実や地方交付税の法定率の見直しなどで、地方財政の立て直しに取り組む
◆真に必要なインフラ整備 地域生活に不可欠な道路などは、費用便益比にとらわれず、積極的に整備を進める
と読売新聞の記事張ってありました。
読売サイトではヒットしませんでしたけどw
この左翼の人は「出来レース?三文芝居?猿芝居?」と貶してましたが、そう言われてもしょうがないと思ったw
自民が打ち出した公約の表側だけ見ると、反道州制としか見えませんでしたからね。
出先機関の移管断固反対でしたから。
麻生政権から続いてる地方分権を進めてきたのが一気に潰されると思いましたもん。
選挙前は一緒に組めそうな政党に餌を見せながら戦うってのはいつものこと。
結果次第でタッグ組まざるを得なくなることもありますし。
維新や未来が野合だと叩かれてるけど、選挙前の野合はまだいいんですよ。
気に入らなければ入れなきゃいいのだからね。
問題は選挙後に思いもしない政党が与党入りするってこと。
選挙前に罵り合ってた者通しがタッグ組んだら、それまで一緒になって相手叩いてた有権者は恥晒しですからねw
自民圧勝で終われば自公政権で済みそうだけども、維新党首が石原なので「俺達も入れろよ」と強引に与党入りしそうで怖い。
よく慎太郎が首相になりたがってるとか言われてますが、ボクはそうは思わん。
慎太郎が首相にしたいのは息子でしょ。
維新が与党入りするのは反対なんだけどな~
安倍政権は短命で終わるでしょうし、そこで一緒になっても損しかしない。
野党でいれば偉そうなことも言えるんだし、閣外協力だけで十分なんだけどな。
話逸れた。
「民主党が進める国の出先機関の特定広域連合への移管は断固反対」でググると、反対してる団体のサイトが出てくる。
「民主党が進める国の出先機関の特定広域連合への移管は断固反対」
1)地方を守る会(代表世話人:国定勇人新潟県三条市長、代表幹事:立谷秀清福島県相馬市長)について
※「拙速に進めようとしている国の出先機関改革に反対する決議」
平成24年11月14日地方を守る会
※民主党の掲げる「特定広域連合」への地方出先機関(地方整備局、地方経産局、環境事務所)の移譲に断固反対する市町村長の集まり(現在533名)
地方を守る会に参加していない市町村長も大半が反対。
2)全国市長会(会長:森 民夫新潟県長岡市長)は、11月15日に拙速推進に反対決議
※「国の出先機関改革に関する決議」平成24年11月15日 全国市長会
3)民主党は、11月15日に「国の特定地方行政機関の事務等の移譲に関する法律案」を閣議決定
4)この閣議決定に対して、「地方を守る会」のみならず、全国市長会、全国町村会も怒り。即座に異例の抗議声明を発表
※「国の特定地方行政機関の事務等の移譲に関する法律案」について(声明)
平成24年11月15日 全国市長会
※「国の特定地方行政機関の事務等の移譲に関する法律案」の閣議決定を受けて
平成24年11月16日 全国町村会
※強行決定、選挙で逆効果も。反対派市長「全面戦争だ」 平成24年11月16日 共同通信
5)「地方を守る会」代表世話人の国定三条市長を先頭に、11月20日に各党に反対の要望活動
※「次期衆議院選挙に向けた要望書」平成24年11月20日 地方を守る会
6)自民党は、「政権公約J-ファイル2012」に『民主党が進める国の出先機関の特定広域連合への移管は断固反対』を明記。むしろ基礎自治体(市町村)の機能強化を提起。従来記述していた出先機関の廃止、縮小を削除。
※自民党選挙公約 政権公約J-ファイル2012
※平成24年6月13日「国の特定地方行政機関の事務等の移譲に関する法律案(仮称)反対決議」
7)橋下の要請を井戸兵庫県知事が拒否
※橋下氏「自民と一戦を」、知事「政治行動せぬ」 平成24年11月23日 読売新聞
http://www.sato-nobuaki.jp/report/2012/20121128-001.pdf
http://jichiken.g.hatena.ne.jp/jichiken/20120305/1330913788
ようは地方は頼りないから国に任せてた方がいいって意見のようです。
ま、実際首長やってればそう思うわな~
国へ「脳無し」とか「ダメエリート集団」とか貶してますが、地方はもっとダメですからね。
交付金配布の廃止を維新が掲げてますが、これも地方は反対多数でしょう。
大阪と田舎とでは事情が違う、その通りです。
でも何もしなくても交付金出て今まで通り事が進むってのはどうかと。
これって生活保護者がずっと続けて受給出来なくなるような制度改革案を聞いて「ずっと貰えるから意味があるのに余計なことするな!」と激怒してたのと同じ。
地方も何もしてないわけじゃないから母子手当てのような感じですね。
手当貰う為に正規雇用に就かず、パートや非正規で給料調整してる。
ちゃんとした仕事に就くと手当減らされたり打ち切られたりするから損だという考え方と一緒。
地方は交付金貰えるから、農家や土建屋だけの相手してれば良かった。
今までは。
でも少子化もあって気付いたら「うちの町には若者がいないじゃないか!」ってなって焦ってる。
そりゃそうだ、魅力のある街作りしてこなかったのだから。
農業なんか新規参入が難しい業種、土地の問題、新参者増えると価格に影響して旨味が減るという利権を貪る者たちがいますからね。
公共事業削減で土建屋も厳しくなっている。
仕事がない自治体から若者脱出するのは当たり前。
だから少しでも中央から地方へ権限&財源移管させて、地方ができることは地方でやっていこうってのが広域連合が次々出来てる原因。
ボク個人的なイメージは江戸時代かな。
江戸時代も中央集権で藩が力持ちすぎないように参勤交代とかさせてましたけど、それでも地方にも活気がありましたもんね。
その土地ごとに名物作ったり、各地に小京都とか作ったり、それぞれ自慢できる魅力ある町を作ってきたから、今でもそういうのを誇りにされてたりするわけで。
結局、中央より地方が力ついて明治維新にまでなりましたからね。
新政府できたはいいけど、いきなり資金不足で大坂に借金したほどでしたし。
しかし東京から何もかも奪い戻すのも危険。
東京こけたら日本終了ですからね。
日本=東京で、その他は寄生虫ですから。
寄生虫として国の足を引っ張り続けて廃れて行くのか、それとももう一度地方に光をあてようとするのか。
どっちを選択するか?って話。
経済とかの問題だけでなく、首都圏直下型地震が来るかも!ってのも地方分権に関わる問題なんですよね~
橋下は伊丹空港廃港!って主張してますが、これ無理になると思う。
富士山が噴火、もしくは水蒸気爆発でもすれば、東海道新幹線、東名高速分断となるでしょうし、そうなると東西繋ぐのは空と海ってことになりますし。
そもそも中央リニアも作れませんからね。
てか、この地方を守る会も騙されてますよねw
自民は道州制推進派のままなのだから。
最初は自治労が反対してるのかと思いましたよ。
道州制移行となると自分の身が危うくなりますからね。
もっと上手くまとめようと思ってたけど眠くて無理でした。
いや、ボクの記事はいつもこんなもんかw