シンガポール航空の機体が乱気流に巻き込まれ、80人以上が負傷し1名が亡くなりました。
機内の凄まじい破損です。
地球の気温が高く、気圧変化が大きいので積乱雲でも立ち上っていれば分かるのですが、晴れていれば分からないといいます。
1997年に何度かサイパンへ行きました。
太平洋はよく大気が乱れます。
いまは無くなってしまったノースウエスト社がB747を使っていました。
往路に乱気流の中に入ってしまいひどく揺れ続け、突然中央席の頭上にある収納ボックスがユニットごと轟音と共に落下しました。
幸い途中で引っかかって乗客の頭部にヒットはしなかったものの、機内は恐怖に包まれました。
男性の怪力CAが座席から立ち上がる様に元にはめ込みました。
乗客はほっとはしなかった。
復路でまた乱気流に巻き込まれ、女性CAが舞い上がり3人の乗客の膝の上に落下しました。
奇跡的に誰にも怪我はありませんでしたが、それから1時間機体は揺れに揺れ、主翼がもぎ取れるのではないかと肘当てを握りしめ、全身があぶら汗でびっしょりでした。
会話する者は誰もいませんでした。
教訓、飛行機は案外分解しない。
飛行中はベルトを外さないようにしましょう。