本日もご来店頂き有難う御座います
XRAY T4'20の組立てが終わり、
走行までの各部調整を順番にご紹介します
次は調整というか確認・・ですが、”リバウンド”について
気持ち良く思うように動くマシンにする為にも、
リバウンドの調整も大事です
”リバウンド”と”ダウンストップ”
何が違うの?というご質問を聞かれる事が多いです
「リバウンドの量」を、
左右キッチリ揃える為、数値を管理し易くする為、
他の人(セットアップシートとか)にキッチリ数値で説明し易くする為、
その為に”ダウンストップ”の数値を計測する。
という具合です
「リバウンドの量」は、
マシンを地面に置いた時の車高(1Gでの車高と言ったり)から、
マシンを上にゆっくり持ち上げていって、
タイヤが地面から離れるまで・・・の量。
なのですが、
タイヤはゴムでプカプカしているし、各部微妙にガタがあったりして、
(タイヤが離れるもしくはサスアームのイモネジがシャーシに当たる)
その感覚を掴むのが難しかったり個人差があったりします。
その為に、
”ダウンストップ”を測る事で、
それをしっかり”定義”することが出来る・・・というわけです。
https://ameblo.jp/rockwave-rc/entry-12588661208.html
むか~しのツーリングカーは、
このような機構はなかったのでダンパー長で管理していましたね!
そして要注意なのは、
「タイヤ径が大きく変わるとリバウンド量に違いがでる事」です。
タミヤのタイヤは特に・・ですが、
種類によってタイヤ径が異なるので、
同じダウンストップ値のままだと、
実際のリバウンド量が異なってしまいます。
https://ameblo.jp/rockwave-rc/entry-12571483539.html
セッティングシートを見る場合、
ダウンストップ値を参考にする時はタイヤはどれか?!
をチェックしましょう
という”リバウンド”
最近のツーリングカーならば、”リバウンド量”は・・・
フロントが3mmくらい。リアが4mmくらい。
にしておけば良いかと思います
それぞれプラスマイナス0.5mmくらいが一般的な調整幅かな?!
路面の状況、グリップ次第では、
それ以上/以下の場合もあるかもしれませんが。
指でバルクヘッドやダンパーステーを持ち上げて、
イモネジがシャーシにコツッと当たる感覚を掴んで、
その時の車高を測り、1G車高との差を計算します。
↑では8mmになっていて1G車高が5mmなので、
”リバウンド量”が3mmです。
同様にリアも計測してハイトゲージの9mmが入るので、
”リバウンド量”は3.5mmになっています。
左右のダウンストップ値をしっかり合わせてある状態ならば、
イモネジを左右同じだけ調整(1/4緩める・・・等)すれば、
この状態でリバウンド量を変更する事も出来ます。
ちょっとややこしく感じてしまうリバウンドですが、
適切な具合にする事によって、
よりリニアに思う様に動くマシンになると思います
次は”ツイーク”についてを