暴走感情線。 -3ページ目

待ち人。

一人の夜
寂しさ故に
夢の中
君を求めて
名前呼ぶ。









呼んだって、
くるわけでもないのになぁ。

ヒトリノヨル

彼が
実家に帰っております。

たかが一泊二日
されど一泊二日

つまらない。

寝るときに、
寂しいなどと感じた自分に
吐き気した。

寂しいのかしら?
いやいや、そんなはずない。


恋愛をするなら、
相手に飲み込まれないようにするのが、
僕のルール。
依存して
夢中になって
馬鹿を見るのは
僕だから。


嗚呼なのに何故。
こんなにも君を
求めてしまうのか。


恋や愛は美しいよ。
だけど汚くもある。
奪って奪われて
駆け引きばかりで。
嫉妬や束縛、
醜い感情を生み出して。

それが嫌だから
恋なんてしたくなかった。
だけど、
この人なら、って思って
一緒になったわけで。
しかし、
例外なく
僕もそれにはまってしまった。

嫉妬だとか
寂しさだとか。
相手に押し付けないだけで
僕も抱いてる。
誰かのとこに行くかもしれない
それを恐れてる。
信用してる、
でも不安がある以上は
信用してないのも同じこと。
綺麗事だらけですね。
汚ならしい。
だけど、離したくない。
矛盾だらけだ。

付き合う前は
不確定だから
想うだけでいい。
どんな空想もできるもの。
人を想うことが幸せ。

だけど、
付き合ったら
確定になる。
こんな言い方したくないけど
僕の人になるわけで。
そうしたら
不安要素しか残らなかった。

怖いね、依存だね。
お薬みたいだね。
無いと不安でたまらない。
満たされない。
空っぽ。
そんな風にはなりたくなかったよ。

いつか飽きられるのかな。
嫌だな。
ずっと側にいてほしいな。
我が儘だね。
本当に、嫌んなるよ。


ご飯作って
風呂わかして
待ってるから、
とりあえず、
早く帰ってこい、と。

線と距離

いくら言葉を紡ごうとも
いくら触れようとも
いくら交わろうとも

僕等があの一線を
越えることはないんだ。


僕が望む、
一線を越えることは
有り得ない。


悲しいな。



だから、
僕はひたすらに
君の名を呼ぶ。



だから
僕は譫言の様に
君に愛を唱える。



少しでも、
君の中に残れるように。