練習時間が分散され 満足した演奏が中々出来ない。
今なら 効率のいい練習を見つけたので 複数の楽器を 演奏する事が出来る様になったのだが、当時はまとまりのない練習だった。

そのうちに、トランペットに専念出来るようになったのだが、ライブでのメンタルブロックが かかりまくり。

イントロの最後の良いところで 音を外す。と言うか、音が上がりきらない。
加線 二本のレの音が 当たらずに失速!
あり得ない。

メンバーからは言われるし、外しても取り敢えず形になる様に、キーボードにユニゾンで最後のフレーズ乗ってくれと 言ったのに…

完全に頭の中に 出来ないイメージが出来上がってしまい、泥沼に。

かと思えば別の曲で、譜面にない音を ノリで吹いてしまい、ギターに 「お前 上のソ出るじゃん!なんで あのイントロああなるの?」
上のソ とは 加線 四本のソである。

当人は、出したつもりがない。
その前のフレーズの流れで 何となく吹いてしまったと言うのが 正解。

余計に 吹けない原因が分からなくなっていた。

メンタルブロックかかりまくり。

どんどん 自己否定を する様になり、精神的にも落ちてしまい、そのバンドが シンドくなって来ていた。

リハーサル当日に体調が悪くなったり。

そうして、バンドから抜ける事になり、リーダーに紹介してもらった イベント会社に 入る事になる。

始めのうちは、元の自分に戻って来つつあった。
が、ここでも 自分を 抑制せざるを得ない事に なって行く。

自我が強すぎる。


これが 大きな原因であった。


ちと思うこと。


棹物、は番号で覚えると楽なことが多いと思う。


管は、番号もそうだが、記号の位置を 把握することが重要になる。

棹物よりも 管の方が アドリブに抵抗があるのは その辺に 理由があると思う。


棹物みたいにポジションでの覚え方は合わない。



そこでの練習の仕方。


やはり ドレミだろうな。



各キーの ドレミファソラシド 全てを使うのではなく、ドレミの三音だけ使った  フレーズでの練習。

そして、徐々に音数を 増やしていく。

スケールが吹けても アドリブが 出来るようにはならない。

さて、楽器を持ち替えるという事は それぞれの楽器の練習時間も 減るという事になります。

16のカッティングが必要な曲もあったが、これがまぁ苦手で(笑)
授業でもあったのだが、そもそもギターの指板がスキャロップド。
谷川さんにも、お前のギター ものすごく高さのあるフレット打ってるようなものの上に、べっ甲のピックだから ガチャガチャ言ってホント16に向かねぇな(笑)

いや、今考えても無謀(笑)
授業で16の時は ティアドロップのミディアムを 使い始めたものの、バンドでは べっ甲。
こだわりだったのかな、リッチーと同じ!って言う。
そのべっ甲のホームベース型のピックも まぁ、削れる事(笑)
ゴリッて言うサウンドが好きだったから そうなのだけれども、今考えれば その時のバンドのサウンドの音とは違う。

アンルイスの男版という路線で行きたいと言われて、誘われて。
俺の頭の中には デカパンさんの音しかなかった(笑)
なのに何故に16?

ま、谷川さんにも 「仕事の半分以上はバッキングなんだから、16練習しろよ!」とは 言われていたのだが…
練習…嫌いだったんですよね(笑)
ても、興味を持った 単音の16ノリとか カッティングとかは 練習したな。

ある時、スタジオで 16のカッティングで適当に遊んでいると、ベースが 「オグさん16できるじゃん!」
俺「???」
ベース「今の 某国営放送局のギター講座で やっててもおかしくないカッティングだよ!」

俺は、???
あれが?
あれでいいの??

周り「十分だよ、ふつうに 弾けてるじゃん」

うーむ、よくわからん。
周りが 言うのだから 信じても、それは どういう意図で言ってるのか…

これもまた、メンタルブロックだよね。
そう思うことが、もうすでに 病んでる。

物凄く、自分に対して自信が無かった。

精神的な状態で、出来不出来が極端だったし。

ある時、深夜パックのリハ明け。
ファミレスで みんなで朝飯の提供待ちの時、何かの話の流れで 俺の事となり、どういう経緯かわからないが、「陰獣!」というセリフとともに ポーズをとると 物凄く受けたり、調味料を 渡す時の細かいボケとかで受けたりしてて、リーダーが、
「コイツ 場外ホームランか 三振のどっちかなんだよな〜、コンスタントに ヒットなら仕事回せるのにな〜」
そう、リーダーなら雑誌、テレビの仕事も 回せるのでした。


この頃は 演奏以外でのメンタルブロックは まだそうでも無かったかも。

ライブでの ミスからドンドン深みに入り、練習量がトランペットに集中出来ないから 持久力とかコントロールとか厳しかった。で、ライブ前に サポートを キーボードに頼んだのに スルーだったり…

その辺りから 色んな不信感と共に メンタルブロックが だんだんと強力に…


俺、全然ダメじゃん。。。



元々は、ここまで 周りを見て 引いて 自分を 出せないタイプでは無かった。
どちらかと言うと いわゆる イケイケ。
自分の思うように、感じるままに行動していた。
そのため 衝突も多かったが。
どの辺りから、抑圧され始めたのか…

少なくとも 高校時代まではそうではない。


専門学校時代、とあるタレントとバンドを組んでいたのだが、デビューすべく色々とやってるうちに 元々の方向性とは違うサウンドの曲が 採用されていく。

担当楽器としては、中学高校とトランペット、吹奏楽部に在籍。
中学、高校とロックギター。(リッチー ブラックモアを 師と仰いでいたなぁ)

このバンドでは、ギターを 学んでいた時に リーダーと知り合ったので 初めはギターのみ担当。
その内に、「ホーン欲しいよね」という話が出て、リーダーは 私が トランペットを 吹けることを 知っていたので、曲によっては 持ち換えようよと。

トランペットも好きなので それは良いのだが、持ち替えか…
ギター、トランペット、コーラス。
うーむ。


この頃から 心の中に葛藤が生まれ始めたのかも知れない。






先日、新井田孝則さんのドラムで セッション参加してきました。

日本人で初めて 全米レコード協会のゴールド&プラチナディスクを 受賞した人です。
演奏もさることながら そのお人柄は とても素晴らしい人でした。

セッションは 新澤則輝さんの進行で。

その内容は、アドリブの本質的なものでした。




音は使っても三音まで。
ド、レ、ミ!

でも、ドとレの二音だけでも出来るのです。

その時のステージのメンバーによって難易度を 変えながら。




音を制限することで 初心者と 上級者の距離を縮め お互いのコミュニケーションを 可能にする。





周りの音を聞く余裕があれば、新井田さんのドラムのグルーヴを 聴きながらアドリブが出来のです。
簡単なフレーズながらも 盛り上げていくと 即座に反応して 盛り上げてくれる。
本当に気持ちが良かったです。
トモ藤田氏、oz noy、ウィル・リーと、同じドラマーで演奏できるなど 貴重な体験です。

音数を 増やしてもいい状況でも、敢えて音数を絞ったプレイを してみました。
制限することにより、慣れてない人との会話が しやすいのです。
あと、タガが外れると クロマチックに暴走する危険性もあるので(笑)
それでは 今回のこの趣旨から外れる。

キーcの三音フレーズで、ソロの後半 レの音のまさかのロングトーンで攻めてみました。9thですね。
解決したい音でもあります。
敢えてそれを 伸ばすことで 聞いてる側の 落ち着いてほしい気持ちを 焦らしに焦らしてると、大盛り上がりになりました(笑)
ある意味 目論見通り。
が、本番中は 新井田さんのドラムが盛り上がった事もあり、客席の声は あまりステージで聞こえてなかったのです。
録音物を後で聞いて、周りが 「いやー、ロングトーン盛り上がりましたね!」と仕切りに言うのが今ひとつ ピンと来なかったのです(笑)



最後に 新井田さんのカレー講座…ではなく(笑)黒人のグルーヴの正体についてのお話もありました。



黒人にならなくても、黒人のグルーヴをマスターした日本人で良いんじゃないか?
というとある記事を 拝見したことがあるのですが、そのグルーヴについて 説明されてる時の 内容は とても深かったです。

ギターの師匠である 谷川さんに師事してた時に聞いた、黒人のグルーヴ、パワーについてのお話と リンクすることを 確認しました。

新井田さんは、そのグルーヴの正体で スラップベースも、本職が 「迷惑だからやめてくれるか?」と言うほどの腕前です。
本当に 凄いベースだった。
いやドラマーなんですけど(笑)

音を 三音に制限する事で 色々な発想が生まれます。

これは、とても楽しいです。

手癖では無く、ちゃんとフレーズを歌い、周りの音を 聞く事の 大切さも再認識出来ます。