先日 冷え込んだ朝に撮ってきた霜の花の写真です。
花のない寒い時期に植物の葉に降りた霜を花に喩え、霜の花と名付けた。
美しいネーミングですよね。
昔の日本人の自然の美を愛でる繊細な感性が 私は大好きです。
こういう感性、ずっと日本人の心に残って欲しいな。
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私のブログの今年の更新も今回が最後となりました。
この一年、私のブログに足を運んで頂き、有難うございます。
思えば 2009年の12月にブログを始めて 丸10年。
幸せなブログ生活を送れたのも 皆さんのお陰だと思っております。
「初心忘るべからず」 という世阿弥の有名な言葉もありますが、11年目は初心だった頃を思い出し、また新鮮な気持ちで ブログを書いていけたらな、と思っております。
今回の曲は、そんな初心の頃を思い出し、私の名前の元になった この曲を お届けいたします。
大好きな曲です。
初恋/浜田省吾
ロックミュージックへの深い愛情とリスペクトを感じる曲ですね。
歌詞の中に ビートルズ、ボブ・ディラン、ヤングラスカルズ、ビーチボーイズ、ブルース・スプリングスティーン、ジャクソン・ブラウン等の名前が織り込まれていますが、浜田さんに大きな影響を与えた素晴らしいアーティスト達であり、彼らはまさに浜田さんの音楽のルーツでもあります。
ロックミュージックの歴史そのもと言ってもいいような方達ですね。
私は、この曲の2番の歌詞が特に好きです。
迷いと混乱の中 沈んでいた70年代
救ってくれたのは“Bruse Springsteen & Jackson Browne”
鐘が鳴るように蘇る“Old time Rock'n' Roll”
心の中 叫んだ “Bringing it all back home”
「アメリカ生まれのRock'n' Rollやっているオレは誰だ…?」
自分を探した「J-Boy」in 1986
オレの恋人はRock'n' Roll
そして今も夢中で追いかけてる
1970年代は 浜田さんにとって 試行錯誤と売れない苦悩の時代でした。
しかし、ブルース・スプリングスティーンやジャクソン・ブラウンのロックを聴き感化され、吹っ切れたのか、本来 好きだったロックへと回帰してゆきます。
そして、浜田さんの今の音楽のスタイルが確立されるわけです。
歌詞の中に “Bringing it all back home” というフレーズが出て来ますが、これは ボブ・ディランが フォークからロックへと変わっていった名盤のタイトルです。
この曲 最後に ビートルズの『ひとりぼっちのあいつ』と『ツイスト・アンド・シャウト』が 引用されているのも オツですね。
浜田さんは 子供の頃、ビートルズを聴いて夢中になり、そこから色んな音楽を聴くようになり、音楽の道に進まれましたが、浜田さんのようにプロにならなくても、何か夢中になれるものがあるって、幸せですよね。
人生を楽しく豊かにさせてくれます。
私も幾つになっても夢中になれるものを追いかけてゆきたいと思っています。
皆さん、今年一年 本当に有難うございました。
心から感謝いたします。
来年も宜しくお願い致します。
良いお年をお迎えください。