名曲百選第四章(82)紫陽花の花の色が変わってゆくように、だんだん好きになり、だんだん恋になる | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

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俺の初恋はRock'n' Roll 俺の傍らには何時も音楽があった。

四月 五月に新芽が出て、六月 七月に雨が降り、植物の成長を促す、自然というのは上手く出来てますね。

 

かつて シーボルトが、愛する お滝さんの名から名付けた オタクサ、紫陽花の別名です。

雨に打たれながらも健気に美しく咲く、お滝さんも

そんな女性だったのでしょうか。

 

先日 撮った紫陽花の写真です。

こちらは、ブルー。

 

 

淡い黄緑色からブルーに変わってゆくところ。

 

 

鮮やかなピンク。

 

 

ガクアジサイって 面白いですね。

外側の花のように見えるのが、葉が変化したガクで、真ん中の小さいツブツブが 花なのだそうです。

 

 

 

あじさいのうた/原由子

 

原由子さんの曲というと 桑田さんが作られてるイメージが強いですが、この曲は 原さんご自身の作詞作曲によるのもです。

1987年の夏にリリースされ、オリコンの最高位は 22位でした。

 

原さんのキャラが、そのまま出てるような ホンワカした可愛らしい曲です。

 

もうすぐ あじさいみたいに オシャレになって
あなたのぬくもりに この身をまかせる

 

紫陽花の色が鮮やかに変わってゆくように、恋をして 自分もオシャレになって綺麗になり 彼に身をまかせる、純粋な女の子の夢と切なる願いが感じられます。

 

だんだん好きになって そしてだんだん恋になる
振り向けば 足音だけが鳴ってた

 

”だんだん好きなって、だんだん恋になる”、という歌詞も、アジサイの花の色がだんだん変わっていくように、恋心の変化をアジサイの花の色の変化とダブらせて書いた歌詞ですね。

少女時代の淡い恋の思い出を振り返った歌です。

 

桑田さんのアレンジもいいですし、原さんのソングラターとしての才能も感じます。

親しみやすく、口ずさみたくなるような いい曲ですね。

 

映画 『BU・SU』 の主題歌にもなりましたが、見てないので 映画の方も見てみたいです。

 

あじさいのうた

雨に咲いてた つぶらな花びら
恋の予感に揺れて 虹色に染まるの
あの日の二人は 言葉で言えずに
街角で立ち止まり 雨の音聞いてた


なぜだか 忘れられない 不思議なメロディー
今でも 心によみがえる 思い出


だんだん好きになって そしてだんだん恋になる
何もかも 忘れられなくなってる


雨に唄えば 涙も銀色

濡れた舗道にうつる あの人の面影
あきらめかけてた あの日の約束
思いがけず あなたが 微笑をくれた


もうすぐ あじさいみたいに オシャレになって
あなたのぬくもりに この身をまかせる


だんだん好きになって そしてだんだん恋になる
振り向けば 足音だけが鳴ってた


oh oh 悲しみに good-bye そして 愛されて乾杯
いつの日か また会える日を待ってる


割れた地面に雨が残るよ
揺れる思いを 唄にして


だんだん好きになって そしてだんだん恋になる
何もかも 忘れられなくなってる


oh oh 風まかせ lonesome
いたずらな瞳の handsome
すぐそこに時間を超えて I love you  Wow……

 

今回は、原由子さんの 『あじさいのうた』 を お届けいたしました。

 

シーボルトとお滝さんは別れる事になってしまいますが、いつの時代になっても日本人は、紫陽花の花を見る度に、オタクサと名付けたシーボルトとお滝さんの事を思い出すのではないでしょうか。

 

 

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