名曲百選第四章(55)2019年の船出、自分らしく自分なりに自分の力でオールを漕いでゆこう・・・ | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

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俺の初恋はRock'n' Roll 俺の傍らには何時も音楽があった。

 

皆様、明けまして おめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願い致します

 

元日、天気が良かったので 近くの河原に初日の出を撮りに行きました。

-3℃の中、待つ事40分、雲が多かったですが、初日の出が綺麗に見えました。

 

 

平成最後のお正月ですね。

正月というと昔から気になっている事がありまして、玄関に飾る門松、ありますよね。

あれはどう見ても竹なのにどうして松なのだろう?

と不思議に思ってました。

調べてみたら、門松の歴史は古く平安時代に遡ります。

当時 新年に宮廷で行われていた儀礼の「小松引き」が、門松の由来なのだそうです。

「小松引き」は、長寿祈願として行われ、小さな松の枝を家に持ち帰り玄関に飾ったのが 門松の始まりです。

 

現在のように竹が使われるようになったのは、室町時代です。

竹は当時、長寿を象徴する植物で、さらに竹は背が高い事から神様に見つけてもらいやすいように、竹も一緒に門松として飾り始めたそうです。

門松は正月に 「生神様」 を迷わず家に迎え入れる目印でもあります。

 

竹が3本使われていますが、その長さの割合は、「7・5・3」と決まっていて、7は男性、3は女性、5は めでたい数なのだそうです。

 

門松には日本人らしい縁起を担ぐ拘りが込められていたのですね。

 

 

新しい年の始まりですので、元気で前向きで力強い曲を選んでみました。

 

宙船(そらふね)/中島みゆき

 

いきなりこの歌の核である力強いサビから始まり、疾走感を感じるメロディーに、みゆきさんならではのメッセージを乗せ、ボーカルも力強く説得力を感じる名曲です。

TOKIOで お馴染みの曲ですが、元々は、みゆきさんが自分のシングル用に作っていた曲で、TOKIOからの楽曲の以来があり、この曲を提供し大ヒットしました。

この動画を見てもらうと感じると思いますが、同じ

楽曲でも歌う人が違うとシンガーの力量というの

が、明白に出るものですね。

1番を歌う宮下文一さんの朗々として歯切れが良く力強いボーカル、そして、2番からのみゆきさんのみゆき節と言われる独特の歌い回しと説得力に溢れる言葉に込めるパワー、曲の途中での二人の掛け合いも見事です。                

TOKIO の長瀬さんも一生懸命歌われていましたが、やはり差を感じてしまいます。
 

その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールを

まかせるな

歌詞が、また素晴らしい。
浜田省吾さんのアルバムに 『SAVE OUR SHIP』 というのもありましたが、船を日本という国であったり、会社であったり、ひとりひとりの人間の人生であったり、色んな意味に捉える事ができますね。

自分が組織のリーダーであったら、自分が消える事を願う人間はたくさんいるわけですから、他人にオールをまかせずに、自分で進むべき方向を決断しろ、という意味だと思います。
そして、自分の人生であったなら、他人の意見に惑わされずに、自分の進む道は 自分で決めろ、という力強いメッセージが込められているのでしょう。

『宙船』 というタイトルに込めた思いを考えると、私の勝手な解釈ですが、人間の未来へのイメージや夢は無限であり、その無限のイメージや夢の広がりを宇宙に喩え、そこに突き進んで行こうとする人間達の船を 『宙船』 と名づけたのだと思います。

フラフラになったり、ボロボロになったりしながらも、それでも未来へ進んでいく宙船・・・力強く壮大な名曲です。

 

宙船(そらふね)

その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな

その船は今どこに ふらふらと浮かんでいるのか
その船は今どこで ボロボロで進んでいるのか
流されまいと逆らいながら
船は挑み 船は傷み
すべての水夫が恐れをなして逃げ去っても
その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな


その船は自らを宙船(そらふね)と 忘れているのか
その船は舞い上がるその時を 忘れているのか
地平の果て 水平の果て
そこが船の離陸地点
すべての港が灯りを消して黙り込んでも
その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな


何の試験の時間なんだ 何を裁く秤なんだ
何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ
何の試験の時間なんだ 何を裁く秤なんだ
何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ
その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな
その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな

 

今回は、中島みゆきさんの 『宙船』をお届けいたしました。

力強いメッセージが心に響きます。

 

新しい年が 皆さんにとって健康で充実した素晴らしい年になりますように!

 

 

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