令和になって2ヶ月が経とうとしていますが、世間の皆さんはこの変化に慣れたのでしょうか。
私はちっとも慣れません。
「れいわ」と打ち込んでもきちんと変換されませんからね。
(ちなみに「へいせい」も一発で変換されません)
というわけで今日は世間が平成の次の元号が何になるかで話題だった頃に観た映画の話でもします。
『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』
という60年代のスウィンギングロンドンに纏わるドキュメンタリー。
日本で言うと昭和時代の回想ですね。
(「しょうわ」は一発で変換できた)
キャッチコピーは「音楽・ファッション・アート、すべてはここから始まった!」
世界を変えたあの60'sを当事者たちが振り返ります。
私も若かりし頃はモッズカルチャーや"スウィンギングロンドン"といった「あの60's」に憧れたりした時期がありましたからね。
期待いっぱいで観にいきましたよ!
【映画 予告編】マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!
60年代イギリスを代表する俳優、マイケル・ケインがナビゲーター兼インタビュアーとなって当時ブイブイ言わしていたあんな人やこんな人に60'sの話を根掘り葉掘り聞きだします。
インタビューを受けるのはマリアンヌ・フェイスフル、デヴィッド・ベイリー、ポール・マッカトニーetcと中々豪華です。
マイケル・ケインは顔出しで出演していますが、話を聞かれている人たちは60年代の映像に現在の声が被さるという作り。
☆ここで代表的な出演者の昔と今を比べてみよう!
マイケル・ケイン
↓
Then
元祖メガネ男子だよね?
Now
今は老眼鏡男子。
マリアンヌ・フェイスフル
↓
Then
マイケルに「美人だったからねぇ」と言わせた美女過ぎる昔のマリアンヌ。
Now
んー、松坂慶子的な年の取り方なんですかね…。
デヴィッド・ベイリー
↓
Then
あのカトリーヌ・ドヌーブと結婚もしてたモテ男カメラマン、デヴィッド・ベイリー。
Now
もしかして現在もモテ老人なのかもしれないと思ったり・・・。
サー・ポール
↓
Then
みんなご存知あのポール。
Now
この人は別に顔出してもいいと思うんだけど声のみ出演。
あ、もしかしたら顔出したらギャラ高いのかな???
「今の姿を映さない」演出は、スターの変わり果てた姿に動揺して映画どころじゃなくなるような人(私だけか)にはうってつけの作りでした。
しかしなぁ・・・。
スクリーンに映し出されている若い姿に現在の声が被さることで気づいちゃうことがあるのですよ。
みんな声はやっぱり年寄りだなって。
見た目だけじゃなくて声だって年を取るわけで、スクリーンの向こう側には爺さん婆さんがいるんだと思っちゃったらさ…
結局映画に集中できなくて内容そんなに覚えていませんよ!
映画で使われる曲にも期待してたのですが、これがねぇ。
タイトルを拝借している割にThe Whoがほとんど使われず。
THE WHO - MY GENERATION
主にキンクスだったりして。
The Kinks - Dead End Street
あとサンダークラップニューマンとか。
Thunderclap Newman - Something In The Air
エンディングはドノヴァンでした。
Donovan - Sunshine Superman
なんかいかにもな"スウィンギングロンドン"てな楽曲チョイスで若干食い足りないような気もしちゃって。
帰宅後はイケてなさそうな60'sの類をあれこれ聴いてしまいました。
案外イケてたスウィンギングロンドンってつまんねぇのかもなとか思いながら。
あれ?私が好きなのはどの60'sなんだろう?
☆余談☆
映画で使われていたストーンズのフッテージが良かった。
キースの立ち姿に注目してほしい。
おそらく当時の彼は「イケてない方」の人だったはずだ。
The Rolling Stones - I Wanna Be Your Man