不意に目覚めた夜更けに
見つめた部屋の時計…
同じ数字が並んでて
訳もなく 微笑む 小さく…
何だかんだと重ねてゆく日々…
街の景色はそれほど変わらずに
過ぎた昨日を思い出せないまま
また 明日はやって来るのかな…?
良い事ばかりではなく
悪い事だらけでもなかった…
そんな町に別れを告げて
辿り着いた街はざわめいてた
あれからどれくらい経ったのだろう?
このままでいい…なんて夢に描いて
気がつけば…遠くまで歩いてた
儚い幻に追い込まれ…迷いながら…
あの日…水面に揺れる月を見つめ
二度と戻らない日々を憂う様に
投げつけた石が月を歪めながら
夢の続き…探す事を遠ざけてた
今…幸せかい?
誰に問うでもなく…そっと
呟く様に囁いた夜更けが
僕をまた深い眠りへと…誘う