
「It All Ends Today」 1999
オランダのブラックメタルバンドStigmatheistのアルバム。
とにかく最初から最後までキーボードが曲を牽引するブラックメタル。それはもうクドいくらい何をしていても常にべったり鳴り続けています。扇情的と言うたぐいのメロディは弾いていませんが、クラシカルで宗教臭い感じがなかなか良いです。しかし一曲の中でリフのパターンが多過ぎる上にそれらを延々繰り返すだけの展開は、禍々しさがさっぱり無い分浸れると言うより冗長に感じてしまう面の方が強い。加えて長尺気味なので曲の中ほどになると冒頭が思い出せないなど全体の輪郭がぼやけています。ギターがバッキングを弾くかキーボードとユニゾンしているかだけで全く目立たないのも起伏の無い印象を強めています。
とまああまり出来の良い作品ではありませんが、暗く冷たい響きを持つキーボードが醸し出す死者の世界の暗黒劇場とも言うべき雰囲気は魅力的で、私は結構気に入っています。
これっきりで消えたものと思っていましたが、この記事書くために調べたらなんと2009年に復活してました。今現在新しい音源は出していない様ですが、出たら買うんで待ってます。あと元メンバーによるDeleterious(INRIから改名)と言うバンドも活動中とのこと。