
「Daargesin」 1995
ドイツのデスメタルバンドDaargesinの1stアルバム。
デスメタルと書きましたが話はそんな単純ではなく、どうにも掴み処の無い作品です。
あえて基本を示すなら、クランチーなリフを弾きながらミドルテンポでズンズン進むタイプで、慌ただしさは無く展開は整然としています。時折思い出した様に走り出しますが、これがまるで覇気が無い。かと思えば叙情的なフレーズやアトモスフェリックなシンセ、果てはケーナ(?)の音色まで顔を出す。デスメタルの衣さえ捨てている曲もいくつかあります。ヴォーカルもデス声に留まらず普通声やダミ声などを使ってこれまたヘンチクリンなメロディを歌う。多彩と言えばそうですが、アルバム一枚の中で全然統一感が無く、この取りとめの無さが非常に気持ち悪い。不快感だけなら並のデスメタルの軽く上を行くでしょう。意図的なら大した策士です。プログレッシブと言うより変態な音。何回聴いても未だになんじゃこりゃって感想です。
Amazonなどを見ると結構プレミアが付いていますが、私は田舎のレコード屋で2000円くらいで買いました。完全にマニア向けなので並のリスナーがわざわざ大枚叩いてまで聴くにはちょいと敷居が高い。
実は2014年現在も活動中で3枚のアルバムを出してます。他はどんな音なのか気になる。