むかーしの、アルバイトのお話 | みどり屋根の小さな庭 T字路の奥

 

独身時代の若い時、

とあるブティックで

アルバイトをしました。

今時はブティックとは言わず

「ショップ」って言うのだと、

若い人に指摘されました( ..)φ

 

その店は、大きなビルの中にあり、

壁がない店舗デザインで、

周りも内部も、

ものすごい量の

売り物の洋服が

高い天井から幾重にも

吊り下げられたり、

ハンガースタンドに

かけられたり、

マネキンに着せてあったり、

しました。

 

女性店主は

(先生と呼ぶことになっていた)

既に当時かなり年配の人でしたが

とてもアクティヴな人でした。

 

バイトの仕事は何かというと、

お客さんが来たときに

接客対応をして、

販売につなげる・・・

のだと、思っていました。

 

違うんです。

ひたすら、

女性店主の指示通りに

売り物の洋服の

位置を変えていく、

ただただ、

それだけなのです。

それだけを、

延々と、行うのです。

 

接客は、

「先生」がするので、

バイトに出番はありません。

とにかく日がな一日、

ずーっと商品の配置換えを

していくだけです。

 

繁華街の中心にあった

店ですが、時給が

当時としても相場より安く、

そして何よりも

仕事内容が嫌になってしまい、

一か月たたず、

やめてしまいました。

基本的に、アルバイトが

居ないか、すぐに辞めてしまう

店でした(^^;)

 

先生が言うには

「同じ場所に同じ服が

ずっとあると、

商品が動いていないように

見えるでしょ、だから

どんどん、次々、

置き場を変えていかないと」

ということでした。

 

このアルバイト経験を

長らく忘れていたのですが、

植木鉢やら何やらを

毎日のようにあっちへ移し、

こっちへ動かし・・・

と、やっている自分を見て、

ふっと、思い出したのです。

 

日陰の庭で、少しでも

花や木に陽を当てようと

ああでもない、こうでもないと

植木鉢を動かし、

昨日まで気に入っていたはずの

諸々の配置を

今日はまた変え・・・

 

エンドレス。

 

そういえば、あのとき、

バイトで毎日せっせと

服の配置換え、

やっていたっけ・・・と、

思い出したのです。

 

夫は、

「前もって、ちゃんと考えて

植木鉢でも何でも置けば、

そんなに移動させなくても

いいんだ。計画的にやれば

もっと楽になる」と言いますが、

そうですか?

違いますね?真顔キラキラ

園芸好き、庭好きは、

それでは済まないッデレデレラブラブ

 

あっちこっち迷いながら

色々やらかす

やるのが楽しいのだから

仕方ありません。

 

その店があったビルは、現在、

建て替えのため、取り壊し中です。

先生も、普通でいけば、

既に他界されているでしょう。

生きていたら100歳以上・・・

あの時の先生が、

おそらく現在の

私の年齢位だと思うと、

強力パワーに今更ながら

驚かされます。

 

私も頑張ろう!

植木鉢、レンガ、

運びますよ!

転ばないように(;'∀')

 

 

お付き合いいただき、

ありがとうございます(*^_^*)

 

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