路傍の疑問~病院・クリニックでのふとした疑問~

路傍の疑問~病院・クリニックでのふとした疑問~

取るに足らない疑問が、日々の診療を深くする。

Introduction

『それは年のせいですね。』というのが私は嫌いです。
もちろん年齢を経ることで出る現象はあります。でも本当に今起こっていることが気のせいなのか、関係ないことなのかは調べてみないとわかりません。

診療の中で患者さんの疑問の一言が次の診療で幅を広げるきっかけになることもあります。
ここではそんな日々生じる疑問や発見について書いています。

ちなみに時々出てくる絵は自作です。医者辞めてイラストレーターになりたいって言ったら、みんなに止められました(笑)。

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<お断り>
論文の解釈には注意しておりますが、あくまで個人の解釈になります。
また研究の行われた国、規模、設定により同じ内容でも異なる結果がでることもあります。
その点についてはご理解いただければと思います。

<文献・出典に関して>
PMIDと良く書いて出させていただいておりますが、これはPubmedという論文検索システムでのいわば出席番号みたいなものです。URL(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/)にアクセスして、番号を入れると見れます(一応)。

ある日の外来のこと、

 

エビ天そばを食べたら、呼吸が苦しくなったんです、という若い女性が来られました。

 

食物アレルギーですね。

食物アレルギーは目下勉強中なのですが、勉強したことを少しずつここでも復習の意味を兼ねて提示していこうと思います。

 

食物アレルギーはどのように診断するか。

今回のエビ天そばは様々なアレルゲン(原因となるアレルギー物質)が含まれています。

 

いくつか挙げると、

①エビ

②小麦粉

③そば粉

 

①と③はわかりますが、②は?

 

一つは食べた場所と原材料です。

お蕎麦屋さんでも、そばだけでなくうどんを出していることは珍しくありません。

ということで、蕎麦屋でも小麦が混じったり、うどんで症状出た人が実はそばアレルギーってこともあり得るのですね。

 

このためどこで食べたかが重要です。

 

今回初めて知ったんですけど、十割そばとか二八そばとか言うじゃないですか。

僕知らなかったんですけど、

十割そば(そば粉100%)は、原料に小麦粉を含まず、多くのそば屋や市販商品では「二八そば(そば粉8割・小麦粉2割)」が主流、とか書いてあって

 

そばにも小麦粉普通に交じっているらしいですよ。

ちなみに30%以上そば粉が使われていないと、そばとして販売しちゃいけないそうです。

 

全然知らなかったです…。

 

あ、次回はこの続きですね。

 

本日のまとめ

一般に売られているそばには、そば粉と小麦粉がブレンドされている。

そば粉が30%以上含有されていないと、そばとして売っちゃいけないらしい