大海賊時代を作った張本人、海賊王ゴールド・ロジャー。グランドラインを制覇した唯一の海賊であり、エースの実の父親です。
ルフィの麦わら帽子は元々ロジャーの物であり、それがシャンクスに渡り、シャンクスからルフィに預けられました。
しかし、このロジャーはいまだに多くの謎があります。
元々の名前はゴール・D・ロジャーですが、政府がDの名前を隠そうとしてゴールド・ロジャーと呼んでいました。
そしてロジャーは元ゴムゴムの実の能力者ではないかとの説があります。前述したシャンクスが東の海にいた理由もゴムゴムの実を探していたのではないかとの説もあります。
食べてみないと何の実かわからない悪魔の実をシャンクスは知っていた様子でした。この事からシャンクスはロジャーが食べた実を見たことがあり知っていた可能性があります。
ただ、バギーがロジャー海賊団時代に悪魔の実を食べるふりをした時、クルーたちは悪魔の実を見たことがない様子でした。この事からロジャーが能力者なら全員悪魔の実の存在を知っている筈、故にロジャーは能力者ではないという否定説もあります。
ただ、この描写は前半の航海であり、最後の航海、グランドライン後半の海でゴムゴムの実を食べたという考えもあります。
そして黒ひげ海賊団の一人ジーザス・バージェスはドレスローザで、他にも強力な「悪魔の実」があるにもかかわらず、なぜかゴムゴムの実を狙っていました。この事からゴムゴムの実には何らかの特別な意味があるのではないでしょうか？
ゴムゴムの実には、ロジャーの意思が込められていて、それをルフィが麦わら帽子と共に受継ぎ、そのロジャーの意思を黒ひげは狙っているとも考えられます。
ロジャーは死の間際にレイリーに「おれは死なねぇぜ」と言っています。それは悪魔の実に自らの意思が生きていく事を示唆しているかもしれません。
さらに、ロジャーの右腕だったシルバーズ・レイリーはロジャーは「読めたのではなく、万物の声が聞けた」と言及しています。この事からロジャーは悪魔の実や見聞色の覇気とは違う、特別な力をもっていたのではないかとも考えられます。
そして、「ロジャー」の技で唯一明らかになっている「神避(かむさり)」。
この技は、神として権力の座に居座っている「天竜人」を退け、避けるという意志を表した技ではないでしょうか？
