1970年代、関西ではブルースをバンドで演奏するのが盛んで大阪、京都では上田正樹とサウストゥサウスを中心に熱いシーンがあった。


1963年生まれのワタシより上の世代の話。ディープパープルやツェッペリンがブイブイ売れるよりさらに前のこと。シカゴブルースをカバーしたり南部の濃いブルースを探求したり、大阪弁でオリジナル曲をブチかましてた。


当時をリアルに知る人たちは現在70歳オーバーのお歳。日本のブルースの歴史を語り継がないとアカンよね。


ワタシは1980年代以降に近藤房之介さん(ブレイクダウン)や妹尾隆一郎さん石田長生さん、憂歌団…などに継承された関西リズム&ブルース&ソウルシーンにふれた。気がつけば彼らと同じ街に住み酒場やスーパーマーケットの野菜売場や街角でお見かけするような身近さに。「HEART OF STONE」は1990年リリースのLIVE盤で表題曲はストーンズのカバー。めちゃくちゃカッコイイのです。


1970年代のブルースシーンについて書かれた本がある。ウエスト・ロード・ブルース・バンドの永井隆さん(ホトケ)が書き残された「ドッグデイ・ブルース」という京都の若いバンドマンの生活を記した青春譜。

絶版みたいですが、当時の熱さに触れたい方は必読です。

このコミックは1970年代に活躍したブルースバンドが2000年頃ラストツアーをする話。

実在する荻窪のライブハウス「ルースター」が舞台になっていたり、故 妹尾隆一郎さんをモデルとしたハーピストが出てきたり山岸潤史さんらしきギタリストがいたりして楽しめます。