皆さん、こんばんは。
現状治療としては進んではいますが、まだ移植そのものの日程が未定です。
異常な高温の日々も申し訳ないくらい感じずに過ごした5月でした。
さて今日は前回に引き続きのテーマでもありますが、是非自動車メーカーさんに
そして行政にお願いしたい提案を用意させて戴きます。
テーマは「続発する老人の交通事故対策への提案」(6/4 外部リンク添付)
ニュースやワイドショーで散々取り上げられている話題ではありますが、
どうすればいいか?という具体的な提案もあまり見られないと感じます。
そこで現実的に可能で、かつ、総体的にプラスになる提案をしたいと思います。
まず、現状の整理です。
・高齢者の免許返納率は5%
・80歳以上の免許保有者の72%が「運転に自信がある」
・高齢者の中でも更にボリューム世代が高齢化
これで老人の事故が減るわけがありません。
【 提案 】
1.老人向けの新カテゴリーの車種を制定(小型ではなく超小型など)
自動車税も大きく減免するなどで経済的な負担を減らし、需要を喚起する。
2.速度はベタ踏みでも時速30~40キロ程度
スピードだけは安全保障のため犠牲とする。
3.高速道路、一定の最高速度以上の自動車専用道路の走行禁止(スクーターと同じで)
当然ながら走行は一般道に限る。生活や仕事のための移動に限定する。
4.アクセルは小さく、ブレーキは大きく、両者をこれでもかと離す。
アクセルとブレーキの踏み間違えの確率を物理的に低減する。
5.2人乗り、後ろに少し荷物が載せられる程度のスペース
異動だけでなく買い物や仕事などの生活にも対応するため、多少スペースを設ける。補助席にもなればベター。
6.カッコよさ、可愛さの追求
ここがこの提案の成否が掛かるポイント。ベタベタな自動車では需要は生まれない。
今でも軽自動車、という車種は税金の面や高速道路の料金、また専用駐車場などのメリットがあります。そこでさらにもう1つカテゴリーを追加すべきではないかと考えます。その新車種は2、3にあるように、速度を出ない仕様にするべきです。現状でも50cc以下のスクーターは本来の法定速度は時速30キロですが、あまり世の中的には守られているようには見えませんね…。しかし「ベタ踏みでも30キロしか出ない」仕様であれば、出しようがないのです。少なくともアクセルを踏み込んでしまって100キロ近くで大暴走する…ということは無くなります。
そして4は前回の続きではありますが、「なぜアクセルとブレーキを踏み間違えるのか」という脳内のメカニズムを解明するよりも、物理的に離してしまう方がよほど効率的だと思います。
5に関しては当然買い物をすることもあれば、仕事の通勤に使う人も居るでしょうし、交通弱者と言われる人々はこれから増えることはあっても減ることは当面ありません。広いニーズに対応させるための最低限の収納(搭載)スペースは付けるべきだと思うのです。
そして最後、ポイントと書きましたがこれがどういう意味か説明します。
いま例えば…75歳の高齢者の男性と女性が居られるとします。1944年生まれ、ということになりますね。
彼らの幼少時代から若年、壮年時代にどういうものに興味を持っていたのか、を考える必要があります。
要素はたくさんありますが、代表的なものを羅列します。カッコ内は今年75歳の彼らが何歳であったか、という表です。
ちょうど多感な20歳前後を抽出し、自動車の発売時期も併記しました。
・1960年 安保闘争激化 (16歳)
・1964年 東京オリンピック (20歳)
・1966年 ビートルズ来日、トヨタカローラ発売 (22歳)
・1967年 ツイッギー来日ミニスカブーム、ダットサンフェアレディ、トヨタ2000GT発売 (23歳)
・1969年 日産スカイライン発売 (25歳)
・1970年 an-an/non-no創刊、トヨタ・セリカ、ホンダ1300クーペ発売 (26歳)
当たり前なのですが、「25年前の75歳」と「今の75歳」はまったく違う人生を送り、文化を生きてきているのに、本当にそのニーズに応えようとしているでしょうか?すべての商品に当てはまると思うのですが、今の75歳はこんなに若いんです。親御さんの世代から総攻撃を受けながら、20台前半でミニスカで街を闊歩していたお姉さんが今、75歳なのです(´・ω・`)!
つまりは自動車のデザインも「昔はやったカッコイイ自動車のミニ版」をベースにすれば良いと思うのです。女性向けであれば、同様にその頃の「カワイイ」の基準を参考に。
正直私はあまり自動車には詳しくないので、上記の自動車たちがどういう位置づけだったかまではわかりませんが、当時の人気だったり憧れのデザインや車種名を用いれば良いのではないでしょうか。
また、この新車種はもうひとつの需要を喚起する可能性があります。
例えば、駅までの送迎などのママさん需要。ママさんが送迎や買い物をする分にはそこまで速度は要求されてませんし、工夫してもう1人分補助席みたいなものを設けるようにすれば一層需要は増すでしょう。「運転に自信がないママさん」はかなりの割合になると思います。
問題は1つだけです。
今までの軽自動車、普通自動車需要がこちらにシフトすることに対し、自動車メーカーが積極的にならない可能性があります。単価は当然下がるでしょう。そうであったとしても、企業の社会的責任としてそれを受け入れるべきではないでしょうか。
またそれらを統制するのは本来「行政」の仕事。行政と大手自動車メーカーが一体となり、取り組むべきではないかと。
補助金を出したって良いじゃないですか。
ちなみに現在の「軽自動車」という車種は、実は1949年に制定されたそうです。それから10年くらいで一気に普及し、また最近もコストパフォーマンスが注目されて人気が再燃しております。70年の時を経ているのですし、明らかなメリットがあるのですから、是非「新車種」の制定を検討…いや実現願いたいものです。
ヒョウタンからコマ、ではありませんが、決して実現性が低い案ではないと思います。
是非とも政治家、自動車メーカーさんにお知り合いの方が居られれば是非お話しして下さい。
水面下でEV(電気自動車)の開発を進めている電機メーカーさんでも構いません。(秘密保持契約結びます(´・ω・`))
ちなみに更に細かいアイデアがいくつかありますので、本格始動の折には無償でそのアイデアもご提供します。
いわゆるオープンソースにすることも厭いません。
嘆いているだけでは何も始まりません。ただ確実にこれから老人による交通事故は増加します。最近は「自動車による徘徊」という恐ろし過ぎる話もあります。あまり先延ばしするものではありません。
是非ご一考を願います。我々の未来のために!
おやすみなさい…
Thank you .