ロブスター | cinema ROCCO and...

cinema ROCCO and...

映画のことや日々のあれこれ。


3/27(日)、“ロブスター”。



①45日以内にパートナーを見つけること


②独身は罪


③捕まれば“動物”なって頂きます


“独身者”は“ホテル”と呼ばれる矯正施設に送られ、


そこで45日以内にパートナーを見つけなければ


自ら選んだ動物に変えられ森に放たれる。


そんなルールが課せられたある時代、


妻に捨てられ独り身になったデヴィッドも


“ホテル”に送られパートナーを探すことになる。


しかしなかなかパートナーを見つけられず


“ホテル”の奇妙な生活から逃げ出したデヴィッドは、


“独身者”たちが隠れ住む森にたどり着く。


デヴィッドはそこで出会った近視の女と恋に落ちるが、


森には“恋愛禁止”という“独身者”のルールがあった。





あぁ、不思議なお話でしたー。シュール。



パートナーを見つけるために“ホテル”に送られる。


うん。まぁ分かる。


独身は罪。


うん。まぁ仕方ない。


45日以内にパートナーを見つけられなければ


動物にされる。


うん? 動物に・・・!?



ここで突っ込んじゃダメね。


これはそういう世界のお話なので


『なるほどねー。


ROCCOだったら・・・ハリネズミかしら?』


と変えられちゃう動物を選ぶぐらいの余裕をもって


お話を楽しみましょう。



そんなルールのある世界でも、


“ホテル”の生活はかなりオカシイ。


独りがいかに危険か、


パートナーがいることがいかに幸せか。


そういうことをマジメに教育していくんだけど、


その光景はなんともシュールで歪んでいて


可笑しさとも恐怖とも判然としない、


ぼんやりとした狂気が漂っているのでした。



なにか共通点を持つことがパートナーとしての条件で、


あのジワジワくる恐怖というかなんというか、


『やっちゃったの? どうなの!?』


ととても気になるラストシーンでした。



そして、YKK!! おもしろいー。