負けた後が大事かと | メタボリックがとまらない ver.7 東京出戻り編

メタボリックがとまらない ver.7 東京出戻り編

副題 : もう遠距離の異動は無いだろう

都知事選で3位という結果になった、蓮舫氏と支援していた人達が、蓮舫氏に対するバッシングについて、女性蔑視、女性差別のバッシングとして噛みついている。

これは、選挙後の自身へのバッシングについて、「女性相手にしかありえないバッシング」みたいな事を、蓮舫氏自身がツイートしたからですが、そのような発言を蓮舫氏がした事によって、更にバッシングが強まったというのは皮肉だ。





ご存知の通り、蓮舫氏はクラリオンガール出身であり、様々なテレビ番組のアシスタントや報道キャスターとして活躍した後、2004年に政界に進出して議員となった。

同時代を生きてきた私からすると、タレント時代の蓮舫氏の人気が高かったのかと言われたら、正直なところ人気が高かったという実感が無く、アシスタントや報道キャスターとしてテレビ番組に出ていた時も、その口調や表情から「生意気」「いけすかない」という評価の方が多かったように記憶している。

その頃には無かった言葉ではありますけど、「意識高い系」として扱われていたというのが、蓮舫氏に対する扱いや評価だったように感じますが、それを「戦う女性」として評価した、これまた「意識高い系」な人達の支援を受ける事で、蓮舫氏は国会議員として生きてきたというのが、蓮舫氏に対する率直な私の見方である。





さて今回の敗戦は、蓮舫氏や蓮舫氏を応援してきた人達からすれば、青天の霹靂みたいな結果だろう。

「当選するのが当たり前」「世間から認められるのが当然」という、成功体験しか積み重ねてこなかった人達からすれば、今回の敗戦を検証してみて出てくる答えは、組織票や自分が女性だからといった、都合の良い結論しか導き出せないだろう。

しかし世の中の人からすれば、やたら表に出てくる共産党の支援や、小池百合子が出すまで公約を発表しない姿勢、そして批判だけに終止した選挙活動などに対して、こりゃあダメだと審判されただけの話で、蓮舫氏が女性だからダメとかいった事で、蓮舫氏に投票しなかった訳ではない。

蓮舫氏は忘れているのかも知れないが、蓮舫氏の基本は「タレント枠」な政治家なのであって、「タレント枠」という強力な認知度が有ったからこそ、蓮舫氏は注目されてきたのであり、そのように強力な認知度を持ち合わせているが故に、その姿勢や態度、そして発言などが、世の中の人の目や耳に入ってくる。

「2位じゃダメなんですか?」という過去の発言も、これが蓮舫氏でなければ、ここまでイジられる事は無かったかも知れないが、「タレント枠」である蓮舫氏の発言だったからこそ、ここまでイジられるのだ。





落選した事によって、蓮舫氏は自分が「一般人」や「私人」になったと思い込んでいるかも知れないが、蓮舫氏が政界引退を発表しない限り、世間は蓮舫氏を「落選したタレント枠の政治家」として見続ける。

次の選挙を考えているなら、落選後の発言や姿勢について、世間は「落選したタレント枠の政治家」の発言や姿勢として受けとめる事を、蓮舫氏は考えて行動すべきであるが、そのような事を教える人が周囲にいないのか、蓮舫氏は世間に噛みつく事を止めない。

まあ「意識高い系」の支持者は多く存在しますから、次の選挙で当選する可能性は残されていますけど、今回の選挙で、あからさまに共産党が応援しましたし、選挙後も共産党が表立って応援してますから、支持してくれる層や範囲は、今までより狭まる事だろう。





まあ蓮舫氏に残されているのは、共産党との共闘ぐらいしか無いと思いますが、比例代表の票稼ぎとして扱われるんだろうなあ。

あまりにも負けた後の対応が悪すぎるよ。