直視し難いこと | メタボリックがとまらない ver.7 東京出戻り編

メタボリックがとまらない ver.7 東京出戻り編

副題 : もう遠距離の異動は無いだろう

「クラブは進化してるのか?」という疑問を持ち続けているが、実際には進化してるのである。
そのような事を書くと、「広告の通りなら誰でも300ヤードなんじゃね?」と言う人が出てくるが、広告が口にしない真実がある事を、そのような人は忘れているのである。



飛距離を決める最大の要素とは、ボールの初速だろう。
これは、物理的にボールの初速以上の飛距離が出るはずが無い訳で、ボールの初速にスピン量が影響した結果が、そのゴルファーの飛距離という事になる。
適正なスピン量で打てれば、そのゴルファーのボール初速の範囲内で、最大の飛距離を出せるはずだ。



昨今のクラブが、何を追求して進化してきたのかと言えば、適正なスピン量の出しやすさだろうと思う。
それと共に、サイドスピンの出にくさも追求して来ただろうが、多分これは適正なスピン量の研究の中に含まれる。
この1点を追求し続けて来たのだから、クラブは進化してるはずである。



ボールの初速に話を戻すが、ボールの初速を分解すれば、それはヘッドスピードとミート率になる。
では進化したクラブが、どこに影響を与えているかと言えば、それぞれの一部としか言いようが無い。
ヘッドスピードの大部分と、ミート率の大部分に影響を与えているのは、それはゴルファー自身である。



ヒッコリーのクラブだろうが、最新のクラブだろうが、ゴルファーのパワーや技量を超えた能力は出せない。
300ヤード飛ぶであろうボール初速を出せない人は、ヒッコリーだろうが最新のクラブだろうが、同じく300ヤードに満たない飛距離しか出せない。
飛距離を生み出す主たる要因とは、あくまでゴルファー自身の身体能力であって、要因に対するクラブの影響は従である。



ゴルファーの身体能力は、クラブの進化と同様には進化してない。