たびたび、Vtuber絡みの話題を取り上げてしまい、他の話題を期待されている方がもしも万が一、一人でもいらっしゃったのなら、私はその方に全力でお詫び申し上げます。

 ですが、どうしても言いたいことが2つばかりあるので、今回はその2つをまとめて一つの記事にしたためたいと思います。

 

 

 と、ここで一つお知らせです。

 

 どうやら、今回作った記事があまりにも長すぎて、アメーバブログ側から「字数多すぎてあげられねえ!」とクレームをいただきました。

 なので、ワードで作った記事自体は1本なのですが、本稿の後半は金曜日に掲出とさせていただきます。

 結果として、3回連続Vtuber関連の話題となってしまうことを、重ねてお詫び申し上げます。

 

 

 まずは、アイドル部を運営するどっとライブに対してです。

 

 5月に、アイドル部デビュー1周年ライブが催されました。このライブ自体は確か8000円くらいで、抽選でした。

 ここまではまだいいです。まあ、これはどっとライブというよりは、このライブを中継したニコニコ動画に対する不満なのですが。

 中継から1週間は何度でも見ることができるとはいえ、その視聴料が9990円って、ぼったくりも甚だしい!

 通信回線速度やアクセス集中などで、高画質(HDレベル)で見ることができるとは限らない生中継。また、後で見るときは通信速度が安定して、HD画質で見ることができたとしても、今度はデータ通信量が膨らむため、事実上WiFi環境でしか見ることができない不自由さ。

 しかも1週間限定です。これで、9990円です。ライブを生で見るという臨場感あふれる体験の方が安いのです。

 

 私からしたら、5000円が上限ですよ。もっとも、その時いろいろな理由で私が捻出できた予算が5000円だったのですが。

 でも、せめて、ライブ観覧料より安くするのが筋ってものでしょう?

 いくらオタクはこういうものについて金に糸目をつけないからといって、限度があります。それに、学生のオタクだって大勢います。

 

 そして、話変わって、その頃に発表があった、7月のどっとライブトラベルです。私はこれも、当時懐具合が厳しかったので見送ったのですが、今になって、やっぱり行ってみたかったな、せめて応募くらいはしておけば…と後悔しました。

 で、トラベルの後に、バスの中で流れた音声ファイルが販売されたのですが、これが未公開部分を含めて15千円です。

 ただの音声ファイルですよ?どっとライブもぼったくりに手を染めたのです!

 

 世間の価値基準から大きく乖離したこの価格設定。憤りを覚えました。

 

 あのオーディブルですら、1ファイル辺り1500円前後です(長いものだと5時間くらいの朗読の音声ファイルもあります)。

 それが、2時間半くらいで15千円、10倍ですよ?

 

 何考えてんだ?ってなものですよ!

 

 ちょいちょい、こういうことを、どっとライブはやるのです。そのたびに、アイドル部の配信を見るのを楽しみにしている私は、冷や水を浴びせられる思いというか、興ざめするのです。

 

 なんというか、「うちは金持ちしか相手にしていませんよ」的なことを、暗に訴えているような感じがするのです。

 

 そういう姿勢だと、アイドル部やどっとライブ全体はさることながら、下手するとVtuber業界全体も、衰退の道に進んでいってしまうと思います。

 

 なぜならば、Vtuberにおける経済効果というか、経済規模というか、そういうのは、これからもっと大きくしていくべきものであり、そして、その重要なお客となりうるのは、今まさに学生だという人たちだからです。

 コミックマーケット然り、アニメ産業然り、元々は熱意ある若者によって、その活動規模は大きくなり、非オタクの人たちの価値観を変えていきました。

 そして、一部を除いて、若者の多くは、自由に使えるお金は、それほど多くはありません。

 好きなことのために、学業以外にアルバイトに励んだり、一生懸命お小遣いをためたりして、年に数回、思い切り出費していますが、それだって、限界はあります。

 特に一人暮らしなら、日々の生活費や家賃や光熱費、親の仕送りでは足りない分を賄うなど、グッズ関連に使えるお金は、案外限られているものです。

 

 そこに来て、2時間半くらいの音声ファイルに、いくら聞いてみたいと思っても、15千円というのは、コスパなどを考えると、やはり高すぎます。

 

 で、急に話が変わりますが、海賊版とか違法ダウンロードとか、そういうのが問題になっているかと思いますが、私はこの事例でもって、芸能側にも問題があると思うようになりました。

 そりゃあ、マンガ本をスキャナで取り込んで、PDFだかJPEGだかのファイルでネット上に公開するというのは、やりすぎだと思います。漫画本など、愛蔵版や完全版でもない限り、ほとんど1000円しませんから。

 でも、2時間半の音声ファイルが15千円というべらぼうに高い価格設定の物となると、このファイル自体が共有サイトとか動画投稿サイト(YouTubeなどの有名どころとは違う場所)にアップされて、知る人ぞ知るレベルではあるものの、その情報が拡散されれば、誰もがこういう無料で手に入る方法で、音声ファイルを入手してしまうかもしれません。

 つまり、運営側のこの姿勢も、海賊版や違法ダウンロードを誘発させているのです。

 

 ちょっと検索かければ、今でもアニメや映画の動画がアップされているところ、ありますからね。それを使うか否かは、その人の倫理観などにゆだねられますが、でも、ネット上に数多そういうのがあって、ダウンロード数を見ると、みんなやってるという意識に駆られて、倫理観が希薄なものになってしまうのではないでしょうか?

 ましてや、自由に使えるお金が少ない若者となると、その辺り、結構意識していない可能性があります。知らないとかではなく、みんなやってるからというのが行動の基本となっていればなおさらです。

 

 今、電脳少女シロさんのチャンネル登録者数は65万人を超えています。テレビ番組にも出演しています。アイドル部も、全員がチャンネル登録者数5万人を超え、間もなく15万人に達しようとしている人さえもいます。

 特に、アイドル部が総出演した「学力テスト」は97万回再生されています(記事執筆時点、前編)。また、マインクラフトの世界で鬼ごっこをした「闘走中」も50万回以上再生されています。

 再生回数自体は、同じ人が何回も見ているという可能性が考えられますが、でも、チャンネル登録者数と合わせて見ると、計算方法はわかりませんが、推測で物を言うと、10万人くらいが見ているのではないかと思います。

 その中には、たまたま見たという人もいるでしょうし、その後チャンネル登録したという人もいるでしょうし、それきり見に来ない人もいるかもしれません。でも、すべて欠かさずという人は2万人くらいいて、後でまとめてみるとか、そういうタイプの人も含めると、10万人くらいはいるはずです。

 それに、例のライブのニコニコ生放送(前座は無料公開…しかし、回線混雑したら会員以外は追い出される仕様)を見る限り、前座だけで20万人以上が見ていましたからね。

 おそらく、アイドル部全体の視聴者とすると、それくらいはいるのではないかと思います。すべてのメンバーのチャンネル登録はしていないけれど、特定の人だけ登録しているという、私の初期の頃みたいな人もいるはずですし。

 

 で、話を戻しますが、音声ファイルの15千円。いったいどれだけの人が購入すると見込んで、この価格設定にしたのでしょうか?

 

 1万人ですか?2万人ですか?…まさか全員なんて虫のいいことは考えていませんよね?

 

 思うのです。欲をかいて、15千円を5万人が落とすと計算したとしたら、それは大間違いです。

 だって、今の時点ではそうかもしれませんが、これからアイドル部を知る人だって大勢いることでしょうし、これからアイドル部の追っかけになる人だって大勢いるはずです。

 で、そういう人が、過去のバス旅行の音声を見付けて、15千円と知って、果たして買うと思いますか?

 だって、後から知った人は、バス旅行というイベントは、身近なものではなく、いくら配信内でメンバーが「楽しかった!」と言っていても、実感がわかないものです。買うとして、かなりお金に余裕がある人と、その時点でかなり熱を上げている人くらいで、そういうのはほんの一握り、下手すると一つまみでしょう。

 

 一方で、2時間半の音声ファイルが5000円くらいの価格設定だったら、おそらく学生でも、完全に手が出ないというレベルではないはずです。

 となると、それだけダウンロードする人も増えるわけで、値段が安い分売り上げが落ちるという考えもあるでしょうが、しかし、後のことを考える、つまりはこれからアイドル部を知り、活動を見守り始める人がどれだけ増えるかによっては、よりダウンロード数が稼げるわけで、長期的に見ると、その方が売り上げが伸びる可能性もあるのです。

 それに、5000円でも高いと感じる人がいる一方で、それくらいなら…という人にとって見れば、良心的な価格だと感じて、その心意気に、より応援したくなるかもしれません。少なくとも、そういう人は、15千円の時よりは確実に多いです。

 

 だって、考えてみてください。日帰りプランで12千円ですよ?バス旅行は。

 

 それよりも高い音声ファイルって、ぼったくり以外の何物でもないですよ!

 

 都内宿泊翌朝解散というプランは3万オーバーだったと思いますが、ホテルの宿泊費込みなのですから仕方ありません。

 

 やはり、音声ファイルは5000円くらいが、それでもやや高いですが、まだ適正価格の範疇だと思います。

 今からでも値下げを検討してもらいたいものですね。

 

 で、今更できないというのであれば、せめて、なぜこの価格設定なのかの説明をすべきです。

 

 例えば、この売り上げの何%が、機材更新に充てられて、何%がアイドル部メンバーへのお小遣いとして割り振られるとか(お小遣いというよりは、部費の方がいいですかね)、何%が今後の運営に活用されるとか。

 で、今後の運営については、今の時点でどういうイベントを予定しているかを、決まっているものだけでも明かすのです。

 そうすれば、15千円でも、投資みたいなものかとか、応援の気持ちだということで、ダウンロードする人は気持ちに整理をつけることができるのです。

 文句なしにダウンロードする人というのは、金に困っていない人だけです。

 

 まあ、そういう人だけを相手にしているというのなら、勝手にしてください。

 

 あっという間に、ファンがどっと離れていきますから。どっとライブだけにね。

 

 

 つまらないダジャレでしめたところで、次です。

 

 わかりませんね、私には。

 

 というのも、こればかりは、人それぞれだと思いますし、立場が違えばやはり変わってきますからね。

 

 でも、ひとつだけ確かに言えるのは、Vtuber業界は見る人がいて初めて成り立つということです。

 

 これは、ユーチューバーにしろ、芸能人にしろ、すべての表現者に言えることだと思います。

 

 私は伊集院さんのラジオをよく聞くので、例えが落語家やお笑い芸人になりますが、デビュー間もないころや二つ目に昇進した直後など、単独ライブや独演会を催した時に、観客が誰もいないということがありますね。全くなかった人もいるかもしれませんが、誰もが経験しうることだと思います。

 ほかにも、『ラブライブ』という、私にとってはアニメ作品があるのですが、主人公が立ち上げた学園アイドル、ミューズ(記号出すの面倒なのでカタカナ表記にさせていただきます)。初期の3人の頃にいっぱい練習して、初ライブを開いてみたところ、観客席には誰もいないというシーンがありました。

 

 このことから、芸人や落語家、アイドルといった表現者が、いくら鍛錬を積んで、そう名乗ったとしても、見る人がいなければ、誰も認識しなければ、表現者たり得ないのです。

 相手がいて、初めて表現者となるのです。

 

 そして、本題に戻りますが、先日、「ゲーム部プロジェクト」というVtuber4人のグループがあるのですが、その魂、いわゆる中の人である声優の交代が、運営側から正式に、ツイッター上で発表があったそうです。

 参照したニュース記事によると、発表時点ですでに、「桜樹みりあ」と「道明寺晴翔」の声優は交代していて、9月頃には残り二人の「夢咲楓」と「風見涼」の交代も決まっているとのことです。

 

 この交代劇に、ファンからは非難が飛び交っています。

 

 というのも、これは私も含めての話なのですが、Vtuberのコンテンツを楽しんでいる人やファンの多くは、Vtuberを「その外見と魂(=中の人)は一致するもの」と認識しているからです。その外見に中の人は一人だけなのです。

 つまり、中の人が辞意を表明したら、そのキャラクターそのものの活動も終了するのが筋だという認識なのです。

 

 一方、「ゲーム部プロジェクト」の運営側は、Vtuberを「キャラクターコンテンツ」と認識していて、いうなれば、アニメなどの登場人物と同じ認識のようです。

 あるいは、ディズニーランドにおけるミッキーマウスなどと同じというか。

 というのも、初期のミッキーマウスのアニメーション、声はウォルト・ディズニー氏が当てていたとか。で、今もなおアニメは作られて、でもほぼ同じ声。当然、中の人は入れ替わっているはずです。

 つまりは、運営側は「ゲーム部」の4人というキャラクターは固定で、中の人が入れ替わることについては不自然ではないと考えているのだと思います。なぜなら、アニメなどにおいては、それは当然のように行われているからです。

 

 思えば、アニメの中の人の入れ替わりは多々あります。

 ある時は、妊娠と出産のため長期間の休業を強いられて、その間だけ代役を据えるとか。ある時は、中の人が不祥事を起こして、急遽代役を立てるとか。

 そしてある時は、中の人が逝去して、後継の中の人を据えるとか。

 特に長寿アニメにおいてはよく起こります。

 

 そして、アニメファンもその辺りは、状況にもよりますが、たいていの場合は納得しています。

 

 ならば、Vtuberにおいてもそれはまかり通るだろうと、運営側は考えたのかもしれません。

 

 でも、そうはならなかった…なぜか?

 

 そもそもの話として、条件がアニメとVtuberとでは異なっているためだと思います。

 

 アニメのキャラクターは、アニメ作品という舞台があって、その中で行動するものです。アニメの外側で活動すること自体が稀です。

 一方でVtuberは、キズナアイさんの登場がどういういきさつかまではわかりませんが、しかし、今では「ゲーム部」のようにプロダクションや運営組織があるものだけでなく、スマホなどのアプリを使って、個人で活動している人も大勢いるそうです。

 どっとライブに所属する前のメリーミルクさんや、アイドル部に所属する前のもこ田めめめさんと花京院ちえりさんも、元々は個人で活動していたとのことです。

 そして、活動の仕方が、アニメと違って決められた舞台があるわけではなく、電脳世界などいろいろな表現があるようですが、ネット上で、ネットを介して、喋ったり歌ったり、ゲームをしたり活動しています。

 もっと簡単に言えば、その前から存在していたユーチューバーに、アニメーションのキャラクターを据えたものです。映像を通じて見えるキャラクターの先には、リアルな人がいるわけです。

 なんというか、2.5次元とでも言いますか、バーチャルとリアルが混同しているというか、しかしそれゆえに、キャラクターと中の人との結びつきは、作品物とは違って極めて強固で、代役が立てられないものとなってしまっているのです。

 

 アニメなどのストーリーの中だと、いくらキャラクターの性格や個性を事細かに描写しても、話の流れに沿った部分しか明らかになりません。

 もちろん、声優さんは物語で描かれていない細かな部分について、想像したり、制作側からいろいろ聞いたりして、演技に反映させているのかもしれません。

 でも、それにしても、「演技」をしている時点で、限界はあります。作品を見る分には、「登場人物=演じ手」となりますが、演じ手が登場人物そのものに完璧になるわけではありません。同一人物に、「なりきる」ことはできても、そのものにはならないのです。

 でも、それ故に、何かの理由で中の人の交代が強いられても、見ている側のほとんどはそれを受け入れることができるのです。

 

 一方で、Vtuberの場合は、物語の中だけで演じているわけではありません。特に生配信をする場合は、そのキャラクターの基本設定以上の部分、つまりは中の人そのものの部分が否応なく出てきてしまいます。

 金剛いろはさんがいい例です。見た目は金髪ツインテールで巫女服ということで、ツンデレキャラかな?とか、お淑やかなのかな?とか、キャラクターデザインだけ見ればそんな印象を受けますが。実際には、やや鈴木奈々に近い声質で、声がでかく、引き笑いで、言葉遣いが雑かつ悪く、サメ映画を筆頭にB級映画が大好きで、サメについては映画に限らずサメそのものが好きという、もはや「金剛いろは」を語るうえでは、その特徴の9割くらいは中の人に依存しています。

 ここで、急に「金剛いろはの声優を交代します」とどっとライブから発表があったとして、受け入れられる人は、おそらく0です。何故ならば、これで中の人が変わってしまったら、「金剛いろは」としての個性はほとんど喪失し、完全に別キャラクターとなってしまうからです。

 これは、金剛いろはさんに限らず、アイドル部全メンバーにおいて言えることだと思います。

 いや、生配信をしたことのあるVtuberすべてに言えることかもしれません。

 

 そして、「ゲーム部」のメンバーは、私は夢咲楓さんのポケモン生配信しか見たことありませんが、しかし他のメンバーも、ニコニコ生放送などで生配信を経験していたはずです。

 ニコニコの生放送の番組は、他の事務所のVtuberも多数出ていたりするので、多少はごまかしがきくかもしれませんが、しかし、私が思うに、夢咲楓さんはそうはいかないはずです。というのも、以前、何かを達成するまで配信終れないという企画をやっていて、その時は確か、8時間くらい続けていたかと思います。

 8時間以上生配信となると、いくら何でも、そのキャラを演じるということは極めて難しく、どうしても中の人の素が出てしまいます。

 それに、ゲームの腕前もまた、その人の特徴が出てくるでしょう。あと、確か夢咲さんはホラーが苦手だったかと思います。

 ホラーゲーム実況は、たいていの場合、中の人の素が出てくるものです。本当は怖くないのに怖いふりをしたところで、見ている人には筒抜けです。もちろん、興ざめして、次からは見なくなるでしょう。逆に、平気だと言い張りながら、実際にはすごく絶叫を上げて、最後は半べそというケースもありますが、これは完全に素が出ているので、見ている側は面白く、興味が湧き、好感や親近感がわくのです。

 

 つまり、運営が言うように、「ゲーム部プロジェクト」が、「Ctuber(キャラクターユーチューバー)」だと主張しても、結局のところ、生配信を行っている時点で、中の人の個性に依存していることになり、既に代わりが利かない状況になっているのです。

 例えば数分程度の動画配信だけだったのなら、ショートアニメ作品を楽しむ感覚でとどまっていたので、その言い訳もできたかもしれませんが。

 確かに、ショート動画がメインではありますが、時折生配信をしているわけで、そこに手を染めた時点で、運営の「Ctuber」というのは、成立しないというか、苦しい言い訳にしか聞こえないのです。

 

 もっとも、ファンからの反感の最大の原因は、4月頃に勃発した、待遇の問題が明らかになったことらしいのですが。

 

 中の人が違う名義で、ツイッター上で内部告発したことから事態が発覚し、その頃には運営が、その告発内容を認め、待遇改善を約束したそうなのですが、そのほとぼりが冷める前に、「桜樹みりあ」の中の人がひっそりと交代し、続いて「道明寺晴翔」の中の人も交代したわけで、結局待遇改善は行われていなかったと、ファンがそう考えるのも仕方ない状況になってしまったのです。

 私はその辺りの内部事情は知る由がないので、あくまでそういう話がネット上で出ているというのを見聞きしたレベルでしか把握していません。

 なので、もしかしたら当事者の中には、明かせないようなことを経験したり把握したりしているかもしれませんが、その辺りのことについて言及することは当然できません。

 

 ですが、そういう憶測が飛び交うことについては、理解できます。

 

 Vtuberのファンは、外見もさることながら、中の人の個性に魅力を感じている人も大勢いるのです。

 それは、アニメなどで描かれるキャラクターの個性を超える、リアルなものであるからです。作られたものではなく、中の人のこれまでの生い立ちや経験によって、少しずつ醸成されたものであり、ごまかしがきかないというか、他の人ではまねできない魅力なのです。

 その部分が、「ゲーム部」のメンバーに全く出ていなかったのなら、今回の交代劇も、ここまで大ごとにはならなかったことでしょう。

 

 ということで、ここまで長くなりましたが、Vtuberの定義について、考えてみましょう。

 

 Vtuberは、アニメーションのキャラクターが視覚的に表現されるわけですが、配信など表現の舞台においては、音声(喋りなど)が必ず一緒に発せられるわけで、そして特に生配信の場においては、音声の重要度が極めて高くなります。

 それは、そのキャラクターの個性を植え付けるというか、結び付けるというか、視聴者が耳にする情報というだけではない、Vtuberの特徴の大きな部分を占めているのです。

 なぜならば、キャラクター(外観)は、はっきり言って、これと言って大きな特徴は無いのです。これまでに膨大なアニメや漫画の作品が登場し、そこには大勢のキャラクターが存在し、既に外観的に似たようなキャラクターは大量に出回っているのです。

 それこそ、アイドル部のメンバーだって、外観だけ見れば、どこかで見たことあるような感じです。ゲーム部のメンバーだって、どこかのアニメ作品に出ていなかったか?と思えるようなデザインです。

 では、どこで差をつけるか?声しかないのです。

 その声だって、声優養成所上がりの声優が演じるとなると、どこか似たような表現になってしまい、アニメなどに疎い人から見れば、同じに聞こえてしまいます。

 となると、あとは生配信の雑談などで、中の人の考え方や価値観、性格などで差をつけるしかないのです。

 そして、Vtuberを応援する人は、その価値観や考え方に共感したり、性格が気に入ったりして、推しを選ぶのです。

 いうなれば、中の人の個性を重んじているのです。

 

 ゆえに、Vtuberの方でちょっと声の調子が悪いとか、しばらく配信が途絶えたりすると、キャラクター重視だったら送られないようなメッセージ、中の人の体調を心配する声が送られるのです。

 つまり、視聴者にとってVtuberというのは、「1キャラクターにつき1つの魂」となるのです。

 もっと言えば、「中の人のアバター=Vtuberとしてのキャラクター」ともなるのです。

 最初こそ、キャラクターデザインから入りますが、見ているうちに、いつの間にか、中の人のことを応援しているのです。

 

 一方で、「ゲーム部」の運営は、Vtuberをあくまでキャラクターコンテンツとみなし、アニメなどの登場人物と同じものという認識で、何かあれば中の人を交代すればいいと、そういうスタンスなのでしょう。

 つまり、運営と視聴者とで、認識の乖離があるのです。

 

 では、視聴者の定義と運営の認識、どちらが正しいか?とは言いませんが、より重要なのはどちらなのか?

 

 私はもちろん、視聴者の定義だと考えます。

 

 世の中、いろいろな商売がありますが、そのどれもに共通しているのは、「買い手(需要)がないと成立しない」ということです。

 いくら自分が「これは画期的だ!」と考えても、それを手に取る人がいなければ、その創作物は単なる自己満足であり、商売としては全く成立しません。

 つまり、商売においては、「買い手(需要)」を意識しなければならないのです。

 商売のうまい人は、需要をかぎつけて、それに応えうるものを作り出したり、見つけ出したりして、相手に提供するのがうまいのです。もちろん、そこに口八丁や嘘八百なんかもあったりしますが、あまりにひどいのは詐欺になりますが、より利益を上げるための方便というものもあります。でも、その前提となるのは、需要にこたえるという点です。

 何よりも、その需要の内容をはき違えないことです。「ゲーム部」の運営は、それをやらかしているのです。

 そして、企業系のVtuberの運営は、その可能性が高いです。自治体系のVtuberが存在するかどうかはわからないので今回は省きますが。

 

 外見は二次元のキャラクターでも、エンタテインメントの場で活動する以上は、その外見はVtuberにおける芸名のようなものです。

 特に個人で活動している方の場合は、その傾向が強いです。

 一方で、企業系の場合は、先に外観が出来上がり、その後で中の人を選ぶという過程をたどるため、どうしても何かの都合で中の人が辞めざるを得なくなった場合は、単純に中の人を取り換えればいいと、そう認識していることでしょう。

 ですが、実際にはそうはいきません。

 それが例えば、企業のCMでのみ出演というのなら、それでもいいでしょう。イメージキャラクターは基本的に、定期的に変わるものですから。

 でも、Vtuberとして活動させる以上は、それではいけません。何故ならば、活動を重ねるごとに、外観のキャラクターは、次第に中の人の色に染まるからです。

 そして、見ている人は、その染まる過程を、結構楽しんでいるのです。少しずつ、キャラクターとして成熟していくのを。成長を。一人の人間の誕生から成長、そして成人になっていく様子を延々と見ているかのごとく。

 

 そして、視聴者はそういう需要も持っているのです。

 

 なので、Vtuberの中の人がわけあってやめる場合は、そのキャラクターも一緒に引退させることが求められるのです。

 視聴者にとって、「桜樹みりあ」はあの中の人でないとしっくりこないのです。「道明寺晴翔」は、あの中の人でないと納得できないのです。

 私にとっては、アイドル部が最も身近なのですが、やはり中の人の交代となったら、私は納得できませんし、ならば卒業という形で、これまでのアーカイブ動画は残したままで、いつでも振り返られるようにしてほしいと思います。これまでのアーカイブが全消去とか、逆に残った状態で、同じチャンネルで別の中の人によるアイドル部メンバーが活動を続けるというのは、違和感が激しいですから。

 例えるなら、同じ芸名なのに、まるで別人という感じです。同じ芸名なのに、以前の人と今の人とで、喋り方もギャグのセンスも、トーク番組で話される価値観や考え方もまるで違うという感じです。

 いくらキャラクター先行でそのVtuberが出来上がったとしても、視聴者にとってはその過程は間近で見ていないのですし、デビュー以後は中の人の物になるわけです。権利云々の実際のところとかは関係なく。

 

 つまり、運営側がどんな考えを持っていようが、最終的には視聴者に受け入れられるか否かということになるのです。

 運営が説明しても、視聴者が納得しなければ、その運営の擁するキャラクターには見向きもされなくなり、結果として、広告収入やら、そのVtuberに対するギャラやらもどんどん減っていき、最終的にはその運営の活動ができなくなったり、大きな負債を抱えてしまったりすることになるのです。

 

 ゆえに、私は視聴者の抱くVtuberの定義の方が、重要だと考えるのです。

 

 いろいろな定義があり、どれが正しいかは立場などによって異なりますが、より重要なのは何かということについては、今の私でもわかります。

 今回のゲーム部運営の最大の落ち度は、その点をしっかりと理解できていなかったことでしょう。

 

 

参考

VTuber「ゲーム部」声優、やっぱり変わっていた 運営社が発表、残る2人も変更へ

   https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190717-00000014-jct-sci

 日曜に参院選の結果が出て、一喜一憂あったことでしょうが、私なりの考察を。

 

 勿論私は政治評論家ではありませんし、研究しているわけでもないので、素人考えです。

 

 さて、結果を見れば、改憲勢力は3分の2を割り込むとか、立憲民主党が少しばかり議席を増やしたとか、れいわ新撰組がどうのとか、いろいろな話がありますが、個人的に、選挙期間中気になっていたのは、女性候補です。

 

 別に、「この女性候補、好みだな…好きだな…」みたいなことを思ったという話ではなく、これは半分はメディアの責任でもあるのですが、女性候補者の多くは、「女性目線で」とか、「女性のために」とか、とにかく逐一「女性の」という言葉を、前置詞のごとく多用している印象です。

 

 私はこれを聞くたびに、この候補には入れないと強く決めます。

 

 なぜならば、私にはそういった主張は、女性のことのみを考えていると見えて、男性については一切考えないと聞こえるからです。

 

 私は男性です。

 

 そりゃあ、歴史を見れば、男尊女卑の時代が続いていて、参政権や職業において、女性に不利な時代が続いてきました。

 でも、少なくとも私の世代、いや、私自身ですね、参政権や投票や、仕事において、女性より優位であったことは、一度たりともありません。むしろ、職業においては、世の女性よりもかなり恵まれていませんよ。

 自業自得と言われてしまえばそれまでですが、しかし、私だって好きで今の境遇を選んだわけではありません。就職活動の時に、一社でも内定をもらえていれば、今の私の人生は大分違っていたことでしょう。

 でも、もらえなかったのです。どの会社からも。

 

 それ故に、私は農業の世界に飛び込みましたが、そこでも紆余曲折あって…。

 

 はっきり言って、私の今の境遇と、世の女性のそれと比べたら、ほぼすべての女性の方が上だと思いますよ。

 

 DVとか性暴力の被害者とか、そういったものは除きますが、仕事や権利においては、私より恵まれているはずです。

 

 つまり、男性だからと言って、古の男尊女卑の既得権益を享受しているとは限らないわけです。

 

 もちろん、女性だって、私と同じような境遇の方はいらっしゃることでしょう。

 

 だからこそ、私の中では、男女間で権利が平等ではないものに関してはそれを是正して、男女間で格差が生じていないルールに改めるという主張なら、それを女性候補が声高に訴えていたのなら、票を投じることを考えていたと思うのです。

 

 しかし、見る限りは、「働く女性の・・・」とか「女性目線の」と、その候補者が目を向けているのは女性「限定」なのです。

 

 あ、これは我々男性の意見は聞かないのだな、と。

 

 したがって、私は女性候補に票を投じなかったのです。

 

 私の選挙区では2人くらい、女性候補がいましたが、一人はまさに、「女性の」を繰り返していて、票を投じませんでした。

 もう一人に至っては、選挙活動していたのかどうかすらわからない感じでした。どういう意見なのか、そもそも議員になる気があるのか怪しい感じだったので、やはり投じませんでした。

 

 結局、何年か前の衆議院か参議院の選挙と同じ組み合わせで票を投じました。

 

 少し前の新聞で報じられた情勢から、やはりそうなるかと思い、とりあえずその候補者と、比例は別の政党に入れました。

 

 そして、今回の選挙では、女性候補がそれなりに当選して、女性議員の数は、割合において多少増えたようです。

 

 それ自体はいいのです。…良い悪いではなく、どうでもいいのです。私にとっては。

 

 問題は、その増えたことそのものが、果たして公平公正な理由でもってなされたのか、ということです。

 

 少し前、政府が掲げていましたね。女性管理職の割合を2020年までにだったか、2025年までにだったか、忘れましたが、何パーセントかにまで上げるという、数値目標が。

 前の話だったので内容自体は忘れましたが、覚えていることは、数値目標を掲げること自体がおかしいだろと言う事です。

 

 なぜならば、その数値目標を達成させるために、管理職登用において、変な忖度が働いて、複数いる候補の中から、公平公正な選考がなされずに、「女性だから」という理由の一点突破で選ばれるケースが多発するのではないかと懸念しているからです。

 

 あの時については、私はヤフーブログ時代に記事にして、タイムラグがあったかもしれませんが、掲出しているはずなので割愛しますが、選挙において、女性議員の割合を増やす動きもまた、同じようなことが起こるのではないかと思うのです。

 

 極論を記しますが…。

 

 例えば、本気で政治家を志して、ある政治家の秘書になり、身近で政治活動の勉強をして、その後政治家になる道が開かれて、立候補した男性がいたとします。

 一方で、別に政治には興味はないけれど、父親の知り合いの議員からそそのかされて、とりあえず立候補して見たという女性がいたとします。

 でも、有権者からしたら、そういった生い立ちというか過程というか、そういうのは目に見えないわけで、わかるのは、名前、大まかな経歴(学歴や職歴など)、主張内容くらいです。

 で、男性の方は、自分なりに演説の内容を考えて、人前でのことで慣れずに緊張して噛み噛みです。

 一方女性の方は、そそのかした議員やその周辺の人たちの力で、理路整然とした演説の台本が与えられ、それを延々と読むだけです。時々抑揚をつけたりなんかして。

 

 で、選挙活動の印象から、女性候補が当選します。また、その背景には、「女性議員を増やす」という大きな動きがあって、そもそも選挙活動関係なしに、女性候補に票を投じるという動きがあったかもしれません。

 そして、当選した女性は議員として活動するわけですが、政治のいろはも知らないわけで、何をするかと言えば、そそのかした議員の言われるがままです。その議員が白と言えば、女性議員も白と言う、そんな感じです。

 

 つまり、数合わせのために女性議員を無理やり増やした結果、ぐくつというか、かいらいというか、そういう議員が増えてしまい、一部の議員の思うがままに議会が進み、大した議論もされないまま、自分たちにとって都合のいい政策がすすめられてしまうのです。

 

 もっとも、女性とか男性とか関係なしに、実質的にはすでにそうなっているような気もしますが。そう悟らせないために、表現の勉強をしまくって、選挙活動に臨んでいるのかもしれませんが。

 

 いずれにせよ、私が嫌なのは、女性が活躍すること自体ではなく、先に数値目標を立てていることです。

 

 そもそもの話として、例えば政治を志す女性が、自分の思うとおりに政治への道を歩めるような土壌というか環境というか、そういうのを整えれば、おのずと女性候補者は増えるはずですし、その取り組み次第では、女性議員だって自然と増えるはずです。

 管理職の件もそうです。企業の風潮とか、そういうのが、女性管理職を生み出しやすいものになれば、数値目標などそもそも不要なのです。

 

 でも、政府は数値目標を出しました。

 

 それって、実質、環境整備を放棄したということですよね?

 

 世界的には女性の権利や立場の向上という動きが働いていて、それに日本も渋々乗って、でも環境整備なんか面倒くさいし、成果が出るのは何年も先で、選挙でアピールできないということで、とりあえず数値目標を掲げてりゃいいんじゃね?

 

 そういうことですよね?

 

 そして、挙句は「女性活躍社会」などと掲げていますが、それだって、そう促すだけで、では女性が社会で活躍するうえで、なるべく女性への負担がかからないようにする方策は何か取られているのでしょうか?

 そして、取られているとして、実効性はあるのでしょうか?

 

 私には、人手不足の業界に安直に女性を投入させるだけで、女性への負担をさらに増やしているようにしか見えないのですが…。

 

 というわけで、長くなりましたが、選挙を通じて考えたことでした。

 

 いつものごとく、まとまりがなく、あっち行ったりこっち行ったりな展開ですが、私はブログの記事を、雑談をそのまま文字化したものという位置づけなので、しかたありません。明確な着地点を設けているわけではないのです。

 それでいて、専門家でもない素人考えなので、知識不足なところも多々あるはずです。その点については、あらかじめ注意喚起しました。

 でも、それ故に不快な思いをさせてしまったのなら、この場でお詫び申し上げます。

 先日、花京院ちえりさんのかわいさを紹介する話をしましたが、今回はその第2弾です。

 今回は、金剛いろはさんです。

 

 715日にチャンネル登録者数10万人を達成した人気者です。

 

 そりゃあ、ユーチューバーとしてはカジサックさんが100万人を突破して、ネットのニュースなどで話題になりましたし、それに比べると10分の1の数字ですが、しかし、カジサックさんは元々お笑い芸人として有名でしたし、その知名度もあって、10万人というハードルはあっさりと飛び越えたはずです。

 ですが、この記事をご覧の方の中に、果たして「金剛いろは」という名前をご存知の方は、どれだけいらっしゃることでしょうか?

 

 Vtuberとして配信を始めたのが20185月ということで、数多いるVtuberの中ではそれなりのキャリアがありますが、しかし、ネットの動画をほとんど見ない人にとっては全く分からない世界だと思います。

 YouTubeを閲覧することはあっても、普段は動物の動画や乗り物系、景色、そしてユーチューバーと、見るジャンルは人によって異なりますし、私もVtuberを知る以前は、鉄道や自動車の前面展望動画ばかり見ていましたから。

 なので、元々テレビで活動しているなどの、知名度における土壌がある程度できていればともかく、そうでない人というのは、特にYouTubeでの配信をメインにしている場合、知名度はなかなか上がらないのです。

 それこそ、偶然「おすすめの動画」として候補に挙がるとか、誰か有名な人の目に留まってブログなどで紹介されないと、爆発的にチャンネル登録者数や動画閲覧回数が増えることは難しいのです。

 

 だからといって、場末のブログを名乗っているこの場で、金剛いろはさんのことを取り上げたところで、名前を広めるという側面においてはほとんど効果はありませんけどね。

 

 でも、どうしても私が取り上げたいので…。

 

 このあたり、私が完全に趣味で、ブログ関連で収入を得ていないからこそできることなのですけどね。

 

 というわけで、さっそくワードの1ページ目(タイトル込み)を消化したところで、初めて行きましょう。題して…。

 

 

「金剛いろはの魅力を紹介!文字数5000字を超えるまで辞められません!」

 

 

 ちえりさんの時と同じパターンです。次の段落から始めていきます。3段余白を空けます。

 

 

 

 先ずは見た目ですが、これについては、こういったキャラクター関係の世界においては、はっきり言って、物珍しさはかけらもありません。

 使い古された「金髪ツインテール」と、別の萌え要素である「巫女服」を組み合わせた女の子です。

 でも、デザインが洗練されているからか、かわいい見た目をしています。私は胸にこだわりがほとんどないのですが、巫女服越しの胸は大きめです。

 私は胸よりも手足の方に目が行く質で、特に3Dになってからは、MMDという、そのキャラクターのモデルの体のパーツをいろいろと動かして、その組み合わせによっては歩いたり、踊ったり、歌ったりという風にできるファイルがあるのですが、それがニコニコで配布されていて、全身をいつでも見ることができるのですが、しなやかですらっとした脚は、いろはさんの魅力の一つだと思います。黒いストッキング?ニーソックス?それが脚を引き締めているのかもしれませんが、足元は下駄というのか雪駄というのか、私の乏しい知識では判別できませんが、そういった履物で、足の指先まで見ることができます。

 その手足からは、巫女服だとボディーラインが比較的わかりづらいのですが、おそらくは引き締まった体つきなのではないかと思います。見た目だけなら、運動が得意そうな…。

 

 そんないろはさんですが、外見はこれまで説明しましたが、突出して、個性的というわけではありません。確かにかわいらしい外見をしていますが、世の中にあふれるフィクション作品の登場人物の中で、トップレベルに入る魅力があるのかというと、もはや似たようなキャラクターが多くて、今の時点でVtuberに関心のない人が、たった今、いろはさんのデザインを見たところで、程なくして記憶から消えるか、埋没してしまう事でしょう。

 

 やはり、いろはさんの最大の魅力は、ギャップです。

 

 先述のかわいらしい外見だけなら、それだけなのですが、Vtuber界隈では「魂」と呼ばれる、いわゆる中の人なのですが、その魂がとんでもないのです。

 声質は、金髪ツインテールキャラと言えばすぐに上げられる「ツンデレ」のキャラクターを彷彿とさせるのですが、では、今まさにこの記事をご覧の方で、全くVtuberをご覧になられたことのない方は、どの動画でもいいので、「金剛いろは」をYouTubeで検索して、最初の5分、見てみてください。

 ただ、どの動画でもいいとはしましたが、「1年前と同じ日!同じ時間!」という、配信からちょうど1年に配信されたものを除きます。いや、それでもいいのですが、5分ではわからないと思うので…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 10行余白を空けました。ご覧になられましたか?

 ご覧になられた方は続きを、またの方は、見る気持ちがあるのなら先にご覧になられてから、続きをどうぞ。見る気がない方はそのままどうぞ。

 

 金髪ツインテールでツンデレっぽい声。にもかかわらず、喋る内容や口調がとにかくアレなのです。

 複数の動画をご覧になればわかることなのですが、まず目立つのが、いろはさんのポンコツぶりです。

 

 一般常識のクイズや問題に出そうなことを、間違えて覚えていることも結構あります。

 これは、「アイドル部学力テスト」という、どっとライブ公式チャンネルで公開されている動画をご覧になれば、何となくわかるかと思います。ちなみに、この動画ではほかの方たちの個性や学力も知ることができます。Vtuberの、特にアイドル部に興味があるけれど、どの子の動画や配信から見ればいいだろうか?という方は、本動画を見てから選ぶといいと思います。

 

 で、その学力テスト以外の場面でも、そういったポンコツを発揮しています。ネタバレしたくないので詳細は避けますが。

 

 でも、そういったポンコツぶりを吹き飛ばすくらいの勢いがあります。

 

 辛辣なコメントに対していきったり、逆に大笑いしたりと、コメントを拾っては逐一反応をするのです。

 で、その時の笑い声が、引き笑いなのですが、初期の頃はそれが「皿洗い」とか「南米の悪霊」などと称されるほどに特徴的なもので、一度耳にするといつまでも耳に残ります。

 そして、いつの頃からか、その笑い方が、より強烈というか、悪化というか、「皿洗い」な感じは消えて、「アザラシの鳴き声」みたいな感じになりました。私はその笑い声を聞くたびに、笑ってしまう体になりました。

 いつかいろはさんにはその点について責任を取ってもらおうと思っています。冗談です。

 

 でも、いろはさんのこの笑い声は、何というか、いろいろなものを吹き飛ばしてくれるのです。

 謎解きでは答えを教えてもらってもわからないくらいのゴンゴン頭をさらして、多くの視聴者を苛立たせ、初期の頃の鼓膜破壊はいろはさんの代名詞みたいなものになりました。

 そして、飾らない、自然体な姿勢から、視聴者も遠慮なく辛辣なコメントを送るのですが、いろはさんはそれを、全くとは言わないまでも、あまり気にせず、笑い飛ばしたりいきったりして、楽しんでいる感じがひしひしと伝わるのです。

 

 もちろん、素というか、本当のいろはさん(の魂)がどういう人なのかは、私にはわかりません。

 でも、Vtuberの配信というのは、私はラジオと同じものだと思っています

 確かに、映像はついています。でも、そこに映るのは配信者本人の姿ではなく、かりそめのキャラクターです。配信者の表情の変化や仕草は、基本的に見ることができません。

 また、雑談ならともかく、ゲーム配信だとゲーム画面が大きな割合を占めます。

 つまり、映像がありながら、Vtuber動画はラジオ放送みたいな性質があるのです。

 それ故に、見ている人は、テレビやほかのユーチューバーの動画以上に、声に注意を向けます。あるいは、無意識下でそういう接し方をします。

 

 ちょっと風邪気味かな?

 何か嫌なことでもあった?

 よっぽど楽しいことがあったんだな。

 心の底から配信を楽しんでいるな。

 

 そんなことを、私たちはVtuberの声から捉えているのです。ラジオ放送の出演者の声を聴いている時と同じような感覚で。

 なので、ラジオを聞いていないけれどVtuberの動画や配信は好きだという方は、もしかしたら、ラジオも面白く感じるのではないかと思います。

 

 で、私は長年、ラジオに親しんできています。意識してそういうことを考えることはほとんどありませんが、しかし、無意識下で、何となく、そういった捉え方をしていると思います。

 そんな私は、いろはさんの配信で、辛辣なコメントに対して反応している様子について、心の底から傷ついたり、怒ったりしているのではなく、こうしたやり取りも含めて楽しんでいるように感じるのです。

 

 だからこそ、私はいろはさんの動画や配信を、より多くの人に勧めたいのです。

 

 表舞台に立つ人が、辛そうだったり、大変そうだったりする様子を見るのは、変な趣味を持っていない限り、つらいものです。

 それこそ、コメントに対して傷ついたり、泣いてしまったりするのは、見ていられません。

 でも、いろはさんの動画や配信は、その心配がありません。

 むしろ、配信に関するすべてにおいて、思い切り楽しんでいるのです。

 だからこそ、見ていて元気がもらえますし、楽しい時間を過ごすことができるのです。

 

 そして、自然体で配信に臨んでいると先述しましたが、それゆえに、言葉がさりげないのです。

 

 いろはさんの考え方は独特なもので、ネガティブなところも確かにありますが、しかし、時折、見ている人に対してポジティブな言葉を投げかけることがあります。

 それが、繕った感じというか、こういうことを言えば好感度が上がるだろう…みたいな

打算で発せられる感じではなく、自然と口から出る感じなのです。

 それ故に、聞いている人は、いろはさんの言葉をすんなりと受け入れることができ、その言葉は慰めとなり、疲れた人にとっては大きな癒しとなるのです。

 そして、人によってはいろはさんのこういった言動で、大きく勇気づけられる可能性もあります。

 

 配信の内容もまた、独特なものが多いです。

 

 まず、いろはさんの配信で絶対に外せないのが、「STEAMワンコインおみくじ」です。これは、STEAMというゲームを扱う通販サイト、ダウンロード販売もしていますかね、そこで500円以下で売られているゲームを選んで、配信中に遊ぶという企画なのですが、これがまた、いろいろとあるのです。

 いろはさんのゲームと言えば?という質問におそらく大勢の人が答えるであろう「ワイルドアニマルレーシング」は、初期のいろはさんの配信で、いろはさんの本性というか、そういうのを見事に暴いたうえに、その後約1時間練習して、常に1位を取るレベルになりました。

 なお、冒頭で「チャンネル登録者数10万人達成」に触れましたが、この10万人達成の公約で、「ワイルドアニマルレーシングをプレイする」というのがあって、近日中に実行に移されることでしょう。

 ほかにも、配信中に購入したのにゲームが起動できないとか、ゲームがどういう展開になるのかわからないまま初めて、どうやら肝心なところをあっさりと済ませてしまって、手持無沙汰になってしまうとか、動くキャラクターが多すぎて描写が追い付かずにかくつきがひどくなるという具合に、ある意味で放送事故みたいな展開があるのも、この企画の特徴です。

 

 次に、外せないものというのが、「クリスマス配信」です。これは、いろはさんの雑談配信なのですが、電脳ファミリーマートで買ってきたケーキとコーラを、配信しながら飲食するというものです。ちなみに、視聴者も一緒に飲食しているというていで進められていますが、見るからに、一人暮らしの仕事で疲れたOLが、コーラとケーキではしゃいでいる感じがひしひしと伝わってきて、なぜか涙があふれてしまうという、そんな配信でした。

 のちにいろはさんは、その時の配信が本当に楽しかったと語っているのですが、視聴者の反応が私の物と同じようなものが多く、「いろは、ずれてるのかな?」と感想を述べていました。どうやら、本当にあの時の配信を心の底から楽しんでいたようです。

 なにしろ、100円ショップで買った笛を吹いたり、クラッカーを鳴らして絶叫したりもしていますからね。

 

 それで、先ほど「仕事で疲れたOL」と表現しましたが、17歳(実際には昨年の誕生日から17.001歳)のはずなのですが、17歳らしからぬサブカルチャーというか、特定の方向の知識を持っているという特徴もあります。

 好きな歌が『みずいろの雨』とか、「花金(なぜか表記は”華金“)」などの死語にやたらと詳しいとか、リアルタイムで見ていたら未就学のはずの頃にやっていたアニメを見ていたとか、いろはさんの年齢に疑惑の目を向ける要素はいろいろとあります。

 まあ、その点も楽しみの一つではあるのですが。

 ちなみに、私もいろはさん(魂)に対しては、同世代くらいだと認識しています。

 

 でも、私の認識は、おそらく外れています。

 

 というのも、いろはさんはたびたび、「キッズステーションっ子だった」と話しているからです。

 もちろん、CSやケーブルテレビなどで見受けられるアニメチャンネルのことで、私も少なくとも20年近く前にはこのチャンネルの存在を把握しています。地域のケーブルテレビの番組表を見る機会がその頃にあって、並んでいる番組名がアニメばかりで、当時の私は結構興味があったからです。20年近く、いや、もうちょっと前かもしれません。小学校低学年か中学年くらいのことだったと思うので。

 その後、衛星の契約を機に、一時期だけ契約したことがあります。それが今から10年くらい前のことです。月額料金が安かったのと、当時私が興味のあった番組が放送されていたからです。

 で、その時点で私が興味を持っていた番組というのが、80年代のアニメなのです。『シティーハンター』のほか、『北斗の拳』とか『めぞん一刻』もありましたかね。おそらくアニマックスと混同しているかもしれませんが、当時はだいぶ時間があって、ブックオフで漫画を探しては見つけたタイトルを買えるだけ買って、電車の中で読むというのを日課にしていたのです。その流れで、アニメにも…。

 つまり、10年くらい前にキッズステーションを見ていたいろはさんが、私と同じ世代とは限らないということです。このチャンネルなら、数十年前の作品が今放送されているというケースが十分にありますから。

 

 それに、いろはさんじゃありませんが、私も三十路ではありますが、好きな歌が昭和の通う曲だったりしますから。

 坂本九とか山本リンダとか、挙げるときりがありませんが、特に中学や高校時代には、同級生と音楽の話が合いませんでしたからね。

 もしかしたら、その点に限っては、いろはさん以上に実年齢と知識のギャップがあったかもしれません。

 なので、いろはさんが「17歳です!」と言い張っても、私は「おいおい!」と突っ込みを入れられないのです。

 

 まあ、Vtuberのキャラとしての年齢は17歳というだけで、魂の年齢も合致しているとは、おそらく誰も思っていませんが。

 ただ、金剛いろはというキャラクターと魂とが、ここまでくると同一のものに思えてしまって、どうしても「いろは、あなた本当に17歳?」と問いかけてしまいたくなるのです。

 これもまた、楽しみの一つなわけですが。

 

 というわけで、目標の5000字を300字くらい超えているので、目標達成です!

 

 正直、ただ紹介するだけとなると、結構厳しいところもありますし、ワードで文字に起こすということで、労力の兼ね合いもあってつらいところもありますが、1時間の枠があって、延々といろはさんのことを語るという企画なら、いくらでもできると思います。

 もちろん、忘れているところも結構あるので、思い出す作業で40分くらい費やして、実際に喋っている時間は20分ほどしかないかもしれませんが。

 

 私の場合は、どうしても言葉を選ぶ傾向にあり、何も気にせず喋っていいのならいくらでも喋ることができるのですが、ネット配信などだと、その辺りどうしてもある程度は配慮する必要があって、誤解があってもいけないし…とか思うと、次の言葉がすんなりと出てこないのです。

 なので、考えながら私の考えを表現できる、ブログという場を選んでいます。でも、それも目が疲れている時や眠気がひどいときなんかは、かなりつらいです。

 喋りを録音して音だけ流して、それっぽいキャラクターを映像に移して、キャラ不動のVtuberでもやってやろうかなとすら思いますが、まあ場末のブログ以上に見向きもされないでしょうね。…かえってその方が都合がいいか。

 

 なので、いろはさんを含め、すべてのVtuberの方は、動画にせよ配信にせよ、自分の考えを表現できていて、凄いと思いますし、尊敬の念も抱いています。

 ただ、すべてのVtuberを見ることなど到底不可能ですし、今だって、アイドル部以外のVtuberの方の配信は、すべて見ているわけではありません。

 そのため、どっとライブ系以外のVtuberにはかなり疎いです。

 

 気持ちとしては、誰かがこれからデビューしたとして、その人を最初から応援してみたいとも思いますが、難しいでしょうね。

 なぜならば、いつ、だれがデビューするかなんて、わからないからです。

 一人でも応援する人を求めているVtuberの方で、偶然この記事をご覧の方は、その旨お知らせいただければ、もしかしたら、見るかもしれません。

 

 何を言っているのでしょうね?金剛いろはさんの配信を勧める場で。

 

 最後、綴り忘れたことがあるので、もう少しだけいいでしょうか?

 

 いろはさんの魅力です。それは、「下手な嘘が付けないこと」です。

 

 まあ、「いろは、17歳ですから!」とか、そういうウソ(かまことかはわかりませんが)は別です。キャラとして守らなければならない部分は別です。

 でも、それ以外のところ、ゲームへの感想とか、普段思っていることとか、そういうところでうそをついているような感じが全くしないのです。

「いろは、歌上手ですから!」

 そう言って数分くらいで、

「楽器はいけるけれど、歌だけはどうしても下手なんだよな~」

 と、速攻で歌下手なのを認めているくらいですからね。

 いろはさん曰く「脊髄トーク」とのことで、それはすなわち、考えて喋っていないということで、これでうそをつくのは至難の業だと思うのです。で、そういった芸当を、私は、いろはさんにはできないと思っています。

 逆に、これらもすべてうそだったとしたら、いろはさんは稀代の詐欺師になれる素質があります。

 でも、ほかのアイドル部の方たちのいろはさん関連の話やツイートなどを見る限り、その要素は極めて少ないと思います。

 嘘が付けない、素直な女の子なのです、いろはさんは。それ故に、多くの人を魅了(?)し、見守りたくなるようにさせるのです。

 

 この飾らない感じは、私は男故に断言できませんが、女性にも受け入れられるのではないかと思います。

 かわい子ぶる時もありますが、そこは辛辣な突っ込みコメントで相殺されるので、その手のぶりっ子に嫌悪感を抱く女性も笑えると思います。コメントを読んでいきったり、例の笑い声を発したりすれば。

 それに、多くの女性が抱いているかもしれない本音を隠さずに話していますからね。

 なんというか、一緒にいたとしたら、退屈する心配はないだろうなと、そう思える人なのです。

 

 ということで、そろそろお開きにしましょうか。

 最初に記してしまうと、よく生きて帰ってこれたものだと思います。そして、この日、ここでは記せないような目に遭っていますが、当然ここでは記しません。私が芸能人、ラジオパーソナリティーみたいな立場だったら、明かしたかもしれませんが。

 

 さて、2日目です。ホテルで朝食を取り、予定よりも少し早めに出発しました。というのも、この日は全国的に雨の予報が出ていたからです。なるべく雨に降られる前に…ということで、可能な限り出発を早めたのです。

 

 …t、ここで言い訳です。

 

 今回の旅行中、パソコンを持参したんですが、言い訳前のミスタッチをあえてそのままにしたり、普段とは違う言い回し(「したのですが」が「したんですが」など)になったりしているのは、この旅行中から、「o」キーだけやたらと反応が悪く、普段の打ち方だと認識されないのです。sのため…と、さっそく症状が表れましたが、いつも以上にミスタッチが増えていて、かつ、見落としも多数あって読みづらくなってしまっているかもしれません。したがって、この場であらかじめお詫び申し上げます。

 可能な限り直しながら進めていこうと思いますが、結構急いでいるので敢えてそのままにしてしまうかもしれません。

 

 さて、言い訳はこれくらいにして、2日目、帰路に就くわけですが、どうせ行くなら…ということで、LRTに乗る以外にもう一つ目的を作りました。日本海堪能です。

 

 バイクで日本海に行く云々は、前日のパートでもつづったかと思いますが、富山黒部からの帰路において、新潟県までは日本海側を通って行きますが、今回は最短ルートではなく、あえてもう少し足を延ばして、柏崎まで日本海側を辿ろうと決めました。

 

 そんなわけで、国道8号線を延々と100㎞以上進むわけですが、途中で道が終わっている部分があった以外はほとんど道なりです。

 道が終わっていたというのは、どうやらその道はバイパスのようで、まだその先が建設されていないからのようです。

 富山県内の海沿いは、雨が多少ぱらついていたものの、大きな問題もなく、順調に進みました。

 そして、新潟県に入り、親不知。テレビの旅番組でよく取り上げられる場所です。また、その前後にある道の駅も、主に北陸海側の旅物で登場します。

 それらをことごとく素通り…急いでいたのですよ。雨が降る前にってことで。

 

 でも、走りながらでも絶景を楽しむことができました。機会があれば、今度は反対方向で走りたいです。

 

 が、その願望を打ち砕くようなことが起こりました。強風です。

 

 前日夜の時点で、新潟県内に強風の予報は出ていました。が、これほどまでとは。

 

 私もバイクに乗って10年以上ですが、強風で命の危険を感じたのは、これが初めてです。

 

 なにしろ、風にあおられて進行方向左に否応なくずらされるのですが、それに抵抗すべく右に寄ろうとするのですが、できないのです。危うく壁にぶつかりそうになりました。

 ハンドル取られるとかそんなレベルじゃありません。制御不能です。それでも、延々と吹き続けているわけではなく、波のように強弱があるので、かろうじて運転継続はできましたが、これは二度と経験したくありませんね。

 

 …と言っておきながら、今度は房総半島ぐるり旅を来年あたりに計画しているのですが。そしてその時に強風の悲劇が、起こる気がするのですよねぇ…。

 

 親不知の先、糸魚川での出来事でした。そして、そこで進行方向側のセルフのガソリンスタンドを見付けて、早めの給油です。というか、気持ちを立て直す意味もありました。

 それと、ここでの給油で最後にして、あとはぶっ通しで家まで帰るつもりでした。おそらく無給油で帰れるギリギリの距離のはずだからです。

 

 雨の予報、しかもかなり荒れた天気になるという情報さえなければ、帰路の途中で何か所か寄り道したり、ガソリンについても融通が利いたのですが、今回はとにかく家に帰る、しかもなるべく早くというのが最優先でした。

 

 給油を終えて、再び出発。強風にあられながら、これが新潟県域ずっと続くのかと思うと辟易しましたが、糸魚川の先になると、風が弱まりました。厳密には、弱まったというよりは、山が近づいてきて、風を通しにくくなったためかもしれません。この日は、山側から海に向かって吹いている風向きでした。逆に、海から山へと吹いていたら、愕然としていたことでしょう。

 その後も、日本海を見ながら、山にも目を向けながら…。

 

 と、ここで思い出しました。富山と言えば黒部の山。ちらっとみると、雪が残っていました。

 考えました。大型連休だと宿が取れない可能性があるのでやはり見送りますが、でも、うまい具合に梅雨入り前のタイミングで、そこそこな連休(3連休など)があれば、今度は行きも帰りも日本海側を通る行程で、泊りがけで行こうかなと。

 そしたら、今度は道の駅で海の幸を堪能できますし、解禁されていたら黒部ダムに行ってみるのもいいかもしれません。バイクで行けるのか、トロリーバスだけなのか調べる必要がありますが、今回はとにかく、LRTに乗って、日本海側を走るというのだけしか考えていませんでしたから。

 新幹線で行けば、もっと融通が利いたかもしれませんし、天候を気にすることも無いのですが…。それはまあ、お金に余裕が出来たらということで。

 

 その後、上越、柏崎と辿りました。なぜか街中の方が強風に当たるという、私には納得いかない状況でしたが、柏崎から国道8号線を外れ、山の中へと入っていきます。

 その間も雨が何度かぱらついていましたが、全身がぬれるほどではありませんでした。

 むしろ、糸魚川から上越への道中でしたかね、薄日が差していましたからね。

 これは、思ったほどひどい目に遭うことはないのでは?

 

 そう思っていた時代が、私にもありました。

 

 山道で向かい風と上り坂に苦しまれている時は、それでも雨は降っていなかったのでまだ良しとします。

 が、十日町を抜け、右左折を繰り返した末に、国道17号に入りました。そこからです。

 

 地獄は…。

 

 まず、強風は続いています。越後湯沢から雨が降り出し、雨脚が強まり、全身が濡れました。

 越後湯沢駅の先、リゾートホテルの建ち並ぶ辺りで、視界不良になり、減速走行を強いられて、さらに先では14度という低温で震えが始まり、挙句、バイクが止まりました。

 一時停止とかではなく、エンストです。

 

 スターターは回るものの、点火しないようで、動きません。ようやく動いたものの、ぎこちないというか、重いというか、そんな感じのエンジン回転でした。

 とりあえず、動いたなら大丈夫だということで、再出発。

 三国峠では、ゴーグルの水滴に加えて霧という視界不良要因のダブルパンチ。さらなる低速走行が強いられました。

 果たして、家に着くのはいつになるのか…。途方に暮れかけました。

 

 と、猿ヶ京を過ぎたあたりで、再びエンスト。今度は何と、スターターが回らないという…。

 

 焦りました。

 

 天候不良はともかく、バイクが動かないとなると、帰る足が失われることになり、バイク屋にレッカーを依頼するとしても、果たしてどれだけ時間がかかるのか、今いるところはどこなのか、待っている間も雨に打たれ続けるのかと、厄介ごとがまとめてドカンと押し寄せてくるのです。

 でも、しばらくするとどうにかエンジンがかかったので、少し吹かしてから、大丈夫そうだと思い、再出発。

 しかし、次止まったら…と思うと気が気でないので、もはや寄り道するという選択肢はありません。

 

 たとえ、空腹になろうと。尿意や便意を催そうと。寒さに震えようと。眠気が押し寄せようと。

 

 再始動後、しばらく雨がやんでいて、道路も乾き始めていたので、これは雨のやみまに当たったな?このままいけばどうにか…と思ったのですが、渋川あたりから雨が再び降り出し、前橋あたりで雨脚が強まり、視界不良に再び襲われ、更に埼玉県内に入ると雨粒が大きくなり、さらに運転しづらい状況に。

 

 でもまあ、どうにか無事に帰れました。

 

 そんな感じの道中でしたが、今回の旅で思ったことや感じたことを…。

 

 まず、長野県内は横断歩道で止まる車が多い件について。これは本当でしたね。私も何度かそれに立ち会いました。

 でも、全員がやっているわけではありませんでした。当たり前か。

 ほか、岐阜と新潟で、工事による片側通行で停止するとき、最後尾の車がハザードをつける件。岐阜については、工事案内看板にハザードをつけるようにと指示が出ていました。

 まあ、私も軽トラだったら、ハザードをつけたでしょうね。でも、バイクの場合はやりません。なぜなら、私のバイクにはハザードのボタンがなく、そしておそらく、そのシステムが実装されていないからです。

 とりあえず、片手で止まるようなそぶりを示しました。

 工事現場前の列最後尾のハザードは、埼玉では見かけたことありませんね。たまたま私が見かけていないだけではない限り。

 

 そして、富山と新潟で見受けられたのは、信号が変わっても右折車両が交差点に進入する場面です。

 これは、富山と新潟に限らず、埼玉などどこでも起こっていると思います。実際に、埼玉では、今回の旅の1日目で、赤に変わっているのに交差点を通過したトラックを何度か目にしましたからね。夜明け前の時間帯でしたが。

 交差点進入時に赤になっているのに右左折する車、見てみると女性のドライバーで目立ちましたね。それも、中年くらいの。

 

 あと、私が行ったことのある景色と重ねることが、今回はやたらとありました。日本海側の漁港は、房総半島を電車で大回り乗車したときに見た景色に似ているとか。

 でも、路面電車が走る景色は、あまり見ませんね。私の場合は、熊本県と北海道函館市で見たくらいです。

 東京も、都電荒川線が走っていますが、駅前をほかの交通の流れに合わせるようにゆっくりと走る光景は、私は見たことありません。そういう場所に行く機会がないからです。

 というか、私が自分のお金で路面電車に乗ったのは、今回の富山が初めてです。LRTと富山市電にまとめて乗りましたからね。人生でここまで路面電車を堪能したのは、これが初めてです。

 この、路面電車が溶け込んだ景色をじっくり見たのは、ほぼこれが初めてです。熊本でも見たものの、路面電車を堪能するほどではなかったのです。実際、乗っていなかったと思います。バスから路面電車を見たのと、駅前で見たくらいで。

 

 そして、少し緊張しましたね。バイクで路面電車の横を…ということはなかったのですが、でも、路面電車(軌道敷内)の交通ルールは、教習所で教わって以来、実践することがほとんどなかったので、だいぶ失念しているのです。普段から路面電車が身近にある環境でバイクに乗っているのなら、8割くらいは覚えていたと思うのですが…。

 

 あとはやはり、日本海です。

 

 特に北陸は、海のすぐ近くに山の斜面が迫っている箇所があって、これはなかなか、関東では見られません。

 それと、海の向こうにうっすらと山々が見えたのですが、あれはいったい何だったのか?運転中ずっと疑問でしたが、柏崎に近づくにつれて、それがだんだんとくっきり見えてきて、蜃気楼ではないなと言う事だけはわかりました。

 多分、能登半島ですよね?

 あと、二つの丸っこい山みたいな影は、佐渡島ですかね?あんなに近かったっけ?

 なんにしても、北陸初上陸ゆえに、いろいろと見えていて面白かったのです。目に映るものが新鮮で。

 

 これは、1回だけじゃもったいないですね。やっぱり、どうにか機会を作って、来年は無理でも、そのあとくらいにまた行きたいものですね。今度は、行きも帰りも日本海側を。

 そして、今度こそ、雨風に見舞われないことを祈りつつ。

 

 というわけで、北陸への旅でした。…金沢まで行ってみるというのもワンチャンありかな?