(掲出時追記) いつもの日時指定を忘れた上に、記事も作っていなかったので、今回は30分遅れ且つ企画ものをお送りします。以上です



 思い出シリーズ、今回は「ビートマニア」です。・・・本文内では面倒なのでカタカナ表記にします。

 コナミから発売されていたゲームで、多分元々はアーケードゲームだったと思います。いわゆる「音ゲー」というやつで、「ダンスダンスレボリューション」や「ドラムマニア」なんかもあったかと思います。
 私はアーケードでは遊んだことはありませんが、あれは確か小学校高学年だったと思うのですが、バンダイから携帯ゲーム機「ワンダースワン」が発売されて、その初期のラインナップに「ビートマニア」があり、それを兄が遊んでいて、興味を持ちました。
 その後、ゲームボーイ版も発売されて、それは自分で買いました。

 ずいぶんと遊んだと思います。その後、ひょんなことで家にプレステ2がやってきて・・・。まあ、早い話が親戚の一人からもらったのですが、その際に「ビートマニア」(PS版)が数枚一緒にあって、しばらくはそれでも遊んでいました。・・・もっとも、それよりも一緒に入っていた小室友里のAVの方が強烈でしたが。冒頭でいきなり眼球を舐めるシーンがありましたからね。
 話を戻します。元々、音楽に興味があり、リズム感もそこそこあったので、「ビートマニア」にはまるのにそんなに時間はかかりませんでした。学生時代はだいぶ時間があったので、結構やりこみました。もちろん、ゲーマーが極めたほどのレベルではなく、20曲くらいある中で気に入った曲でパーフェクトを出すくらいのレベルです。

 その気に入っていた曲が、今でも時々頭の中で流れることがあり、動画サイトで「ビートマニア」の検索をかけると、出てくるわ出てくるわ・・・。ゲームプレイの様子のほか、多分サントラと思われる音源まで。
 そして、私が一番やりこんでいたゲームボーイ版は無いのかと調べると、やはりありました。
 オートプレイなので、ゲームボーイ独特の音によるサントラという感じですが、ゲーム画面も表示されていて、ああ、こんな感じだったなと、思い出しました。
 とにかく音がしょぼい・・・。でも、あの頃はそれでも夢中になってやっていました。

 多分、今も「ビートマニア」自体は、どういう形かは分かりませんが、ゲームとして続いていると思うのですが、プレステの方を夢中でやっていたのなら音質とかはそんなに気にならなかったかもしれません。新たな楽曲に聞き入るだけだったかもしれません。でも、ゲームボーイでやりこんでいたため、最近の楽曲はずいぶんと音が良いなぁ・・・と感じてしまうのです。
 多分、今スマホで「ビートマニア」が配信されると、音的にはゲームボーイのような感じでは当然ないでしょう。そして、若者は今その「ビートマニア」が当たり前だと思うことでしょう。
 まあ、「ビートマニア」自体は、アーケードやプレステ、そしてワンダースワンなんかでは元々音は良かったのです。まあ、ワンダースワンは今思うとちょっと音質は悪かったかもしれませんが、それでもプレステから移植した感じだったと思うのですが、そのプレステ版の音を可能な限り再現していました。
 でも、ゲームボーイはそれができず、ゲームボーイのスペックにおいて可能な限り再現するという感じでした。

 そして、その音は、おそらく私くらいから上の世代でゲームに夢中になった人たちにとっては、すごく懐かしいはずです。
 私が知っている範囲においては、「ファイナルファンタジー3」のファミコン版や「イーアルカンフー」、「スーパーマリオ」なんかも、いかにもゲームという感じの音でした。
 いきなり聞くと、最近の音のいいゲームに慣れているとすごくしょぼく聞こえるのですが、聞いているうちに何だか、良い味が出てるというか、元々ゲームはこんな音だったなという懐かしさというか、これはこれで独特の聴きごたえがあるのです。

 思い出しました。音ゲーについては他にも、「ポップンミュージック」というのがありました。あれもプレイしたことがあります。もちろんゲームボーイ版です。そして、その音もやはり同じような感じでした。
 まあ、ゲームボーイでリアルな音というのは、どだい無理な話です。何しろ、「ポケットモンスター」のイエロー、最初に仲間になるポケモンがピカチュウというバージョンがあって、その最初に仲間になるピカチュウだけ、声優の大谷育江さんが声を当てていたのですが、その鳴き声が実に酷いのです。アニメで大谷さんのピカチュウの鳴き声に聴きなれていると、ゲームボーイによる再現はテープレコーダー以下です。アイワのテレコだってもうちょっときれいな音を出すよ・・・という感じだったのです。
 まあ、今だからわかるのですが、今だとギガどころかテラも当たり前になりつつありますが、ゲームボーイのソフトの容量は、8メガバイトあったかどうかというレベルです。具体的な数字や単位はあいまいなので大雑把に記しましたが、とにかく今の水準で見ればものすごく少ないということです。その限られた容量の中にゲームのプログラムやら音やら何やらを詰め込むので、大谷さんの声もアニメ並みの音質にしようとすると、ソフトにおける容量の割合の多くを占めてしまうので、とにかく最小限に抑え、結果、音割れがひどい感じになったのだと思います。
 ちなみに、CD並みの音質の4分ほどの音楽の場合、音楽ファイルの形式にもよりますが、おそらく最も普及しているMP3という形式で、ビットレートが128kbps、サンプルレートが44.1kHzで3.8MBくらいです。

 ただ、今はスマホでゲームが当たり前の時代です。もしも今、スマホのアプリで「ビートマニア」が登場したのなら、ちょっとやってみたいかもしれません。
 というか、私が知らないだけで、すでにあるのですかね?

 まあ、昔ほどやりこまないと思いますが。だったら、サントラ買って久々に聴いてみますかね。もちろん、ブックオフで買うのですが。
 いつものことながら、愚痴です。このシリーズの大半は愚痴で構成されているので、ご了承ください。

 さて、私は酒もたばこもやらない人ですが、一つ、納得いかないことがあります。それは、酒がやたらと称賛というか、良いように捉えられているという点です。

 テレビを見れば、居酒屋を放浪する番組がヒットしてからという物、酒を交えたトーク番組が増えました。あるタレントなど、昼前の番組のMCにもかかわらず、酔っぱらった状態で出演していて、賛否両論を巻き起こしましたが、今ではそのタレント、やたらと好感度が高い(かどうかは知りませんが、いろいろな番組に引っ張りだこなところを見れば、そうなのでしょう)という・・・。
 大人になれば酒の席も増えて、アルコールに弱い私のような人間は、さげすみの対象にされます。・・・そういう奴、本当に死ねばいいのにと、半分本気で思います。さておき、

 酒の場合、人類史をさかのぼれば、太古から人間の営みの中に存在しています。神事にもお神酒ということで使われていましたし、また酒には悪いものを払う効果があると信じられていたか何だったか、とにかくそんな感じのいわれもあったかと思います。
 そういうこともあってか、やたらと酒を愛するというか、酒については昔から寛容なところが、人間にはありました。

 でも、元々私は酒がダメだから、余計に見えるのかもしれませんが、酒を飲んで酔っ払って、いわゆるセクハラ行為に及んだり、ホームの端っ子で嘔吐したり、酔っていることで態度がでかくなって駅員に暴力をふるったり、挙句の果てには最近やたらと頻発している泥酔女性へのレイプ、そして飲酒運転からの人殺しという具合に、ダメな面も多々あります。
 さらには、何か犯罪を起こしても、「酔っていて覚えていない」と言い張る人間の多いこと。

 自分の行動に責任が持てないなら、酒など飲むな!

 私は元々酒には弱いですし、それに日常的に車を運転する生活を送っているので、酒など飲んでいられないのです。別にそれがつらいというわけでもなく、先述のとおり酒がダメなので、飲まないことについてはまるっきり苦ではありません。
 まあ、飲み会や同窓会が今度あったら、目当ての女性にやたらと酒を飲ませて・・・というあくどいことを少し考えたりはしますが。実行できるかどうかは話が別です。それに、二度と同窓会には行かないと少し考えているところですから。
 つまり、私の人生に酒は今のところ必要ないのです。

 一方で、タバコも必要ありません。半分以上が税金で、馬鹿らしいからというのは表向きですが、実際は今の価格になる以前から、煙草に金を費やす気が知れないというのがあります。
 まあ私もいろいろな趣味というか、好奇心が強いというか、やりたいことはたくさんあるわけで、そんな中で煙草に金を使っている余裕はないのです。そんなに稼ぎは多くありませんから。

 でも、たばこを吸いながらトーク番組というのは、ないですね。

 それどころか、未成年で飲酒というのより、未成年で喫煙の方がやたらと厳しい批判にさらされているような気がします。
 喫煙については、世間からどんどん締め出しを食らっています。オリンピックの頃には、多くの飲食店で喫煙NGになるようですし、下手すると罰金だったか何だったかが店側に課せられるらしいです。
 まあ、煙草の煙で吸ってない人が肺がんに侵されるリスクが上がるという点はハタ迷惑なこと甚だしいですが、私にしてみれば同じくらいに、飲酒で酔っぱらって絡んでくる奴とか、精神的に迷惑です。

 酒の席で人生論?くそくらえ!

 人生論など、シラフの時の方がよっぽど頭に入りますし、口調がまだしっかりしている分、じっくり聞けます。ヘベレケな状態で人生論語られたって、堂々巡りで同じことを繰り返すばかりだったり、自己中心的で意味不明な内容になったりして、聞けたものじゃないです。時間の無駄もいいところです。

 まあ、内容的には酒をディスってるように思われるかもしれませんが、私が言いたいのは、タバコはどんどん規制したり締めだしたりしているのに、酒についてはずいぶんと寛容ではないかということです。
 酒もたばこも、同じくらい周りの人に迷惑をかけていますし、取り返しのつかない結末という点では、むしろ酒の方が厄介だと私は思います。
 でも、酒については、飲酒運転した際の罰則強化とか、それくらいしか規制はしていません。飲酒からの泥酔による暴力事件とか、そういうのはどこか許されているような雰囲気さえ感じられます。駅員は泣き寝入りですか?
 だって、都会や地方でも繁華なところじゃ、いわゆる「チョイ飲み」ができる店が増えていると聞きます。そりゃあ、泥酔するほど飲むような場所じゃないのかもしれませんが、泥酔する人が絶対に出ないというわけではないでしょう?相変わらず居酒屋もたくさんあります。一定時間飲み放題のサービスを提供しているところもあります。そんなの、私のような貧乏性だと、元を取ろうとしてたくさん飲みますよ。そして、歩くこともままならないくらいに酔っぱらいますよ。
 幸いにも、私は一度も駅員に暴力をふるったことはありませんし、飲み会が散会すると、一気に冷静さを取り戻して、少し頭がぼーっとして、目の周りが熱く感じているものの、家に帰るまでは意識を保っています。
 でも、仮に私がそういう人間でなく、関係ない人にも平気で絡むような人だったとしたら、果たして私は前科何犯になっていたことやら・・・。

 で、オリンピックですが、タバコはどんどん規制が進むのに、なぜ酒については規制が進まないのか?不思議でならないのです。
 国によると思うのですが、ある国では外ではなく家で酒を飲むことが多いということで、外で酒を飲んでべろんべろんに酔っぱらっている日本人を見てビックリしたという、そんな外国人の話が、何かの番組で出ていたかと思います。私も明確な記憶を頼りにしているわけではないので正確性に欠けますが、日本のように外で酒を飲む文化の国ばかりではないようなのです。
 で、オリンピックに盛り上がって、居酒屋やら「チョイ飲み」やらで酒をあおって、酔っ払って、外国人に絡んで、大騒動ということも、ありえるのではないですか?
 そう考えれば、酒についても何かしらの規制をするべきではないですか?

 煙草ばかり規制するのは、おかしくないですか?

 まあ、こんなこと、私のように酒もたばこもやらない人でないと、提言できないでしょうね。大酒のみだと、規制など言語道断となるでしょうから。

 そして、だからと言って私はたばこの肩を持っているわけでもありません。だって、私は非喫煙者ですから。副流煙?冗談じゃない!!私の半径10メートルより外で吸ってくれ!

 ならば、酒をこれだけディスっているのですから、煙草についても少し話を。

 思うに、最近の喫煙者は、吸い方が汚い人が多いです。それは男女問わずの話で、見ていて不愉快な吸い方をしている人がやたらと目につくのです。
 特に私の感覚としては、女性に多いように思います。かったるそうなブサイク面を引っ提げて、喫煙スペースでスマホを片手に、煙草をまるでガマガエルのような口でくわえて・・・。ああ、もう死ねばいいのに。想像しただけでムカつく。
 もちろん、喫煙の流儀など、あるのかどうか私にはわかりません。ただ単に、私が喫煙者を見て、勝手にかっこいいとかムカつくとか思っているだけの話です。
 ですが、たまにいるのです。たばこを吸っている姿が絵になる人が。そういう人だと、たとえこの場が禁煙スペースでも、ちょっと許してしまいそうになります。それは、男女関係なく、喫煙姿が様になる人が、ごく稀にいるのです。
 まあ、それは小さい頃から『あぶない刑事』を見て育ってきたからなのかもしれません。・・・その癖して、じゃあなぜ私は喫煙者にならなかったのでしょう?映画のパンフレットの物販コーナーでジッポライターまで買っているのに、蚊取り線香に点火する時くらいしか使っていないという無駄遣い・・・。さておき。
 とはいえ、これは私が男だから、喫煙する女が嫌いだと感じるという話ではありません。人づきあいをする中で、私としてはなるべく非喫煙者と接したいと考えています。男女不問です。肺がんのリスクは避けたいですからね。というか、私の身の回り、具体的には身内(ある程度の親せきの範囲内)で、先述のタイプの人がいるため(と言っても、その事例ほどひどくはありませんが、ただ、印象は悪かったのです)、余計に喫煙する女性とはあまりつきあいたくないと考えるのかもしれません。性格まで一致しているということはないだろうとは頭の中では理解しているのですが、それとこれとは別なのです。頭で理解しても、性分として、無理なのです。
 まあ、それは男でも言えることですが。やっぱり、たばこを吸っている姿がムカつく男とは、仕事の間柄だろうと、交友関係だろうと、付き合うことは願い下げしたいところです。

 というわけで、酒だけでなく煙草でも少しディスってみましたが、結論としては、分別というか、度を越さない程度にたしなむ分には良いのではないかと思うのですが、私に迷惑をかけるような人についてはもれなく半殺しにしてやりたいという、そんな話です(そんな話か?)。
 たぶん私は今までの人生で一度も試作品に触れたことがありません。
 私が試作品について話せることは、ちょうどこの記事を作っているときに見ているとあるアニメで、美少女の形をした人形の試作品が、主人公の女の子の元に送られて、それがたまたま起動して、どういうわけか、世界でその人形を起動させることができたのはその女の子だけでどうのこうのという作品が、思いのほか面白いということくらいです。
 まあ、だからと言って、美少女フィギュアの試作品が欲しいとか、そういうことを思っているわけではなく、個人的にはどうせ送られてくるなら実用的な試作品がいいなと思います。耕耘機の試作品とか、農業資材の試作品とか、消耗品系の自動車パーツの試作品とか。それで、使った感じを定期報告すればお金は要りませんよ的な話なら、私は喜んで受けますよ。
 もっとも、あの女の子のケースのように、いきなり何かの試作品が送られてくるということなど、この先もなさそうですがね。それに、無作為でいきなり試作品を送りつけるとなると、新手の詐欺を疑いますし。(447字)
 単刀直入な要望をそのままタイトルにしましたが、埼玉北西部、つまりは秩父地域です。

 もちろん、私は鉄道派でもあるので、道路が無理なら鉄道をどうにかしてほしいと考えます。例えば秩父鉄道。
 東武伊勢崎線の羽生駅から、JR高崎線の熊谷駅を経て、さらに東武東上線とJR八高線の寄居駅、西武秩父線の西武秩父駅から少し歩くもののそれと接続している御花畑駅をたどって、終点は秩父市、旧荒川村の三峰口駅を結ぶ、全長で70劼舛腓辰箸涼亙?篥瓦任后もともとは沿線でとれる石灰の貨物輸送と旅客輸送でどうにかやっていましたが、どちらも輸送量と収益は減少傾向にあり、最近は調べていないのでわかりませんが、たぶん赤字です。いや、赤字じゃなかったとしても、経営状況は都心の大手私鉄のように余裕があるわけではないはずです。
 それでも、最近は急に秩父に注目が集まり、沿線の観光資源を活用しつつ、復活してから間もなく30年となるSLパレオエクスプレスの人気もあって、観光による利用が目立っています。
 幼いころ、まだ小学校に上がる前だったと思うのですが、父と兄と一緒に長瀞町にある県立自然の博物館に出かけたことがあるのですが、その時は各駅停車の黄色い電車に乗って、多分あの時点で旧国鉄101系を買い取ったものが運転されていたと思うのですが、もしかしたらさらに旧型の車両だったかもしれません。確かなのは、まあ当時は幼少期だったため仕方なかったと今なら思うのですが、とにかく電車に乗っている時間が退屈で仕方なかったという記憶です。別に飛ばすわけでもなかったですし。

 話を戻しますが、とにかく地味で遅いという印象が、秩父鉄道にはあるのです。勝手に私がそういう印象を抱いているだけなのかもしれませんが、この速達性という点は無視できないと思います。
 確かに、秩父鉄道は寄居駅から先になると、荒川の横、崖の横を、急カーブを繰り返しながら走るため、どうしてもスローダウンしなければなりません。その部分は仕方ないと思います。
 ですがほかの区間なら、もう少しスピードアップが図れるはずです。つまりは、羽生~寄居の区間です。
 この区間は、比較的平坦且つ直線が多く、その気になればスピードアップが可能です。線路設備などを強化すれば、最高時速100キロまで引き上げることだってできるはずです。
 ただ、この最高速度の引き上げの恩恵を受けるのは、急行列車のみです。というのも、秩父鉄道は、この区間でも、駅間距離が大体3卅宛紊靴なく、最高速度を引き上げたとしても、下手すると電車がその速度に達する前に減速しなければならないかもしれないのです。また、急行列車も、その全区間で最高速度を維持することはできません。秩父鉄道は単線だからです。
 単線。線路一本ということで、所々で対向列車とすれ違いをしなければなりません。そのために、多くの駅ではポイントを使って線路を2本に分けています。で、時々、羽生方面の電車と三峰口方面の電車とが、駅ですれ違いをするのです。急行列車ならその駅を通過する場合もあります。・・・急行列車同士の場合に遭遇したことはありませんが、その場合は片方がドアを開けない停車、いわゆる運転停車と言いましたかね、それで反対方向からくる列車を待って、それが通過したらすぐに出発します。
 この構造のため、たとえ最高速度を時速100キロに上げたとしても、駅を通過するたびにポイントを通るため、大幅な減速が強いられるのです。つまり、急行列車でも最高速度の引き上げにおける恩恵は、それほど大きくないのです。

 ならどうすればいいか?

 複線化です。

 平坦且つ直線の多い羽生~寄居間だけでも、複線化すれば、その区間の所要時間の短縮が可能です。
 もちろん、そのためには大規模な設備投資をしなければならず、たぶん今の秩父鉄道では簡単にはできませんし、いや、そもそもそれができたらとっくにやっているという話でしょう。

 ですが、鉄道需要を高めるためには、それくらいのことをしなければなりません。

 まず、ライバルである自動車ですが、沿線には国道140号線と国道125号線があります。
 140号線は熊谷警察署から秩父地域を通って、最終的には山梨県の甲府市あたりまで伸びています。実際にどこまで続いているのかは、甲府市から先は通ったことがないのでわかりませんが。
 125号線は、やはり熊谷市の国道17号線から分岐する形で、茨城県か千葉県に至っています。こちらは古河市のあたりまで通ったことがあるのですが、その先は行ったことがないのでわかりません。
 で、140号線は熊谷市内の熊谷警察署方面に向かう時に、よく渋滞になります。
 一方、125号線は、秩父鉄道の行田市駅周辺が混雑します。羽生駅付近は通っていませんが、その羽生市に至る前の行田市内で、結構混雑するのです。特に、忍城のあたりから長野ロータリー交差点のあたりまでが。秩父鉄道に置き換えれば、行田市駅よりちょっと熊谷寄りから東行田駅のあたりまでです。商店が立ち並び、バスやトラックの往来も多く、信号も多いので、どうしても流れが悪くなるのです。
 でも、それ以外は比較的流れがいいのです。特に140号線は、新幹線の高架を抜けて秩父市方面に進むと、そこまでですでに片側2車線の広い道路なのですが、その先のバイパス区間は信号も少なく、見通しもよく、流れが速くなります。一応、より秩父鉄道に沿う形の現道もあるのですが、そちらも車がそれほど多くないので、埼玉県内のごく一般的な片側一車線の道路にしては、流れがいいと思います。・・・もっとも、私が想定している一般的な片側一車線道路が中山道(埼玉県道164号線)で、それと比べれば大抵の道路は流れがいいと感じてしまうのですが。

 つまり、寄居~羽生の区間については、道路は部分的に滞りがあるものの、また熊谷市内も素直に国道ばかりを通る必要がない、抜け道を利用することが可能ということから、全体的に交通の流れがよく、単純な所要時間(電車の場合は待ち時間や乗り換え時間などを省いた移動のみの時間)の比較においても、場合によっては秩父鉄道の方が遅い可能性があるのです。
 その理由は、駅でのポイント通過による大幅な減速、対向列車とのすれ違いの発生です。

 ポイント通過による大幅な減速は、急行列車の事例は先述しましたが、各駅停車にとってもネックになっています。
 複線の場合は、駅の手前からブレーキをかけて、停止目標にぴったり止まりさえすれば、車や自転車を運転している時みたいなブレーキ、つまりはブレーキをかけ始めてから停止するまでそのままかけっぱなしにするようなやり方でも問題ありませんし、たいていの場合はそういう止まり方をしています。
 また、単線でも、すれ違い機能のない駅、線路の横にホームを設置しただけの構造のところなら、そういう止まり方をしています。
 でも、すれ違いのある駅の場合は、まずポイントを通過するためにだいぶ手前からブレーキをかけて、時速30キロ前後まで落とした後、ポイントを通過して、さらに停止目標で止めるためにブレーキを掛けます。
 このポイントを、時速60キロとかの速い速度で通過しようとしたら、まあ脱線しますね。もちろん、構造によりけりですが、駅にあるポイントの場合は、結構急なカーブを描いていますから。
 つまり、そういう構造の駅に止まるあるいは通過するたびに、大幅な減速をしたり、あるいはだいぶ手前からブレーキをかけたりしなければならないため、その分所要時間が余計にかかってしまうのです。

 それを解消するのが、複線化なのです。

 少なくとも、対向列車とのすれ違いのために費やしていた時間がかなり削減できます。その構造の駅を通過するために大幅な減速をする必要がなくなります。
 たぶん、寄居~羽生間においては、その構造にするだけで、各駅停車なら10分、急行列車なら13分くらい時間短縮できるのではないかと思います。もちろん根拠はありませんが、その区間を運転する間に、対向列車とのすれ違いが2~3本あると想定すれば、その待ち時間が5~8分くらいで、あとはポイント通過のために早めていたブレーキのタイミングを遅らせることができることによるものが2~5分です。この2~5分は、各駅か急行かの違いです。急行なら5分くらい短縮できるでしょう。なぜなら、駅を通過する際に、その手前で減速して、ポイントを通過して、駅を通過して、またポイントを通過して、全部の車両が通過し終えたら再び加速して・・・というのが一切なくなり、制限速度ギリギリで駅を通過することができるようになるからです。
 で、その際に時速100キロまで最高速度を引き上げたのなら、さらにその効果が大きくなります。

 ただ、そうなると、SLなどの観光列車が淘汰されてしまう可能性が高いです。何しろ、パレオエクスプレス、そんなにスピードを出しませんから。
 各駅停車ですら熊谷~三峰口を、1時間40分前後で結ぶのに、SLは2時間超ですからね。いや、2時間半くらいかけてますかね。もっとも、長瀞駅で10分くらい止まるなどしているのですが。

 でも、ダイヤをうまい具合に調整すれば、SLの生き残りは可能だと思います。もちろん、その場合は、複線化した上に、さらに待避用の線路とホームを用意することが求められますが。
 というか、そもそも急行と各駅停車がある時点で、急行が前の各駅を追い抜くということを想定すれば、すべての駅ではないにしても、いくつかの駅でその設備は設けると思いますがね。それを利用して、SLとの共存も図るのです。そうすれば、観光収入は減らすことにはつながりませんし、速達性の向上と、それに伴う需要の高まりがあれば、さらに利用者が増えて、都市間移動(寄居、熊谷、行田、羽生)においては秩父鉄道を利用するという流れになるのではないかと思います。

 それでなくても、高齢になると自分で自動車を運転するというのは、リスクが高まりますから。ましてや、それが流れのはやい幹線道路になると。


 とまあ、道路の話をするつもりが、秩父鉄道の話だけで、ワードにおいて4ページも費やしてしまいましたが、道路の話です。

 メディアがやたらと秩父やら長瀞やらを紹介するせいかどうかは知りませんが、私はバイクに乗るようになって間もなく10年になります(記事執筆の2017年11月下旬時点)。
 バイクに乗り始めたころ、秩父地域はそんなに車が多いという印象はありませんでした。
 もちろん、国道140号線の秩父市街、秩父駅の熊谷寄りの手前から西武秩父駅を過ぎるあたりまでは、日中は渋滞が頻発しますし、現道については長瀞駅周辺も休日の日中は流れが悪いです。
 でも、その長瀞地域を迂回、いや、事実上ショートカットする形の皆野寄居有料道路が、ここ4年くらい前から、交通量が増えたような気がするのです。
 具体例を出せば、皆野側の出口である大塚交差点を先頭に1劼らいの渋滞が、休日の昼過ぎに見られましたし、料金所でも、やはり皆野方面に向かう車で料金所手前から1劼箸泙任呂いないものの、数百メートルの渋滞が、休日の朝にできていました。どちらも大型連休だったかもしれませんが、それにしたって、10年くらい前に比べれば、増えたような気がするのです。
 ほかにも、国道140号線も、寄居警察署手前、秩父方面の車線で混雑しているのを何度か目にしました。休日の昼過ぎです。まあ、そのあたりは国道254号線との重複区間なので、元々交通量が多いのかもしれませんが。

 仮に本当に増えていたとして、その増えた分を秩父鉄道に誘導するには・・・となると、先述の複線化になるわけですが、しかし観光需要がそこまで高まっているのなら、何も公共交通は電車だけではなく、バスやタクシーもあるわけで、ましてや電車に何かあった場合は代替バスが運行されるわけですから、道路もないがしろにはできません。
 かといって、関越道の花園インターから皆野寄居道路まではすでに片側2車線になっているので、それを3車線にする必要はないでしょう。時間帯によっては今のままでも十分に余裕はありますから。もっとも、その花園インターから皆野寄居道路までの間に新たな有料道路を作るのであれば、それは受益者負担になるわけですから、それでいいと思いますが。ただ、建設費用を回収できるかどうかはわかりませんが。

 では、皆野寄居道路の片側2車線化にGOサインを出すべきかどうかですが、これについては個人的な都合もあって、回答できません。

 条件次第というのが正確なところです。
 例えば、片側2車線化した際に、制限速度が時速70キロとか80キロとかに引き上げられた場合、原付通行禁止になる可能性が極めて高く、それだと60回分の回数券を買って、まだ3分の1しか消化できていない身としては、半分くらいが水の泡になってしまうので、そうなるくらいなら片側2車線にしなくてもいいと思います。
 ですが、制限速度が時速60キロを維持して、原付走行可が維持されるのであれば、大賛成です。
 そもそも、皆野秩父道路が無料開放されていて、そこを原付が走っても問題ないわけですから、それに接続している皆野寄居道路が原付不可となると、確実に誤って原付が進入するという事例が多発します。で、慌てて引き返そうとしたところで事故という。事故発生件数の激増を引き起こすのではないかと思います。
 ならば、車線を増やしたものの、制限速度は60キロを維持して、原付も走行可としたほうが、余計な事故は起こらないでしょうし、それに前の遅い車を追い抜くことができるので、私にとってはストレスも軽減されます。・・・いるのですよ、あの道路を時速40キロ前後で走る車が。後続車の大渋滞・・・。
 ETCの導入については、私が基本的にあの道路を原付でしか利用しないということから、急いで導入する必要はないと考えます。それに、あの設備を導入するのに結構な金がかかるようで交通量によってはその投資が回収できない可能性もあるらしいです。皆野寄居道路がその回収ができるかどうかはわかりませんが。
 というか、まだかなり回数券が残っているのに、ここでETC導入とか、勘弁願いたいです。それに、私も皆野寄居道路のためだけに、原付にETC車載器を取り付けたくはありません。それこそ、元が取れないですよ。軽トラに取り付けたETCだって、元々は別の乗用車に自力で付けて、それを廃車にする際に取り外して、イエローハットで設定を替えてもらって、軽トラにまた自力で取り付けたため、すでに元は取れていますが、今じゃ高速や首都高には年に5回も利用しません(意識して使おうとしない限り)。そもそも、原付だと高速や自動車専用道は走れませんから。
 でも、料金所の渋滞解消には、導入を検討してもいいのではないかと思います。回数券の人ばかりではありませんから。

 で、ここからが私が今回最も言いたいことなのです(ワードにして6ページ目でやっと本題という・・・)。

 記事執筆時点の現在、全線開通に向けて建設が進められている皆野秩父道路。これは、秩父市内の混雑解消を目的に建設が進められています。
 ほぼ国道140号線に並行あるいはそのものである西関東連絡道路に該当するもので、計画ではこのあと秩父小鹿野バイパスが作られ、さらにその先は三峰口駅付近で現道の国道140号線に至るようです。そこから大滝道路(ループ橋のある道路)までの間も新たに道路を作るかどうかはわかりませんが。
 そして、この道路の全通を私は切に願っているのです。

 現状では、私は秩父市街地の渋滞混雑を避けるため、埼玉県道72号線に迂回しています。
 ただ、皆野秩父道路の現在の終点である蒔田ICからは、国道299号線で秩父市街地方面に少し戻って、その道路に入る形になります。
 別にこのルートでもいいのですが、問題は帰りです。299号線から皆野秩父道路に接続する埼玉県道270号線に入る時、右折となるのですが、意外と対向車と右折車が多いため、タイミングによっては2~3回待たされるのです。右矢印の点灯時間が思いのほか短いのです。加えて、曲がった先にまた信号があるのです。あと、その270号線が急カーブと急こう配。皆野秩父道路が全通したのなら、私はなるべく通りたくない道路なのです。私の乗るバイク、原付二種のエリミネーターにとって最も苦手とするタイプの道路なので。


(掲出時追記)記事執筆が2017年10月くらいだったので、当時の話です、今は皆野秩父道路は全通し、終点までしっかり使っています。その先は抜け道を使って県道72号に接続しています。なお、この先も2017年現在の話をしています。追記終わり。


 全通すると、皆野秩父道路は国道299号線に接続するわけですが、道路構造的には、小鹿野方面から皆野秩父道路に行こうとすると、そのまま道なりに進めば自然と皆野秩父道路に誘導される形となり、299号線にはその手前の交差点で右折するという形になりそうです。つまりは、現道が支線みたいな感じになるのです。
 で、今の蒔田ICから1劼頬?燭覆い泙任發修譴剖瓩さ?イ諒、小鹿野町に近づくわけで、小鹿野町でわらじカツどんを食べに行くときには問題ないのですが、三峯神社や山梨方面に出かけるときには、299号線で戻って県道72号線に入るにはだいぶ遠回りになってしまうのです。
 まあ、新たなルートはすでに見つけてあるのですが。
 その見つけたルートは秘密にするとして、この皆野秩父道路を終点まで利用した場合の三峯神社あるいは山梨方面に向かうルート、一つは先述の通り、少し秩父市街方面に戻って県道72号線に入るか、あるいはそのまま秩父市街地まで戻って国道140号線に入るか(それなら皆野寄居道路の終点の大塚交差点から140号線に入る方が、まだ速いかもしれません)、あとはそのまま小鹿野町を突っ切って、埼玉県道37号線に入って、道の駅両神温泉薬師の湯を横目に国道140号線に至るか、あるいは小鹿野町の市街地の手前から、埼玉県道43号線に入って、ずっと道なりに進んで国道140号線に至るかです。
 ただ、いずれも所々狭い区間や急カーブなどがあって、乗用車ならともかく、大型の観光バスでは通過できません。まあ、埼玉県道72号線に入って、途中の巴川橋交差点を左折できるのなら、72号線経由で行けないことはないですが、ただ、途中結構道が狭いです。所々拡幅はしていますが。いや、秩父ミューズパーク(北口)交差点を左折したほうがまだ観光バス的には楽かもしれません。ただ、そうすると秩父駅周辺を通るため、渋滞に巻き込まれますが。

 つまりは、最も無難なのは、皆野寄居道路の終点である大塚交差点から国道140号線に入るルートとなるのです。渋滞を覚悟して。

 でも、それだと、観光バスを利用する観光客にとっては、あまりうれしいものではありません。ましてや、三峯神社など、秩父市街地に立ち寄る予定ではない観光バスの場合は。
 ならば、なるべく交通量の多いところは避けて、渋滞を回避して、スケジュール通りに旅を進めたいと思いますよ。あるいは、山梨方面に向かい場合も。・・・もっとも、国道140号線経由で山梨に向かう観光バスがあるかどうかはわかりませんが。

 でも、何かの理由で圏央道や中央道が利用できなくなった場合、そのう回路として、国道140号線が候補に上がるでしょう。その時に、秩父市街の混雑を覚悟して通るのは、ストレスになると思います。それでなくても、山道の運転はかなり神経を使いますから。
 私でもそうですから。原付二種のバイクでさえも。大型車両となったら、余計でしょう。
 でも、皆野秩父道路を使っても、行けるのは小鹿野町くらいで、そこから先は志賀坂峠を経て群馬県の神流や上野といった地域です。いや、この志賀坂峠、前に一度通ったことがありますが、急カーブと急こう配がきつくて、大型車で通れるかどうかわかったものじゃなかったと記憶しています。

 つまり、大型車でも安心して、秩父市街地を迂回して、国道140号に最終的に合流するためにも、皆野秩父道路の先の建設とその完成を急いでほしいと思うのです。
 たぶん、ルート的にはミューズパークの真下を通って、道の駅あらかわの前後で合流する感じになると思うのですが、それだけでもかなり、渋滞を回避できますし、所要時間も短縮されます。なんだったら、その区間も有料道路にしてもいいと思います。原付で50円くらいの通行料で(皆野寄居は40円。ちなみに、乗用車は420円です)。たぶん、トンネルや橋を結構作ることになると思うので、そうなると完成までに数百億レベルで済めば御の字という具合の、大規模な投資になるはずです。
 なんだったら、恒常的に有料道路にしてもいいと思います。設備維持や補修も必要になるでしょうから。皆野寄居だって、今の時点で無料開放されていないのは、それを見越してのことでしょう?・・・違う?まあ、実際のところは知りませんが。

 とにかく、国道140号の埼玉県内における最大のネックは、秩父市街地なのです。秩父市の中心街と言ってもいいくらいに、商業施設はありますし、駅もありますし、観光施設もあります。でもって、国道140号と国道299号との交差点はどの方向も混雑します。
 そこを目的としているのならいいのです。でも、そこを通過する車にとっては、ストレスの温床です。たぶん、140号線においては、全体の半分くらいが、通過車両だと思います。あるいは、その地域より少し先の目的地とか。
 でも、それを迂回するバイパスができれば、今の交通量の2~3割くらいは減るのではないかと思います。それだけでも、渋滞の長さは短くなって、所要時間もある程度短縮されるのではないかと思います。

 まあ、今回の記事は、基本的に私がより秩父に行きやすくするための要望というか欲求ばかりなのですが、これに都市工学だか都市形成だかの話を混ぜれば、もっともらしい主張になるのかもしれません。・・・やりませんけど。

 最近、思い出しました。私は、昨年末(2018年)のキズナアイさんの特番を見る以前に、V-Tuberを認識していましたし、正規の形ではなかったものの、配信を見たことがありました。
 それは『邪神ちゃんドロップキック』というアニメです。厳密には、そのアニメの派生的なもので、邪神ちゃんと花園ゆりねがV-TuberとしてYouTube上で配信していて、テレビのアニメ放送枠1回が、その配信になったのです。アニメが最終回を迎えた後の宣伝やイベントの思い出、アニメの振り返りなどがあったかと思います。これが、私にとってV-Tuberの動画初視聴でした。
 ただ、YouTubeで見るようになったのは、ピノ様の配信がきっかけです。これは間違いありません。動機はキズナアイさんのBS日テレの特番でしたが。

 でも、あの時ピノ様の配信が、『ポケモンスナップ』でなければ、おそらくV-Tuberの動画を見始めるタイミングは遅れていたか、まだ見ていなかったことでしょう。
 あの『ポケモンスナップ』の実況で、ピノ様の無邪気さというか、一喜一憂の様子が、私にとって不快な物でなく、最初こそ懐かしいポケモンがたくさん出てくるので見ていましたが、でも、また見てみたいと思うようになったのは、配信の中でのピノ様の雰囲気が、私にとって心地よかったからだと思います。
 おそらく、最初の出会いがごんごんさんだったら、「なんじゃこりゃ?」と一蹴して、見なくなっていたと思います。

 で、そのごんごんさんの配信の面白さに気付いたのもまた、ピノ様というフィルターがあったからこそです。
 偶然、直後にコラボ配信があって、双方煽り合いをしていたのですが、ゲーム対戦後の雑談で、ごんごんさんがお茶こぼしをやらかして、その後ごんごんさんの姿が消えるのです。
 その時のピノ様の対応が、実に冷静で焦りを感じさせないものだったのです。

 このコラボ配信から、私はピノ様のアーカイブを見るようになり、一通り見た後に、今度はごんごんさんのを見るようになって、そしてクリスマス配信のごんごんさんのはしゃぎっぷりが、私がアイドル部の配信にどっぷりつかるきっかけになりました。

 なんというか、実態は分かりませんが、少なくともアイドル部の配信からは、やさしい雰囲気というか、見ている人を大切にする気持ちが伝わってきます。
 そして何よりも、配信を楽しんでいる様子が伝わってくるのです。
 コメントに対して一喜一憂したり、突っ込みを入れたり、間違いを指摘されたり。でも、不思議と、そのやり取りが面白く、だんだんと引き込まれていくのです。
 それに、みんな素直です。表裏がない感じがするのです。
 もちろん、キャラクターの、言っちゃあなんですが、設定があって、それを逸脱しないというか、それを守ることが前提ではありますが、ただ、元ネタ(まだ配信されていないようですが)の『少女兵器大戦』でしたっけ?そのキャラクターを学園アイドル部メンバーにアレンジしたのが、今のアイドル部らしいのですが、外見と身体的特徴以外は、ほとんど中の人の素顔だと思われます。

 私は昨年末から見始めたため、そのあたりを理解するのがだいぶ遅れましたが、ピノ様の虫好きは、元ネタのキャラのものではないでしょうし、八重沢なとりさんの「じっちゃ」や「ばっちゃ」呼びもまたそうでしょう。ごんごんさんのB級映画好きも、猫乃木もちさんのベイスターズファン(もしくは球団の応援歌好き)も、元のキャラの設定にはなかったはずです。だって、少女兵器なのにベイスターズファンって、どういう世界観ですか?
 多分、最低限の設定だけで、それ以外は中の人に自由裁量権を与えているのだと思います。
 そして、それが、V-Tuberとして活動するうえで、負担を軽くさせているのだと思います。

 もちろん、ここまで山あり谷ありだった人も中にはいるのですが、そのあたりは配信内で語られていることなので、ここでは割愛します。
 でも、ほかの仕事についてはわかりませんが、配信については結構、好きでやっているところがあると思います。
 神楽すずさんは結構長時間配信をしていて、大変だろうと思いきや、楽しんでいるようですし、ゲーム実況後もしばらく喋っています。配信を楽しんでいないとなかなかできないことだと思います。
 もこ田めめめさんは毛玉(視聴者)とのコメントを通じてのやり取りを、本当に楽しそうにやっていて、見ている私も楽しくなります。また、アイドル部語りをすることがあるのですが、本当にほかのメンバーのことが好きなのだなと、そう思わせるくらいに愛情があるのです。
 ほかにも、今回は取り上げませんが、ほかのメンバーもまた、配信を楽しんでいる様子が伝わってくるのです。

 私は、ピノ様を筆頭にアイドル部メンバーの配信以外はほとんど見ないので、てっきりこれが普通だと思っていました。

 でも、実際はどうやらそうではないのかもしれません。

 普段から見ているわけではないのですが、たまに、『ポケモン』の実況があるので、ゲーム部の夢咲楓さんの配信を見ることがあります。
 普段は動画投稿が多いようで、10~20分くらいの尺のものが多いのですが、先日は目標を達成するまで終われない配信をして、それがなんと8時間オーバーという長さ。

 これが、本人たっての希望ならどんなに良かったか。

 4月に入り、ゲーム部のメンバーそれぞれが、ツイッターの別のアカウントで、内部告発を行いました。
 ニュース記事やニコニコ動画にアップされていたものなどを見た限りでは、スタッフからかなり威圧的な態度を取られていたとか、きついことを無理強いされていたとか、パワハラの一言で済ますにはえげつない仕打ちを受けていたようです。
 で、運営会社側も調査に乗り出し、告発内容が事実と認め、ゲーム部メンバーと話し合いをし、どうにか折り合いがついたようです。
 で、この「折り合いがついた」と報じたニュース記事によると、ほかのV-Tuberも、内部告発や運営との対立が起こっているようです。

 私はアイドル部の配信が、今となっては大好きで、アーカイブも何度も見返すくらいです。だからこそ、どっとらいぶではこういうことがあってほしくないと思うのですが、こればかりは、一視聴者である私には知る由もありません。
 まあ、ホラーが苦手な猫乃木もちさんのチャンネル登録者数5万人突破の際に、「女の子と遊ぶゲーム」とだまされて、ホラーゲームをプレイさせられた件がありますが、その後の配信だったかツイッターだったかで、やはりホラーゲームが苦手な八重沢なとりさんにもやらせると息巻いていたところを見ると、怖がっているものの、そのあたりどこか楽しんでいる節があるのかもしれません。
 では、八重沢なとりさんが、その噂のホラーゲーム「エミリー・ウォンツ・トゥ・プレイ」をやる日が来るのかどうか…。なとりさんが首を縦に振らない限りは絶対にないでしょうね。もしもあったとしたら、パワーハラスメントを疑われますから。スタッフからの強制とか。
 でも、例えば猫乃木もちさんとコラボ配信したとして、対戦ゲームで罰ゲームが「エミリー…」のプレイだとしたら、それは仕方ないですよね?
 さすがのなとりさんも、罰ゲームを駄々をこねて免れようとは思わないでしょうし。対戦ゲームを始める前に同意したとしたらなおさらですね。

 でも、何というか、アイドル部というのは、メンバーの話から、どこか『アイドルマスター』の765プロを彷彿とさせるのですよね。表舞台に立つ人も裏方スタッフも、みんな仲がいい感じがしてしまうのです。

 そして、それがアイドル部の真の姿であってほしいと、切に願うわけです。

 というのも、このV-Tuberというものは、声優を志す人の幅を広げさせると思うからです。

 もちろん、第一線で活躍する人や、それで生計が建てられる人というのは、声優に限らず、芸人や俳優、ミュージシャンなどと同じで、ほんの一握りです。
 でも、今や声優業界は、顔出しが当たり前ですし、声の演技ができるだけではやっていけません。歌もある程度歌えなければなりませんし、ダンスもできなければならず、トークもできなければならず、下手すると、その辺のタレントよりも、求められる要素が多くなってしまっています。
 かつての声優業、名が売れていない俳優の副業というイメージの強かった頃とはだいぶ変わってきてしまっています。それこそ、イメージを崩すからということで、顔出しNGの声優がかつて多かったり、顔が知られているものの、もともと俳優として活動していたりするのとは違って、今の声優は積極的に表舞台に出て、いろいろなイベントに出演したり、テレビ出演したりしています。むしろ、声優からアニメ作品に入るという人も大勢いるくらいです。
 ですが、表舞台に、人前に顔をさらすのが苦手という人もいます。そういうのを克服しないと、声優を目指すこともできないのです。それができないと、いくら声の演技に興味があっても、声優を目指すことができないのです。

 そんな状況の中、V-Tuberが登場しました。

 これは、人前に出るのが苦手な人にとっては、キャラクターが隠れ蓑となるわけで、人前に出ることは苦手でも、そのキャラクターの姿を通してなら、相手とやり取りできる人や、声の演技に集中できるという人にとって、声優活動の足掛かりとなるはずです。
 もちろん、のちに声優として本格的に活動する可能性もありますし、その活動の中で、人前に出るのが苦手というのを徐々に克服できる可能性もありますが、V-Tuberという存在がないころは、それを克服するのが先になってしまい、それによって、そもそも声優養成所に通う前に挫折する人も多かったのではないかと思います。

 さらに、V-Tuberとして活動する際は、自分自身の姿がさらされない分、中の人が特定されにくいという利点もあります。
 もちろん、その人に近い人から流出する可能性は否定できませんが、顔や姿をさらけ出す人よりかは、特定されにくいということは確かでしょう。声や喋り方自体は、他人の空似という可能性が否定できませんから。自分自身の名前を出さない以上は、他人の空似で押し通せるはずです。
 ただ、その場合はしゃべる内容を考えないと、その内容から誰なのか特定される可能性が高くなってしまいます。うまい具合に知り合いが見ていなければ何とかなるかもしれませんが。
 でも、姿や顔をさらしていないだけで、やっていることはタレント活動と同じなので、そのあたりをわきまえる必要はあります。どこまでなら話してOKで、ここから先はNGという具合に、明確な線引きをあらかじめしておかないと、いくら顔や名前を出していなくても、特定のための材料をまき散らすことになりますから。

 いくつかの注意点こそありますが、そのあたりさえ気をつければ、人前に出るのが苦手な人でも声優を目指すことができる、その手段の一つとして、V-Tuberというのは、多くの人に恩恵を与えうるのです。
 声優活動する人が増えれば、それだけ競争率は高く成りますが、例えば、今まではオーディションでキャスティングをしていたのが、V-Tuberの配信活動を見ることで、より作品のキャラクターに近い声質や喋り方をしている人を見つけ出すことができるようになるでしょう。
 声優ありきでV-Tuberというよりは、これから声優を目指す人にとっての一つのツールとしてのV-Tuberということです。オーディションの選考過程で、声を聴く前にふるいにかけることが多かったと思うのですが、これからは、音声素材がネット上にあふれているわけですから、その中からキャステイングするという流れになるのではないかと思います。
 なにしろ、オーディションのために素材を用意しなくても、配信していればそのあたり勝手に素材がたまっていくわけですから。

 なので、一部のV-Tuberの活動において、事務所といざこざがあるとか、待遇に問題があるとか、そういうことで人気が下火になるのは、もったいないと思うのです。
 生計云々ではなく、声優としての第一歩とか、顔を出すのは苦手だけど、この分野になら自信があるということで、それ関連の配信をしていく中で、実力が認められて、新たな活動につながるというように、そういう位置づけとしてのV-Tuberはあってもいいと思うのです。
 なにしろ、V-Tuberから歌を出したり、テレビに活動を広げたり、そして何より、ピノ様やなとりさんみたいに虫を紹介する本を出版するということにつながっているのですから。

 商業的なV-Tuberの場合、中の人を酷使することが多いようですし、パワハラじみた待遇もあるようですが、そうではなくて、V-Tuberとして生み出したキャラクターと中の人、企業それぞれが成長するように、足並みをそろえてというか、それぞれにメリットがあるような付き合い方が求められます。
 ただ作って放っておけばそれでいいというわけではありません。V-Tuberも働く仲間として見て、接していかなければなりません。

 V-Tuberがこれからも広く活動できるか、この先はすたれていくのかは、今のうちに改善できるところを改善していき、今のV-Tuberが安心して活動できる環境を構築し、そして、今のV-Tuberを見て憧れて、V-Tuberを夢見る人達をどこまで増やせるか次第でしょう。
 でも、声優活動の一つの形として、私はV-Tuber、可能性があると信じています。