2025年 春分図ー個人の自立 | 星の声、月のささやき

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西洋占星術を行っています。きがついたこと、感じたことを書き綴っています。

土曜日、月曜日、水曜日の19時更新予定

春分図はその一年間を占うもので、特に重大事件が起きる時は春分図に現れているもので、そしてかなり的中するものです。

なぜ半年も先の2025年の春分図を見るのかというと、
2025年は大災害が起きるという予言があちこちでされているからですガーン
そうでなくても自然災害や各地で地殻微動が起きている報告がされているので何かあるのではないかと私自身が不安でたまらない。

というわけで2025年春分図。
ん?不吉…ではないような?

ASCとMCを含んだ特殊な複合アスペクトが作られています。
「ゆりかご」と言われるアスペクトでオポジションの緊張を二つの星が調停する配置で、何かがあってもこの星が解決してくれる配置です。

●6室と7室に星が集中

外国から振り回されることになりそう。

6室には太陽、海王星、土星、ドラゴンヘッド。

6室は健康問題、労働環境などを意味しますが、ここに大問題が起きる可能性があります。
でも凶角ないんですよ。
雇用されている人は際限のない責任が重くのしかかりそうですが火星の支援があるので乗り越えます。

7室は国交を示しますが、水星と金星がMCとASCでTスクエアを持つので国の指針と外国からくるレジャーとか情報、商品がトラブルの元。

でも月とは吉角取っているので一般人には悪い意味がありません。

円高で輸入品が安くなるかも?
キロンが入っているのでこれまでの国交が大きく変化する事件が起きそう。
キロンは大きな事件を起こすのですが軌道修正なので後になってみると良い方向に向かいます。

●8室天王星
国家の資産に大きな変化あり。
吉角しかないので思いもかけない財産が発見されるとか国債価値に大きな変動があるかもしれません。
税金や社会保障制度がガラッと変わるかも。

●4室の冥王星
冥王星の入った室はそれまでの価値観が全く変わります。

大地震とか天変地異がささやかれている割には、地上、生活を示す4室にPtfと吉角を持つ冥王星が。
まあ自然災害はホロスコープに現れないので私は予測不可能です。
4室は生活の基盤を表す場所で、私たちのここの意識がかなり変わることが予想されます。
例えば今年は「お米が無くなるかもしれない」との噂が現実化しました。
自給率が3割程度にまで落ち込んでいる日本はもしも食料を輸入でき無くなったらあっという間にみんなが餓死してしまう危険の上にあります。
この意識が変わるんじゃないでしょうか。
米を守れという風潮が高まってきていますし。
そして4室のカスプはやぎ座ですから食料の高騰が続く可能性はあります。

また4室は自営業の部屋でもあると私は考えています。
これまで自営業は「まともではない」という雰囲気がありました。
「まともにどこかに勤めろ」と言われるくらい雇用されることが働くことで、成功とは大きな組織に入ってどんどん出世することでした。
これが真逆になるかもしれないわけです。
自分の個性を生かした個人事業を作ることは素晴らしいと言われるようになることが想像できます。
楽しいこと、得意なことで収入を得れると羨ましいと言われるようになりそう。

更に不動産を表しますから不動産の価格が適正価格になるかもしれません。
間違った運用をされている土地では災害あるかも?

●強調されている蟹座と4室
蟹座と4室が強調されています。
MCにかに座。
また春分図時点では木星はふたご座に滞在中ですが6月9日から蟹座に入ります。
6月からですが、春分の日からかに座的な空気感は高まっていきそうです。
冥王星でも同じことを書いてますが、4室の守護星座はかに座です。
蟹座の守護星の月は「民衆」を表します。
個々人が自立することが社会を支えるのです。
10室にはかに座火星が入っていますが、これもかに座的な面に社会的活力が注がれることに。
自分の命は自分で守る風潮が強まり、農業が見直され家庭菜園を始める人も増えるかも。


●総合
月は民衆を表し、木星は国家や法律を表しますが、木星は月とのオポジションしかありません。
これは各国のホロスコープでも表れていて国家と民衆が対立することが示されているように感じます。
国には頼らない、自分で立つ!

世界中がそんな風潮になりそう。

山羊座冥王星から抜けた次の方向としてかに座の年が来るのが、なんとも象徴的です。

会社の為に家を犠牲にするのが当たり前ではなくなる。

蟹は「生活力」ですから、自分で自分の生活を処せないならば誰も助けてくれないとも取れます。家事スキル大事です。

 

真逆に方向転換するので大きな衝撃はありそう。
それが何によってなのかはわかりませんが、星が7室、6室に集中していることから、対外的なところ頼っていたものによって揺さぶられそうです。


例えるならタロットカードの「塔」のような事件で、あの塔の中にいるなら破滅ですが、塔の外にいればどうと言うことはありません。
むしろ塔は支配の象徴ですから支配からの解放です。

頼れるものが無くなるのは最も怖いことかもしれませんが、実は誰でも一人で立てる素晴らしい能力を持っています。自分の足で歩き始めればなんてことはありません。

2025年はそんな時代の幕開けを告げるような春分図だと思いました。