男性達こそ月に苦しめられている | 星の声、月のささやき

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西洋占星術を行っています。きがついたこと、感じたことを書き綴っています。

土曜日、月曜日、水曜日の19時更新予定

「女性は全員あげまん」との日記を書いたのですが、今でもそれはそう思うのですが、なぜ女性を大事にしない男性ばかりなのでしょうか?

 

それは恐らくそんな男性こそ「月」に縛られているからではないでしょうか。


勤めている男性の9割が程度の差こそあれ鬱だと読んだことがあります。

自分が望むような生き方をしていたら周囲に自然と感謝の念が生まれ、妻にも優しくするのではないでしょうか?
もともと暴力的だったのではなく、暴力や暴言によってしか自らの苦しさ、虚しさを発散することが出来ないのだとしたら?
 

この世に何のために生まれてきたのか?
これが自分のやるべき道なのだろうか?
この自分が何者であるかがわからない苦しさは男性も同じなのだと思います。

ではなぜやるべきことをやっていないのか?ということを考えてみると、
彼らの苦しさは私たちと同じで「太陽を使っていない」からではないでしょうか?

学校で月を使うように躾けられ、太陽を使うとわがままだと罵られるような洗脳を受けているとしたら?
目立たないように、人と同じであるようにと躾けられているとしたら?
例えば孫悟空の頭にはめられた輪のように少しでもはみ出すとあの頭の輪が締まるのだとしたら?
首に縄を付けられてどこにも行けない心理状態だとしたら、
それは牢獄に入れられたようなものではないでしょうか。

自分の本当の能力を存分に生かして生きるのは大変な勇気が必要で、死に物狂いで生きなければその道で生きることはできません。
このような太陽を使って生きている男性ならば女性の運を使って大きく成長することが可能でしょう。

しかし月に縛られ「常識」の檻に閉じ込められている男性をいくら女性が応援してもこの枠の中に閉じ込めるだけになり、苦しさは増すばかりです。

むしろ牢屋の看守にしか見えないかもしれず、こうなれば敵です。


もしもDVやモラハラが酷いならば彼らこそ太陽を奪われ月に捕まり、どこにも行けない檻に閉じ込められたような状況にあるのではないでしょうか。


夫がそのような状況であれば妻にも檻の中で留まっているようにと望むでしょう。

自分と同じ苦しさを共有してほしいと願うのかもしれません。

 

月に縛られている男性と付き合うには女性も徹底的に「月」である必要があるでしょう。
一切の口ごたえも反発もせず、自己主張はせず「社会の常識」「義両親の常識」に常に自分を照らし合わせ、夫に絶対服従であること。
具体的には夫の奴隷になり切る。
なぜなら夫こそ社会の奴隷(月)になっているからです。

 

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女性が太陽を使いだすと男性が無理やり閉じ込めた自分の太陽が自分も出してくれと騒ぎ始めます。
太陽がざわつくと月が抑え込みにかかり、少しでも太陽を輝かせる妻を憎む。
自分のために料理を幸せそうに作る妻にすら嫉妬心が湧き上がり、お前も月の世界に入れと言い出す。具体的には働けと言う。

しかし、いくら働いたとしても楽しそうに働かれたら太陽を使っていると見るので面白くありませんから相変わらず不機嫌なままです。

妻に仕事で成功されたら自分が惨めになるからです。

 

「月」の典型的な象意は

偏差値、学歴、月給、コンプレックス、皆勤賞、常識でしょう。

「男は泣くもんじゃない」「男はたくましくなれ」「男は一家を支えるべき」などなど、どれだけの「常識」に男性は縛られているのでしょうか。

かといって築き上げた家族を今更投げ出すわけにもいかず。
そんな視点で見たら男性達があまりにも哀しく見えてきます。

 

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この関係を変えるには夫がわずかでも太陽を使うようになる必要があるだろうと思います。
経済的理由や家族の縛りがなくなり月からの脱出を試みることが出来るようにならないと関係改善はないでしょうし、目の前にいる女神は牢獄の監守にしか見えない。

夫を牢獄から出すには夫が何かに挑戦したいと言った時、無条件で賛同し応援する覚悟が必要です。
この時周囲の誰もが反対するような挑戦に、あえて協力の姿勢を見せると絶大の信頼を得るでしょう。
それでしか夫婦の関係改善はないだろうと思います。

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「人が死ぬ時に最も後悔することは挑戦しなかったことや家族のために時間を使わなかったことだと言いますよ。身体が動くうちにやりたいことをやりましょうよ。」と言うと、皆さんハッとされます。

太陽を発動するのかもしれません。

ただし、これは安定した生活を突き壊す危険な言葉かもしれず、太陽を抑え込んでいる人に言えば月の猛反発があるでしょう。

 

月の目的は人生を奪う事なので、これを伝えるなら全てを壊すくらいの覚悟が必要でしょう。