原作者と脚本家のせめぎあいー冥王星移動 | 星の声、月のささやき

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私テレビを観ないので存じ上げなかったのですが…

話題になっていたので興味がわきました。

脚本家さんが作者の意図とは違う脚本にしてしまって、遂に作者の方が自分で脚本を書くことになったそうです。

原作者の方が脚本まで手掛けるなんて異例の事態ですが、こういうことって過去にも結構せめぎあいがありました。
一般視聴者からすると「とにかく原作に忠実に作って欲しい」と思ってるものなので、どうして変えるんだろうと思っていたものです。
 

でも著作権のことを考えるとむしろ変えたほうが良いのかもしれないんですよね。

原作を参考にした二次著作物は別の作品として扱われます。

原作者は二次著作物からの儲けって、ほとんどないんです。

せいぜい自分の出版した本の宣伝になるくらい。
もしかしたら、あえて変えることで違う作品にするのが著作権なども考慮に入れると妥当なのかもしれず、そうなると結構根の深い問題です。

さて、この原作者さんと脚本家さんの誕生日が分かったので調べてみました。
<原作>芦原妃名子 1974年1月25日
<脚本>相沢友子  1971年5月10日

牡牛座と水瓶座ですよ…
何とも因縁の組み合わせで、なぜこの人に脚本を依頼したのかと思うほど相性悪いですよ。
原作者の芦原さんは水瓶座に沢山の星が入っている人なのですが、
脚本家の相沢さんは火星とドラゴンヘッドが入っています。

作者の太陽を脚本家の火星が活性化し、攻撃してしまう。
そして水瓶座と牡牛座の相いれない価値観がぶつかってしまう。

表面的な部分は似て見えるのですが、深い部分が全く分かり合えず否定しあう相性なのです。
同じものをイイねと感じるけれど根本的に違うところを見ている。

原作者さんは水瓶座なので「自由に生きていいんだよ」というメッセージを送りたいのに、
脚本家さんは牡牛座なので「個性を恋愛や資産に結び付ける手段を表現」じゃないでしょうか?

水瓶座から見た牡牛座は既存の成功パターンからはみ出さないと感じるのですが
牡牛座から見た水瓶座は得体がしれず不安定に見えるでしょう。
だから安心できる王道の脚本に変えたくなるんじゃないでしょうか。
でも水瓶座からしたら、一番伝えにくくてデリケートで一番譲れない部分を削られたと感じる。
もしかしたら現実的な成功は脚本家の方がいじったほうが良かったのかもしれませんが、
お金で動かないのが水瓶座なんですよ。
お金より「自由」「個性」なんです。

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というわけで脚本家の相沢友子さんのホロスコープ。

大幅に脚本を変えてしまうのは原作者からも読者から見ても暴挙に思えますが、なぜそれを安易にやってしまうのか。
これは「月」ではないかと思います。
蠍座の月なので蠍座が幼いんですよね。
人の深層心理を推し量ることが出来ない幼稚さがあって「私の脚本のほうが絶対ウケる!」と変えてしまうのでは。
恐らくこれまではそれで良かったのでしょう。

原作を超えるほどの出来栄えのこともあったのかもしれません。


人気の脚本家さんで他の作品に手を入れてもそれが許されてきたのですが、今現在天王星が太陽にタイトに乗っているので、この姿勢を変えなければならなくなったのでしょう。

またn火星にt冥王星が接近しているので攻撃的な部分が極端に出ています。
怒りっぽくなってると思います。

木星が太陽星座に入っているので良くない面が拡大してしまったようです。

とはいえ致命的な配置がないのとキロン回帰なので春には和解して方向転換されるのではないでしょうか。
オリジナル脚本に定評があるので、そっちにいくんじゃないかと。
本当は自分で生み出せる人なので人の作品をいじるのは実は苦しかったかもしれません。

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原作者の芦原さん(トランジット)

冥王星がn金星とn太陽に接近しています。
水瓶座に星が集中しているので、次々と星が刺激されて行きます。

今後20年ほどは世界の中心になっていく人。


つまり、これは非常に冥王星的な事件なのです。

これまでのテレビ業界は原作者の意向を無視して全く違う作品にしてしまうことが常態化していたのではないでしょうか。
アニメやドラマで取り上げられたら実際原作者にもリターンはあったのでしょう。

でも「アニメ化、ドラマ化してやるよ」と原作者を無視し、ウケるためなら原作をどう扱っても良いと他の作品でも原作者の方は不満に思っていたらしいですね。
そこに対して原作者が声を上げるようになるのではないでしょうか。

 

芦原さんは今後このような騒ぎが出てくるたびに意見を求められるでしょう。

 

ところで原作面白そうです。

水瓶座の感覚がつかめるかも。