では、どうしたら脱皮できるのかと言うと挑戦をし続けるしかないんですよ。

沢山の失敗と挫折を経験した後でないと月星座が
「欠けている」ことが納得できないんです。
挑戦ってすごく勇気が必要なので、どうしても安定した方向に行こうとするんですよね。
もっと自分を生かせる環境があるんじゃないか、仕事があるんじゃないかと行動すると、だいたいは失敗の方向に行くので、くじけます。
なぜかと言うと月の視点で会社や場を変えても生き方の大転換をしてないから。
くじけきった先には
「方向転換」をするしかなくなります。
「ダメなんだ、自分にはできないんだ、違う方法を試すしかない」
「失敗してもいいから死ぬまでに挑戦しておかなければ」
となって、はじめて使われていなかった「太陽」に目が行きます。
自分の「月」をとことん、うんざりするまで経験しないと、太陽の方向で頑張ろうとしても、成果が出てくるまで少々の時間がかかるので、耐えきれず安全な「月」に戻ろうとします。
徹底的に挑戦した先に「太陽」しか残っていないならば、もう逃げようがないから「覚悟」するしかないんです。
「太陽」に向かうのは一旦リスタートをかけること、真逆に走っていたのを引き返すのと同じなので、とんでもなく不安です。
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「苦労したくない」と言ってる人はいつまでも月の生き方をしています。
ところが月で生きてる人こそ本当に苦労していませんか。
向いていないことをやってるんだから何倍も苦労する。
認められないからもっと他に合ってることがあるんじゃないかと次々職を変えて自己肯定感をさらに下げていく。
そうこうしているうちに身も心も疲弊して感情がなくなったり、心の病になってしまったり、身体にも変調をきたしたり。
もちろん、独り立ちだけが太陽を生かす生き方ではありません。
月がお羊座だったりすると社長になるのがかっこいいと思っているのですが、
実際には、てんびん座的な調整する能力を使ったほうが良いわけですから。
これは逆に挑戦をやめて楽に生きていいんだと許可を出す必要があります。
世の中の人が何と言おうと、それでいいんです。
そう決めれば不思議と許されて職場の調整役として人気が出たりします。
それは挑戦の先にしかない達観でしょう。
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だからと言って衝動的に退職や離婚をしても「月」から逃げられるわけではないんです。
本当に、やむにやまれずその状態になり、
「もう死んでも構わない」という境地に至った時にはじめて夜明けが見えてくると言う感じです。

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現代は太陽を使ったり、試せる環境になってきました。
結婚は自由だし、
働き方は自分で決められるし、
学歴関係ない仕事もあるし、
作品はいつでも何でも、自由に発表できるし、
言いたいことは我慢しなくてもいい環境もあります(ネットのサイトなど)
いきなり仕事をやめたり、いきなり離婚せずとも、自分らしい一歩は今すぐにでもネットで始めることができます。
成功者の本を読むことも、ノートに自分の夢をかき出すことだって挑戦です。
そしてコツコツと太陽を積み重ねて、
そこから本来の自分に戻る時にはやはり激しい逆風は起きます。
でも、ある程度のクッションを挟むことができるので「イチかバチか」という無謀な挑戦をしなくても良くなっているのは本当にありがたいことです。
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自分の内側から湧き上がる感覚を研ぎ澄ますと自分が捨てるべき「月」が見えてきます。
真に「月」を捨てることができれば、もう占いは必要なくなるでしょう。
意味のある悩みは全ての悩みのほんの数パーセントだと言います。
「月」を捨てれば、意味のない悩みはほぼ消滅します。
太陽が分かれば、使えるようになるのは太陽だけではありません。
月以外の全ての星の能力が使えるようになります。
「月」は持っているあらゆる星の力をけなしてくるので、ほとんど使えていないのです。
マドモアゼル愛先生は「月が分かればそれだけでいい」とおっしゃっています。
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ここまで書いて気が付きました。
この月から太陽への脱皮に至る経緯って、
「エヴァンゲリオン」のラストそのままでは…?
「僕はそのままでいいんだ」を獲得した先に「おめでとう」がある。
エヴァは、月からの脱皮を描いた作品ではないでしょうか。
本当に月を捨てた時の感動を描きたかったんじゃないでしょうか。
意味の分からないラストと言われているんですが
この意味が分からない人ばかりということは…