ずっと気になっていた犯罪のホロスコープを作ってみました。
あまりの凄惨な事件なので、向かい合うことができなかったのですが、このような事件に巻き込まれないように若い女性に何かアドバイスができるのではないかと思うようになりました。
「綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件」
1988年11月25日18時30分、東京
この事件はあまりの凄惨さに概要を全て読むことが出来ません。
本当に悪魔の所業です。
戦後最悪の凶悪少年犯罪と言われています。
どうしたらこのような犯罪に巻き込まれないのかと考えています。
被害者の古田順子さんのホロスコープを作ってみました。
1971 01.18
全く凶座相がありません。
非常に温厚で運の強い座相が現れました。
このホロスコープを見る限り、美人で女性らしい性格、活発で勉強家の性格です。
この事件に巻き込まれなければどこで何をしても幸せになり、安楽な人生を過ごせるか、成功する人です。
ではなぜこのような事件に巻き込まれてしまったのでしょうか。
恐らく凶座相が一つもないということがこの方の最大の欠点ではないかと思うのです。
人を疑うことがないのです。
悪い人なんてこの世にいないと思っています。
この犯罪グループの幼稚な演技に騙されて拉致されてしまったことからも、人を疑うことがない性格が想像できます。
そして、とても前向きなのでどんな過酷な状況でも何らかの解決手段を見出します。
拉致監禁から40日後に死亡されていますが、普通ならば目を覆うような凄惨な暴力を受けてもなお救出されるだろうという希望を失わなかったからこそ40日も生きておられたといえるでしょう。
↑事件発生時の天体と順子さんのホロスコープ
n木星とt木星はオポジション
n木星とt太陽が合
n金星とtPofが合
事件発生時は非常に魅力的な時だったと言えます。
ただでも魅力的な年代で、同世代の中でも優れた容姿を持ち、更に魅力が増していた時期となれば、相当目立っていたかもしれません。
↑当日の天体図
火星と土星、天王星、緩くはありますが月でTスクエアを作っています。
火星と太陽がトライン。男性に行動力があります。
金星は火星と木星とでヨード。
火星と木星につかまった金星と読めそう。
木星はこの企ての成功を暗示。
主犯の宮野のn太陽とt木星はこの時合です。
宮野の成功の時なわけですが、犯罪も成功したわけです。
実際、これだけの凶悪な犯罪にもかかわらず、犯行時少年だということで社会に復帰しています。
(その後振り込め詐欺などで儲けて豪遊していたそうです)
順子さんを拉致したときは満月でもないし、水星が逆行もしていません。
この日は満月から2日ほど過ぎていますが、この犯罪の計画の始まりは満月の日と予想します。
犯行時の宮野は冷静沈着な時で、非常に計画的な犯行を行っていて、衝動的にやったとは言えなさそうです。
一時の気の迷いや衝動などではなく、計画的犯行であり、罪は非常に重いと考えるべきです。
この男はライフワークが「犯罪」なのです。
さて、順子さんがターゲットになった理由には最初にバイクをぶつけた下っ端の湊 伸治という少年の「好みだった」ということを想像。
↑湊 伸治…1972 12.16
湊の太陽と順子さんの金星が同じいて座です。また、湊のPofは順子さんの金星と合です。
「惹きつけられる感じ」だったのです。
更に嫌な共通点は順子さんと湊の火星が合。
行動する場所が近いのです。
湊は火星、金星と月がオポジションになっており、火星が入っているので女性に対しては破壊的な感情もありそうです。
この原因は母親からの愛情不足がありそうです。
監禁された部屋は湊の部屋でした。
下っ端と言いながらこの事件では重要な役割を果たしていて、この犯罪では火に油を注ぐ役割があったのではないでしょうか。
宮野から命令されて仕方なく当たり屋をやらされたのではなく、積極的に自分から当たり屋を名乗り出ていたのではないでしょうか。
そして「好きなタイプ」の順子さんを選んだのです。
湊は出所後も暴力事件を起こしています。
もともと善良ではなさそうです。
主犯の宮野と湊には月と金星、火星の凶角があり、女性に対して暴力的な面が共通しています。
女性にバイクをぶつけるような暴力ができたのは主犯の宮野と湊だけだったかもしれません。
主犯の宮野(横山)裕史は出生時間によってはグランドクロスを持っていたかもしれません。
グランドクロスを持っていると犯罪を犯すわけではありません。
常に満たされないものを抱えていて、それが原動力で偉大なことを成し遂げることもあります。
しかし、この二人が同じグループであったことで、二人が共通して持っている女性への破壊的衝動のスイッチが入ってしまったのかもしれません。
それと同時に自分たちとは正反対の、何もかも持っている幸福な女性に対する嫉妬が果てしない暴力として止まることなく続けられてしまったのでしょう。
スクエアやオポジションの座相は凶角といいますが、何が「凶」かというと、自身の中に矛盾や葛藤が生まれ、前進を阻むのです。
犯罪に巻き込まれる場合なら、自分から犯人をあおってしまうような行動をしてしまう性格になる。
しかし、逆に犯罪者の心理がわかるので、危険を察知する能力があります。また、この犯人たちのように用意周到なので犯罪をうまく隠すこともできます。
一方、凶角を持たない人は善良で自己に矛盾がなく、相当悲惨な状況でも希望を失わず、場合によっては状況を覆したり、耐えきります。とても魅力的なので目立ちます。
しかし、警戒心がなく無防備でもあり危険を察知するセンサーがないのです。
凶角が一つもないとか、とても少ないと言う人は外出先では1人にならないようにしてほしいと思います。
一人暮らしなら本当に細心の注意を払ってください。
「人を見たら泥棒と思え」というくらいでちょうどいいのではないかと思います。
初見なのに親し気に近寄ってくる人物は特に警戒して下さい。
必ず信用できる誰かと一緒にいましょう。
この犯人たちは出所して一般社会に戻っています。
そして、4人のうち3人が何らかの犯罪を犯しています。
計画的だったと予想できること、犯人たちは反省をしていないことから、この中の何名かはサイコパスでしょう。
なぜ、何度も犯罪をおかすような人物を一般社会に戻すのか、本当に理解できないのですが、日本はそういう社会なので、犯罪に巻き込まれないように細心の注意をするしかありません。
順子さんの殺害のされ方は悲惨なので有名ですが、今でも若い女性が暴力の被害に遭う事件は頻繁に起きています。
何の落ち度もない未来ある若い女性を己の欲望のためだけに破壊したいと思っている悪魔がどこに潜んでいるかもわからないのです。
順子さんのご冥福を心よりお祈りしております。